あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

ついにトドメ、週間ゴング 廃刊。

2007-03-01 | 映画・書籍・DVD
休刊かと思ったら廃刊とは・・・これは事態が深刻です。
週刊ゴング、ついに廃刊…10億円債務“とどめ(ZAKZAK)
日本スポーツ出版社(日スポ)発行の老舗プロレス専門誌「週刊ゴング」が、
来週水曜の発売号での廃刊が決まったことが1日、明らかになった。複数の
関係者によれば、会社側が先月27日までに担当編集者に今月一杯で解雇する
と通知をしたという。
解雇通知は週刊ゴングだけでなく、兄弟誌の「ゴング格闘技」「LADY’S
ゴング」の担当編集者も同様で、同社が発行する主要3誌が揃って幕を引く。
ゴングの杉本喜公統括マネジャーは、夕刊フジの取材に「そういう話が広まり
つつあることは知っています。ただ私の立場では、今は止めるとも止めないとも、
なんともいえません。来週発売するゴングの誌上で、なんらかの話を載せること
になります」と語った。

休刊の場合は、雑誌コードを返還しないので、もしかしたら?があるパターン。
といっても、まず ない(キッパリ)。
私が知ってる雑誌だと・・・リラックスくらい。

廃刊は雑誌コードを返還(放棄)するので、もう発行しないよ~ん、と宣言して
いるわけど、コレは相当なもんでしょ。

ファイト最終号に期待した大爆弾記事をゴングで是非とも!と思うけど、
その役目は、もうムック本で散々飽きたし、冷静な記事内容でゴングを支持して
いたので いやはやなんとも。

↑のようなことを書く人間に限って、買わないんだけどね、反省。
だけど、ネットでプロレス情報が即日収集できる上、現地の神もいる。
生(ライブ)でなくても、写真よりは、CATVの方が迫力ある。
東スポや紙プロみたく、自社独自企画や独占スクープが飛ばせない状況では、
週刊誌はキビシイ時代なのかも。

前にも書いたけど、DVD付きは企画としてもよかったし、
いつもは数日は店頭在庫が残ってるのに、即日完売だったんですよ、
近所のコンビ二で。

メダマの橋本vs栗栖は、ちょっと期待ハズレ。
アニマル浜口vsディック・ザ・ブルーザーは、国際再評価な気分にピッタリ。
解説も、当時の国際プロレスは~という調子だったし。
あと、猪木vsストロング小林の会見音源は、今まで文章では散々読んでたけど、
ラジオで鍛えた妄想心を持つ私の世代には、その時の殺伐な臨場感が楽しめた
内容だったと思います。

・・・そういえば、友達に貸したまんま行方不明だ、あのDVD。

★カズ・TAKAの代わりに来日したナゾのメキシコレスラーには、正直びびってタヂロキましたw。それと、親日春G1の棚橋の優勝予測は、バーナード2連覇。オレがベルトを持ったマンマ優勝のありがちコメントよりはいいけど・・・なんか微妙。あ、バーナードではなくて、棚橋のセンスね。と、ゴング廃刊でも、春先に向けて動きだしたプロレス&格闘関連ブログのお探しはココをクリック★
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週刊ゴング廃刊かッ!

2007-02-19 | 映画・書籍・DVD
ZAKZAKソースだけど、ファイトに続き、ウ~ン、マンボ!※意味不明
週刊ゴング廃刊寸前…プロレス&編集ド素人社長が粉飾 (ZAKZAK)
老舗のプロレス雑誌「週刊ゴング」が廃刊危機に陥っている。同誌を発行
する「日本スポーツ出版社(日スポ)」社長で、コンピューター関連機器
会社「アドテックス(ア社)」の社長も務めていた男に、警視庁がア社の
民事再生法違反(詐欺再生)容疑で逮捕状を取り、行方を追っているのだ。
日スポは経営難の噂が絶えなかったが、これで再建も暗礁に乗り上げるのは
必至の情勢だ。


