地球の危機!

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「ダイオキシン」

2009-09-21 15:05:42 | Weblog
「ダイオキシン」

(『環境ホルモンの元凶は除草剤だった』 浅井敏雄著、文芸社より)

この本の中では、「除草剤」に殊更にこだわって、論を進めています。その理由は、除草剤の毒性がダントツにダントツに高いからです。

除草剤も色々な有害物質のうちのひとつ、と私は思っていたのですが、少子化も、アトピーも、花粉症も、あらゆるガンも、キレる子も、高血圧、不妊症、狂牛病も、アルツハイマーも、1年間に400万もの種が絶滅していることも、何もかもといっていいくらい、原因は除草剤だ! と書いてあります。

・除草剤は、殺虫剤、殺菌剤(土壌を消毒する薬)の50万倍(!)の毒をもつ。
・ゴミ焼却場から出るダイオキシンの50万倍近い量が、除草剤によって毎日の私たちの食品から体内に入り、ガンや成人病の根本原因になっている。その毒性は、青酸カリの1000倍(!)にもなる。

(ゴミ焼却場から出るダイオキシンの全体量のうち、呼吸により体内に入るものが、0.000003%、一方、食物連鎖によって入るものが、99.9999997%)

P.46
「人や虫は切断により簡単に死んでしまうし、弱い農薬でも同様に死んでしまう。しかし、雑草は、踏もうが、刈ろうが、なお生きていて、成長する。この強い生命力を有する雑草を殺すには、相当に強力な毒薬でないと枯れない。これを枯らすのが除草剤(枯葉剤)、猛毒ダイオキシンである。この除草剤の中心になっているのが、ベトナム戦争で使用されたダイオキシンに近い化学物質である。しかし、散布されている農薬(除草剤)の量・回数はあまりにも多い、ということを忘れてはならない。」
                               (引用終わり)

ダイオキシンの含まれている農薬は使用禁止になっているといわれるかも分かりませんが、確かに、ダイオキシン、及び、17種ほどのダイオキシン類は検査対象(使用禁止)にされています。しかしそれ以外の、200を超えるダイオキシン類は野放しなのである。

そして驚くなかれ、ダイオキシンを超える毒性をもった’ダイオキシン的猛毒除草剤’も作られているのである。

ベトナム戦争では、大量の枯葉剤が空から撒かれ、悲劇を生みましたが、驚くなかれ日本では、ベトナム戦争の800倍もの量のダイオキシン(除草剤)が撒かれているそうである。(現在も撒き続けられている)

日本列島全ての地下水、湧き水、名水、山の水も例外なく、雑草剤で汚染されているそうだ。

P.50
「ベトナムで撒かれたダイオキシンで、ベトちゃん、ドクちゃんなど奇形児のことが問題になったが、それとは比較にならない数の奇形児や未熟児、死産が増えているのが日本の現状である。

全世界の10%もの除草剤を撒いている日本の子供たちは世界的に見て体内に溜まっているダイオキシンの量が最も多いといえる。」     (引用終わり)

(本当なのか?)と思ってしまいますよね。

雑草剤を撒いて育てられた野菜や、それを餌に育った家畜、さらに川や地下水を通じて海に運ばれ、魚たち(食物連鎖の上のものほど凝縮されている!)の中に高濃度に蓄積されています。

除草剤に比べたら、環境ホルモン(新築の家に使われているホルムアルデヒドなど/ ポリカーボネイトの食器も/ 船底の塗料の有機スズも)、また食品添加物や電磁波などの害は微々たるものです。

しかし、これほどに強い毒性をもった除草剤に耐える雑草が出てきます。除草剤の毒性に耐える稲を作らなければならなくなります。そこで→遺伝子組み換えの研究の必要が生じるというわけです。

除草剤の毒性に耐える稲ですからね、もう無茶苦茶です。


「除草剤」を殊更に取り上げた理由がお分かりいただけたでしょうか?

今、人類は、絶滅に向かって、まっしぐら! です。



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ところが、ところが、その除草剤の害を消し去ってくれる「病気を治す米」があるというのだ。

どのようにして作られるかというと、

P.230
「まず稲籾は、稲の収穫の前に、種の中でも良く実の入っている穂から手で掬って取るそうである。それから本当の米作りが始まるという。

11月~4月頃までの半年間、種籾に愛情を注ぐというのだ。種籾の遺伝子は、過去何代かの間に農薬や除草剤、また過酷な気候条件などで傷ついてきているので、まずその遺伝子の傷を時間をかけて癒していく作業を行う。

それには備長炭や酵素、微生物、海のミネラル、セラミック等を用いて、傷を癒しながら誤った遺伝子情報を修正して行くというやりかたをとる。

さらにこの半年の間に、種籾に、本当においしい米になってくれ! 人の病気、ガンや精神病までも癒す米になってくれ! と念ずるのだそうだ。子供を育てるように愛情と念を注ぎ込むのだそうだ。

そして、クライマックスの苗を育てる時期には、それが頂点に達する。

自然塩水、酵素、備長炭、薬石、セラミックス、松、竹、梅の木の微生物など、自然界の恵みを総動員させて育苗に自分の全精力を注ぐのだという。愛情も念も最大限注ぐ。

         (中略)

まさに、(この農法をしている)佐藤さんが期待するように、ガンや難病から精神病までもが治ってしまう米、それを食べるだけで病気が治ってしまう米が実際に出来上がるのである。こんな奇跡的な農業が出来るのは人間だけである。

まさに神様の創造の業のようではないか。人間の思い通り、期待通りにそこに投入した愛情の量と深さに応えて、種が、苗が育っていくのである。(後略)
                                (引用終わり)


どう思われました?

この、稲に注ぐ愛情の何分の一か、何十分の一かでも、人間に注いだら、世界は、パッと変わるのではないか知らん? て、  私は思ってしまいました。