今日は妻と映画館デートをしてきました。でも、結婚して20年以上ですから、トキメキがないのは残念ですが、、、緊張せず(当たり前ですが、、、)リラックスして出掛けることが出来ました。ただ、見に行った映画はロマンチックとはほど遠いものでしたが、、、。
見た映画の題名は「オッペンハイマー」です。
実はこの映画、先月からアメリカやオーストラリアで上映が始まっていて、バービーと並んで、今年のブロックバスターと言われている映画なのですが、、、、日本での上映はないと思われます。
その理由は、、、、この映画の主人公の理論物理学者、オッペンハイマーは、原爆の父と言われている人で、ユダヤ人として生まれ、第二次世界大戦中はロスアラモス国立研究所でマンハッタン計画を指導した人物です。ただ、大戦後は核兵器反対活動をしていたからか、身内が共産党員だった為にスパイ疑惑をかけられて、休職処分になるなど、晩年は名声とは真逆の最後だったようです。喉頭がんで62歳でなくなりましたが、やはり、核実験で放射能を浴びたことが、癌の原因になったと僕は思っています。
彼の半生を描いた伝記映画なのですが、、、原爆の実験や広島への原爆投下に成功した時、研究所で原爆を開発、製造した人達が嬉しそうに騒いている場面は、、、日本人には受け入れがたいものだと思いました。
朝日新聞デジタルの記事にもありましたが、広島、長崎での原爆投下によるの被害について、あまり描写が出てこないのも日本人にとって、残念なことと言えるでしょう。
僕も広島の原爆資料館で原爆について、多少は学んだつもりですが、、、核爆弾はいくつもの被害の段階があり、
1,爆発時の熱線。これにより、失明、ケロイド、皮膚の喪失、人体の炭化などが起こり、
2,衝撃波とそれに伴う爆風により、建物崩壊、人間やガラスなど全ての物が何メートル、何十メートルも吹き飛ばされ、
3,都市火災により、人間、建物その他が焼失し、
4,長期におよぶ放射能汚染による癌などの健康被害。
ご存じの様に原子爆弾は都市を丸ごと消滅させてしまう恐ろしい兵器ですから、、、しかも水素爆弾は原子爆弾のさらに千倍も強いそうですから、絶対に核爆弾は使用してはいけないと、唯一の被爆国である日本は、引き続き世界に訴えていかなければならない義務があると思います。
この映画、いずれ日本でも見られると良いですね。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。