週末2日とものハードワークdaysを切り抜けたと思ったら、
ファイトに続き、ここも、きたか。

一番燃えていたときは、週プロのター山信者で、ゴングは立ち読み派。

その後、ター山信者のライター記事にうんざりして、東スポ一辺倒。
ここでも、グラビア(not女子プロ)がよっぽどいい時以外は、
やっぱり立ち読み。

社会人になってから、ほぼ.web、紙メディアは、東スポ&ファイト派。

最後にかったゴングはDVD付きの号。あの企画はそのまま継続すれば、
単価100円UPしても(たまに)買ってたと思う。

というのも、情報や結果、写真は、.webで充分。
DVDった、家に帰ってビールでも飲みながらとか、買い逃した友人と
トーク交わしながらと、楽しみ方のシチュエーションが広がった企画
だったような気がする。

市販のプロレスDVDを買うのはなんとも。という気分でも、
雑誌感覚で買えるというのはよかったのに。

そういえば、週プロも、誌面や編集方法を刷新したのが最近。
こちらも大丈夫ですかね?

★かなり盛り上がったらしい新日&全日両国興行。中嶋くんベルト奪取!カズ・TAKAら離脱を示唆。新日は中邑がデスマッチでの真壁再対決を示唆。ご本尊がIWGP戦に名乗りと。週末の老舗2団体両国興行の観戦記や感想などプロレス&格闘関連ブログのお探しはココをクリック★
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その2『プロレスは死なない!?』99.2.15ブルータス レビュー

2005-05-12 | 映画・書籍・DVD
その1も書籍・雑誌カテにありますので、よかったらご参照くださいね。

威風堂々仁王立ち、鉄人招聘はヌルさなしの企画勝ち。

まずは、画像から。
時事ネタとして、前田兄ィとテーズさん。
90年代って、やけにレジェンド引っ張り出しての権威づける
ムーブが流行だったような。
今のHERO’Sもその流れなんでしょうけど。
それが前田兄ィ世代になってきたのも時代の流れでしょうか。


マガジンハウス『ブルータス』99.2.15号、特集
プロレスは死なない!?
20世紀最強の鉄人ルー・テーズが緊急来日。
激動の日本プロレス9団体を観戦する。


内容ですが、テーズさん(82歳)を招聘、当時のマット9団体を
観戦批評するのがメイン。
その1で書かなかった残り団体へのテーズさんコメントとまとめを。
メインのカード/選手など時代を感じさせますねぇ~。

○『高田VSヒクソン』
 ~力道山、ゴッチなら、ヒクソンを簡単にやっつけてくれると思うが…。~
 ⇒鉄人のコメント爆発!曰く、
  「フーリッシュ(馬鹿げている)」
  「(高田さんへ)怯えた小動物のようだ。」
  「どうして高田は裸足なんだ!?慣れないことはやるもん
   じゃない」
  「高田が上になったシーンだが、<中略>(ヒクソンを)
   ひっくり返してSTFを決めろと言っているようなもんだ」
  「私もゴッチも力道山も、ヒクソンなんか全然問題に
   しなかったぞ!」
  
ときたもんだ!
  たしかにねぇ、技術体系無視な鉄人コメントは、ある意味アツいかも?

○『バトラーツ』
 ~グレコローマンスタイルに感銘をうけたよ、大塚くん。~ 
 ⇒鉄人がアレクさんべた褒め!このときアレクさんマルコ・ファスを
  破った後くらいで、「もしかして、バトラーツ最強!?」なんて
  私も思っていたころです。
  まだトンパチパンツのヨネさん・石川社長がいたころもなつかすぃ~。

○『FMW』
 ~相手の攻撃を待ってちゃダメだよ、ハヤブサくん。~
 ⇒メインは冬木さんVSハヤブサさん、両者とも現マットにいないのは
  さびしい限り。鉄人曰く「日本の中のアメリカンプロレスだよね。」
  は、冬木さんにとって最高のほめ言葉か。

