レッツゴー!花輪ジロー!

日々の生活を写真とともに。グルメ、ダンス、マラソン、マリーンズ、旅行、本、英語、スペイン語、カラオケ、飲み会の話満載。

クロスロード~鎌田敏夫

2011-10-18 | Book

鎌田敏夫のクロスロード読んだ。7、8年前だと思うけど、一度読んだことがある小説。話の筋は覚えていたけど、初めて読む感覚だった。

鎌田敏夫は俺たちの旅に代表される青春ドラマ~トレンディ・ドラマの脚本家。この小説も富山の高岡を舞台にした青春小説。

高校を卒業して6年目の夏、同級生の葬儀で再会した主人公の前野を含む9人は、通学で使った橋で1年に1回会う約束を交す。男5人、女4人、社会に出て経験する様々な苦悩。登場する女性は香織と伸子、夏絵、真弓。それぞれ皆、個性があっていいね。


1997年頃に書かれた本。ということは登場人物は同世代だ。

主人公の前野まさひろは、高校生卒業後、茨城大学に進学。建築会社に就職するも家業の酒屋を継ぐために、富山に戻る。前野の性格ちょっと俺に似てかるも。

1年に1度、10年連続で橋の上に集う。毎年、全員が集まるわけではないけど、仕事、恋、実家との軋轢、同級生の自殺などが描かれ、変わっていく環境のなか、1年の重みが感じられていいね。たかが1年されど1年。

俺自身は大学卒業後しばらく高校時代の友達との付き合いはあったけど、徐々に消滅。この本の登場人物が羨ましい。付き合いが続いていれば、もっと人生に厚みがあっただろうね。

昨夜はタンゴレッスン。先生2人と生徒2人の小規模クラス。ジェバーダの復習と太股を使ってサカーダ。何回もデモで見てるけど、トライしたのは初。難しい・・・。

ケンジさん曰く、タンゴ・ダンサーの足は板前なら包丁のようなもの。綺麗に刺身をさばくように切れ。ブツ切りはダメとのこと。ケンジさんの指導は比喩が上手く面白い。