地球の危機!

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「非難合戦」

2010-12-07 20:13:40 | Weblog
「非難合戦」

私は、「アメリカは、非難合戦の国だな」と思います。


例えば前回のⅢ、のような、オバマ大統領に対する非難でも、どんな非難であっても、いつも、言う方は全エネルギーを結集して言うように見える。私なんかは、(言われる方は辛いだろうな)と思ってしまう。

アメリカは「困難を乗り越えて進む」事こそが最高の価値とされているようだから(オバマ大統領の就任演説でも、このことが言われていた)、非難されても(辛い)と感じてはいけないのだ。感じても、乗り越えなければいけないのだ。

乗り越えられなかったら、弱虫、役立たず、クズ、のように見られるのではないだろうか。

非難されても誰もかばってくれる人はおらず、負けることは許されていない事が、例えば日本の神戸児童殺傷事件の少年(当時)Aが、小動物から人へと殺していった(殺さないではいられなかった)ように、こういう行動を引き起こすのではないだろうか。

白人以外が苦しむことで、アメリカ人は、自らを慰めている(慰めないではいられないのではないかと)、うがった見方かもしれないが、思ってしまう。

「白人は神によって選ばれた」というのも、そうやって自分たちを高くしておかないと、慰めとか安心感がない熾烈な状況に置かれているから、やっていられないのだと思う。

「困難を乗り越えて進むのが望ましいけれど、乗り越えられなかった場合には、こうしたら良いですよ」ということも合わせて言ってほしい。でないと、白人以外が迷惑を被る。植民地支配をするのも、されるのも、もう嫌だ。


アメリカ社会を、もう少しスローにしていただきたい。そして、アメリカ人以外の人々のことも配慮できるだけのゆとりを作ってください。