○『無我』
 ~キミが「いい人」なのは、よく分かるけど…、藤波くん。~
 ⇒日本を代表する9団体になぜ無我?というのはOTT、
  団体スタイルより、ドラゴンの「人のよさ」を語りだした
  鉄人は、団体として継続しないだろぉ を読み取っていたのか?
  メインは「ドラゴン&中野信市VS西村修&石川雄規」。
  西村さんが、プロレス界アーミッシュとして、今みたいな
  ポジションになるとは思ってもいなかった!

○『K-1』
 ~ハイキックで来るのは、分かっていたハズだ、安生くん。~
 ⇒説明するとメインの「佐竹○VS安生戦●」へのコメント。
  ここで鉄人のボクサー対策を紹介、曰く「パンチを一発もらう
  と多分終わり。だから私は、四つんばいでマットを速く走る
  練習を積んだね。」とのこと。
  永田さんも、前田兄ィ刺客のキックボクサーにはコレで対策を?

こんな感じです。90年代って今に考えると、
団体乱立・いろいろとプロレスの未来に夢がもてた
時代だったんでしょうかねぇ、自分なりに。


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その1『プロレスは死なない!?』99.2.15ブルータス レビュー

2005-04-04 | 映画・書籍・DVD
威風堂々仁王立ち、鉄人招聘はヌルさなしの企画勝ち。

昨日、雑誌系の古本屋でみつけたのが、
マガジンハウス『ブルータス』99.2.15号、特集
プロレスは死なない!?
20世紀最強の鉄人ルー・テーズが緊急来日。
激動の日本プロレス9団体を観戦する。


表紙の画像UPしましたけど、ど~ですかお客さん(アントン調)、
テーズさん&堂々としたフォント題字使い、惚れましたw。

で、内容ですが、テーズさん(82歳)を招聘、
当時のマット9団体を観戦批評するのがメイン。
専門誌ではなく、雑誌1号1企画のためにテーズさん招聘。
バブリーなマガジンハウス感が漂いますねぇ~w。
時代背景は、全日四天王時代、高田さんグレーシー敗戦、
リングスは前田さんカレリン戦前、新日は橋本さん政権時代。

ちなみに「テーズさんプロレス4箇条」とは、
1.プロレスは骨折競技ではない。芸術でなければならない。
2.歴史を作っていけるのはレスラーであって、歴史家ではない。
3.プロレスラーに必要なもの?心・技・体に決まっている。
4.プロレスが幻想どと言うなら勝手に言え。子供たちにこんなに
  多くの幻想を与えられる幻想はほかにあるかね?


各団体の評価とコメント題字は以下の通り。

○『リングス』
 ~グットコンディション!!いいハートをしてるねぇ。ヤマケンくん。~
 ⇒前田さんカレリン戦を激励、ヤマケンVS田村戦、ナイマンVS
  金原戦に感動。U系は直接指導した選手多いので、やや甘口か。

○『新日』
 ~タフマンコンテストじゃないんだから、橋本クン。~ 
 ⇒橋本VS天龍G1戦、チョップ合計109発が放たれた試合に対し、
  鉄人曰く「私とリキの試合をみろ、観客の目をチョップのタイミングに
  集中させるタクテクスに長けていれば、試合はチョップ1発で成り立つ」。
  蝶野さんSTFに「治療が必要」とダメだし。

○『全日』 
 ~関節技をキメられている時に、タイツを上げてる余裕はないだろう、
三沢クン。~
 ⇒三沢VS小橋戦年間ベストバウト試合。鉄人辛口批評「レスリングの
   動きがない。カウント2.9なんて考えられない、レフリーがスリー
   カウント目を振り下ろしたら終わりだ。」。全日ファンはレスラーに
   対してあまりに盲目的ではないか?との指摘あり。

