オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

リタイヤは早い方がいいか?

2023年08月18日 18時04分06秒 | 早期退職

今日のお題のリタイアは早い方がいいか?ですが、、、昨日、近所に住むニールとペムのカップルと話していて、リタイアは何歳ぐらいが良いか、という話題になりました。

リタイアした人々は、今まで仕事に行っていた、毎日8時間、或いはそれ以上の労働時間と通勤時間の合わせて10時間以上を家で過ごすようになりますから、、兎に角、時間がたっぷりあるわけです。

僕の場合、仕事をしていた時は、毎朝、息をつく暇もないほど忙しくて、秒単位で、朝食、歯磨き、シャワー、身支度などをして、車に乗って仕事場に向かいました。帰宅途中も食材の買い物、帰宅後の散歩、食事の準備、後片づけ、その後で、寝るまでの2時間ほどしか、ゆっくり出来る暇はありませんでした。

ただ、仕事は基本、話すのが仕事だったので、、仕事が終わって帰ってくると、あまり家族と話す気にもならず、かと言って、本や新聞を読む気にもならず、頭を使わなくてもいいテレビ番組や映画を見て寝るまでの時間を過ごすことが多かったです。そして、睡眠は、疲れていたせいか、早く眠りにつくことが出来ましたが、朝4時ごろに目が覚めてしまうことが多かったです。そこで仕事の段取りを考え出すと、2度寝は出来ず、睡眠不足のまま、次の日は仕事に行くことの繰り返しでした。

リタイアしてみて、何が困ったかと言えば、人と話すことが極端に減ってしまったことでした。でも、散歩中には近所の人とすれ違いざまに立ち話のお喋りをしたり、ハイキング友達やスキー友達と出掛けたり、ここ2か月程は、SNSで友達ができたりして、人と話すことが再び多くなっている気がします。

リタイアするのは、早ければ早い方が、リタイア生活に順応し易いのではないか、というのが僕の意見です。

55歳で早くリタイアした人は、体もまだまだ、丈夫で健康、痛いところもあまりありませんから、僕の様にスキーやローラースケートなど、新しい趣味やスポーツを始めることが十分に可能です。それに、近所の友達や、趣味の友達、SNSの友達など、様々な友達や知り合いが作れます。旅行に出かけて色々な経験が出来るし、その気力、体力があります。

そして、その10年後、65歳になるころには、近所にも、そして、趣味やスポーツを通しても、沢山の友人や知り合いがいて、それからの10年、20年を楽しく過ごすことが出来るのではないでしょうか。

これに対して、65歳でリタイアした場合はどうでしょうか。55歳でリタイアした人よりも10年余分に働いた分、55歳でリタイアした人よりは沢山お金を持っているとは思います。しかし、健康面では、高齢まで、無理して毎日体に鞭打って働いたつけが回ってきて、、、体があちこち痛かったり、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が出てきたりして、あまり健康とは言えない人が多いのではないでしょうか。

そして、仕事で体力、気力を使い果たした頃にリタイアしても、新しいスポーツや趣味を始める気力と体力は残っていないのではないでしょうか。どちらかと言えば、居間のソファーに座って、テレビやユーチューブでも見て一日を過ごす方が良いと思う65歳の高齢者が多いのではないでしょうか。散歩も一日、20分で十分かもしれません。

65歳でリタイアしても、今まで仕事ばかりしていたわけですから、近所にあまり知り合いはおらず、散歩に出かけても、知らない人ばかりで、散歩をすることが億劫になるかもしれません。そして新しい趣味やスポーツが始められなければ、人に出会えませんから、友達を作る機会が極端に減ってしまいます。

日本では、夫がリタイアした途端に、家に籠って一日中テレビを見るのに妻が耐えられなくなって離婚してしまう、というケースが多いようです。夫が出掛ける所と言えば、競馬場か、パチンコ店、図書館ぐらいでしょうか。でもこういう所は新しい友達と出会える場所ではありませんよね。

いずれはリタイアしなければならないのですから、、、出来るだけ早くリタイアして、気力と体力のある内に趣味やスポーツ、散歩を始めて、その活動を通して、沢山友達を作り、長い老後を楽しむのが最良だと考えています。

まとめると、

55歳リタイア組 老後の資金は少ないが、趣味や近所の友達が多く、健康で長く幸福なリタイア生活を過ごせる。

65歳リタイア組   老後の資金は多いが、趣味や近所の友達が少ない(いない)、病気がちで孤独な短いリタイア生活になる。

皆さんはどちらを選びますか?

僕は55歳でリタイアしましたが、丁度良い年齢だったと思います。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。

コメント
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