横関大の「沈黙のエール」読んだ。この作家の作品を読むのは今年４月に読んだ「再会」に次いで２冊目。主人公は都内の有名ケーキ店で働くパティシェの麻宮里菜。今風の名前から想像できるように⒛代の若手ケーキ職人。里菜はフランスへのパティシェとして留学を控えており、順風満帆のパティシエ生活を送っていたが、シュークリーム店を営む実家が火事に。店主の父親が焼死体で発見される。しかも放火殺人。
里菜は姉がいたが１０年前にガンで病死。兄の克己は高校時代は有望な高校球児だったが、高校卒業とともに野球を止めてからは放蕩の日々。母親は早死にしたため、男手一つで３人の子供を育てた父が放火殺人って・・・。捜査を進めるうちに兄の克己が容疑者に。数年後に定年を迎える上野警察署の片山刑事がイイ味だしてる。
人は善人面している人間が実は悪人だったり、悪人面した人間がイイ人だったり、ジキル＆ハイド。最後まで楽しめる推理小説。お薦め度、高いよ。294ぺージと適度な長さなので長編小説に有り勝ちな中だるみがなく、あっという間に読み切った。
この人の他の作品も読んでみたい。
昨日は仕事を終えてから２時間ラン。今年の走行距離は837キロ。昨日のマリーンズは横浜相手に２対１で惜敗。打ちまくった翌日は打てないジンクスがあるので不安だったが悪い予感が的中。涌井はこれで３試合連続で援護なし。先週の金曜日もそうだったが、勝たないといけない試合だった。エースに勝ち星がつかないと勢いがついてこないよ。