○『パンクラス』
 ~すぐに殴りにいかなかったキミの試合にレスラーのプライドを見たぞ、
船木クン。~
 ⇒「いいんじゃないか。第一試合から興奮させてもらった。」と真剣勝負
   好きなテーズ感を披露。船木さんVSジョン・レイケン戦は「非常に
   美しい試合を見せてもらった。」謙吾さんデビュー戦は「単なるボク
   シング。レベル的には一番低いね」と今を暗示させるコメント。

~続きますねぇ~

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前田、佐山、高田総統、プロレス復帰記念 ~総格始動前夜~

2005-02-10 | 映画・書籍・DVD
机を整理していたら、93年のナンバー誌格闘技特集号が
でてきました。
93年・・・リングス全盛、K-1開催前夜、佐山さん
シューティングの布教中、北斗旗ルールなど総合格闘技の
一般化前という感じです

タイトルがいい、
「格闘者たちよ!」
ということで、少しプレビューを。

表紙:フライ(ドンではなくディック)、現プライドのロシア勢の
   ごとく怖さありあり。

寄稿:夢枕獏先生による、総合格闘技への待望。全てはアントニオ猪木に
   始まったは、今のMr高橋本などみていると少し失笑。
   団体は、リングス、シューティング、K-1開催前の正道会館、
   佐山さん布教中のシューティング、北斗旗、“最強”のころの高田さん
   など。前田さんは、ヴォルグ・ハンにすでに負けていたのとオランダ勢   
   台頭で影薄。

特集:「佐竹十番勝負」ウィリー、ドン中矢二ールセンなど対戦解説。
           このころの正道会館ってえらい殺伐。
           アーツ戦であばらを折る、ひじ打ちで快進撃など

   「平直行特集」今の世代で、グラップラー刃牙のモデルが平さんって
          知らない人の方が多いかも。もし、平さんまだ現役なら、
          K-1MAXあたりで、魔裟斗あたりにヒップドロップ
          入れてたりして。

   「リングスオランダ特集」暗黒街な感じがいい!棟梁のドールマンの
               飾り窓の用心棒やマフィアにならないための、
               選手を育てているというコメントや、フライ
               など現役選手も「用心棒」やっている、
               ナイフや拳銃でうたれるのはザラ、逮捕される
               ことも当たり前という部分が、オランダ勢の
               「凄み」を強調!

   あとは、北斗旗やホリフィールド、まだスイス在住・まだ前の奥さんの
   ころのアンディ・フグなど、ハンのロングインタビューなどです。

たらればとなりますが、リングスって「総合格闘技」へのインターゲートを
作った団体って再実感しました。また、前田さん(というよりWOWOWの
広報なんだろうけど)ところの「ガイジン」の売り出しかたが、うまい!
プロレス臭を感じさせず、リアルダークな匂いをプンプンさせたところが
うまかったのかなぁ?

特にオランダ勢の「アムステルダムの用心棒」「ナイフや拳銃もった相手にする
のは日常茶飯事」とか、ハンの「コマンドサンボは人を壊すのが目的」とか。
当時の他のプロレス団体は、「あんなわけのわからん外人よんで・・・」とか
言ってたけど、今なら「一般視聴者からも評価される外人」になるのでは、と
思います。 

で、私がリングスで一番違和感あったのは「ベルトがない」こと。
月桂樹の王冠だったけど、一番強い者が明確にならないことに
感情移入できませんでした。
前田さんより、フライとかハン応援していたし。

この後、UWFインターの「高田VS北尾」があったり、
K-1開催(週刊チャンピオンで、佐竹さんを主人公にした「隣の格闘王」
なんてタイアップやってましたね)・・・とつづくわけです、
変わらないのは「佐山さんのデ○ぷり」ですね。     


ということで、今年は前田さん・佐山さん?・高田総統が
「どんなアクションで、プロレス回帰を狙うのか?」に期待です。