地球の危機!

私は、「環境goo」のファンです。
私も 地球を(人も)守りたい!

「江華島条約」

2009-12-07 09:15:59 | Weblog
「江華島条約」

「歩み来て未来へーー日韓併合、評価めぐり変化や提起」(山陽新聞、12/6)、の記事に

韓国の英雄とされる安重根(日本にとっては伊藤博文を殺した憎っくき相手)の手形がビルに大きく掲げられていた。

私は、(当時の世界情勢を見たら、開国し、朝鮮独立、は大正解の筈だろう。安重根こそ非難されるべき。韓国はまだこんなこと、やっているのか)と思った。

だが、たまたまというか、前の晩に「冬のソナタを恋した人へーーお願い! これだけは知っておいて」(林えり子著、グラフ社)を読んでいて、

P.96「威圧的な交渉態度」の所に、(全文は→(*))

「日本は威嚇的な態度で調印に至るのですが、このやり方は黒船でやってきたペリー提督のやり方そっくりだったと後に当事者が語っています。

日本はアメリカにやられたことを朝鮮にやり返したのです。」

のところで、私は(今更ながら)、(ああそうか! 朝鮮は「やり方」を問題にしていたんだ!)と思い至りました。

この安重根の手形(左手の薬指と小指の長さが同じ=薬指を切って国旗に「大韓独立」と書いた、というのは本当? 逸話?)は、

「日本よ、高圧的なやり方をするな! 卑怯だぞ!」という叫びだったのだと思います。


これなんだ! 上意下達は嫌なんだ!

「普天間基地」が大変だけど、上意下達で高圧的なやり方をする限り、基地が4つでも5つでも必要になるんだ。

このことについて、アメリカは考えてみようとしてくれますか? (鳩山首相の「友愛精神」は、大いに結構じゃないですか!)


(*)

「威嚇的な交渉態度」

大院君(朝鮮王朝の第26代の高宗王の実父)は排外政策で知られ、鎖国をしていたのです。その大院君が引退したとの報を得た日本は、1875年、朝鮮との国交開始の交渉を始めます。日本の高圧的な態度に交渉はうまくはかどりません。いらだった日本政府は、測量の名目で軍艦3艘を朝鮮近海に派遣することを決めます.江華島の沖に軍艦を停泊させると、ボートで島に接近しました。

すると、直ちに島から砲撃を受けました。江華島はソウルへの出入り口の要塞ですから、許可無く外国船は通過できません。砲撃を受けたボートが本艦に引き返すや、今度は日本軍が江華島めがけて応戦、砲台を爆破しました。

このあと始末としての交渉が日朝間で始まります。

このとき日本は威嚇的な交渉態度で調印にいたるのですが、このやり方は、黒船でやってきたペリー提督のやり方通りだったと、後に当事者が語っています。

日本はアメリカにやられたことを朝鮮にやり返したのです。

この調印が江華島条約です。外交関係は良好に結ばれませんでしたが、日本人なら誰でも無税という特権をこの条約で手に入れました。朝鮮は鎖国を日本によって破られ、まず、釜山、次に元山、それから仁川が開港し、日本の商人が進出しだします。朝鮮は無税の不利はおかしいと是正を求めましたが、日本側は聞き入れませんでした。