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1981年のスワンソング~五十嵐貴久

2018-05-11 | Book

五十嵐貴久の「1981年のスワンソング」読んだ。主人公は松尾俊介。俊介は大学時代にITビジネスを起業するも挫折し、大手家電業界で働く28歳のサラリーマン。その俊介が1981年の下北沢にタイムスリップ。金もなし、友達、知人もいない1981年の東京でホームレス同然の生活を送ることになるが、偶然見た、大学生の2人組の音楽バンドと知り合いになり、1981年の音楽業界で働くことに。21世紀になってからヒットした歌を歌ったら大受け。21世紀からタイムスリップしてきた俊介がレコード会社の音楽ディレクター目の留まり、事態は思わぬ方向に。

女性音楽ディレクターの黒川小夜子の存在がストーリーをぐっと引き締めている。 81年代当時のから21世紀に入ったからのヒット曲がふんだんに出てくる。サザンオールスターズ、松田聖子、SMAPなど実在する歌手、バンドだけにやけにリアリティーがある。当時、アイドルだった歌手の素顔まで実名で暴露。オイオイ、こんなことまで書いていいのかよ(苦笑)。 今年読んだ小説で垣谷美雨の「老後資金が足りません」と並び、1,2を争う面白さだった。 1960年代生まれの音楽好きなら絶対、読むべき本。普段、本を読まない人でも苦痛なく読める。

当時はタバコを吸うことが当たり前というか、格好良い時代だった。 携帯、スマホ、インターネットもない時代。セクハラという言葉すら存在せず、働く女性にとっては厳しい時代だった。今振り返ると、カルチャーショックを通り越して、笑える。



表紙のイラストは大瀧詠一の名盤「A long Vacation」のイラストを担当した永井博。

昨日はマリーンズは移動日で試合なし。早くもコーチ人事の移動の発表があった。福浦さんがコーチ兼任選手からコーチ専任の肩書きが外れ、選手専任になるとのこと。2,000本安打まで足踏みしているから、後輩のバッティングのアドバイスどころじゃない。鳥越コーチがヘッドコーチに昇格。手腕に期待。

 

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