地球の危機!

私は、「環境goo」のファンです。
私も 地球を(人も)守りたい!

「資本家」

2011-08-01 08:51:35 | Weblog
「資本家」

1、
朝日新聞の「ニッポン、人・脈・記」の「俺たちのクルマ立国」シリーズに、こんな記事があった。

日本人が性能の良い車を研究して、開発して、生産して(設備投資をして、規模拡大をして)、売り上げも伸びた。会社の経営者は従業員にボーナスをはずんだ、と書いてあったと思う。
そうしたら、投資家から「投資家の分け前はどうなっているんだ?」と言われたと書いてあった。

まるで、「投資家の分け前も多くしろ! それが当たり前だろ」と言っているかのようだ。

儲かっているのだから、それも尤もなんだけど、とげとげしい言い方だったんだ。それで私はこの言葉が突き刺さって、頭から離れなくなった。


2、
投資家のジョージ・ソロス氏が、「年内に資金を全額返還する」そうだ。(7/28、朝日新聞) 「ヘッジファンドの運営者としての40年の経歴を終わらせる見通し」だそうだ。

ここからは、私が考えたこと。
私は自分の拙ブログで、「使い捨て社会だったらGDPは大きくなるけど、物を大事にして、気に入った物を長く使うようにする、とGDPは小さくなる」と書いた。

これは(ソロス氏が決心された事とは)関係ないだろうけど、GDPが大きい方が投資家は儲かる?

たくさん売れる方が企業は儲かる→投資家も儲かる。

物を大事に、長く使うようにすると、新品があまり売れない。→投資家はあまり儲からなくなる、という事かな?


1、2、から考えて、
投資家って、結果(株価)を見て、瞬時に判断するのですね。この会社の株が10円上がった。10円上げるのに、その会社はどれほどの努力をしたんだろう、などということは考えないのですね。

結果だけ(しか見ない)、そして間髪を入れず、パッパッと判断する。



(じゃあ、うつ の人なんかは、どうやって生きていったらいいんだ?!)


巨大企業ではない中小企業で、儲かっていない会社は、投資家から見たら、ゴミ みたいなものなのかな?



’雑草’は作られたのです。人間が野菜を栽培するようになって、稲なら稲を一面に植えて、中にヒエが混じっていると、ヒエは’雑草’になるのです。(’雑草’と見なされるようになった)

同様に、投資家が自分の仕事にな熱心なあまり、儲かっていない会社は、素通り(無視)したり、軽蔑の気持ちで見ると思います。

大きな利益を’上げなければならない’とか、損益では投資活動を中断せざるを得なくなる、などという事があるとすると、大企業化もしくは、大きな利益を上げている会社しか目に入らなくなるのではないかな、と思います。必然的にそうなると思います。

その見方(目線)が、損益の会社は、’つまらないもの’になり、1位のみ、2位以下は愚、となっていくのかな…   ?

かくして、「要らないもの」=「ゴミ」が生まれ、人間関係も同様になっていくのではないかなあ


’要らない人間’と見なされた人が、兵器=殺傷・破壊する物を作らないではいられなくなるのだろうと思う。

どうして、何が何でも大きな利益を上げなければならないか、というと、安心感がないからではないかあと思います。もう少しゆっくりだったら、安心感をもうちょっともてると思いませんか?


GDPは消費した物をお金に換算しているのですよね?

気持ちもーー安心感がある方が値が高くなるような、FDP(F=Feeling)とか、考えませんか?