舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

蛙男劇場

2007-07-27 23:56:38 | カエル偏愛
今日は私の大好きな番組をご紹介します。
その名も『蛙男劇場』。まんまでしょう。

これは筑紫哲也のNEWS 23内の1コーナーで、もともとは『蛙男商会』の名で深夜帯に放映されていたシュールなアニメの作者の方が製作している、一話完結ものの作品です。
時事ネタを風刺する内容で、そしてこれがもっとも肝要なことですが、出演者が全員カエルです。

決して「萌え~~~」なタイプのかえるさんたちではなく、妙にリアルな人間くさい体型だしテンションの低い台詞回しもシュールですが、独特の間が絶妙です。
そうとう上手いですよ、この作者さん。声の出演もご本人ですしね(私の記憶が確かならば)。さすがカエルをフィーチャーするだけのことはあります。

たとえば画像を見ればおわかりのとおり、今日は「選挙」がテーマでした。
のっけからモロ『かさじぞう』のパクリ感がただようおじいさんとおばあさん(もちろんカエル)が登場し、年金が満足にもらえないことによる生活の困窮から笠を作って商店街に売りに出かけます。

しかしこの商店街がおなじみシャッター商店街
当然笠は売れず、やがて「こっかいぎじぞう」の前にたどり着き、各地蔵の前にあるマニフェスト、いえご利益の説明を「どれも似たり寄ったりだし」とろくすっぽ読まず適当に一つのお地蔵様に笠を被せて帰宅しました。
ところがこのお地蔵様が「増税する政策です」というとんでもないご利益の持ち主で、おじいさんとおばあさんの家には早速お代官が税、じゃなかった年貢を取り立てにやってくる...というオチ。

このストーリーをカエルが演じているんですよ。
いやもう、たまりません。うちのかえるたちなど、蛙男劇場が始まると途端に視線が画面に釘付けになり、食い入るようにカエルたちの熱演(と言うには若干テンション低いが)を目に焼きつけているようです。
そのうち、うちの子の誰かが役者になりたがるんじゃないかという気がしてくるほどです。

かえるたちのバイブル、『蛙男劇場』。
永遠に放映してカエル本人およびカエル偏愛者(予備軍含む)を啓蒙しつづけていただきたいと思います。

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