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京都府助産師会オフィシャルblog

1月14日 令和5年度産前・産後訪問支援員養成講座(北部会場)プログラム2日目が開催されました。

2024年01月21日 | 会館管理
令和6年1月14日、福知山駅すぐにあります、市民交流プラザふくちやま にて開催されました。この講座は、京都府健康福祉部こども・青少年総合対策室主催の「子育てピアサポーター養成事業」で、京都府助産師会が運営を行っています。

受講者の皆さんは、この日までに11講座をオンデマンド受講され、本日は最終日で会場にて行いました。
本日のプログラムは、対面講座ならではの、実習やロールプレイ等体感型プログラム中心の講座でした。

最初の講座は、
「育児支援のポイント」~子どもの事故と予防
一般社団法人いんふぁんとroomさくらんぼ 代表理事 松野敬子さまのお話でした。

安全とは何か。絶対的な安全はない前提で、では安全をどう捉えるか、という理論的なお話や、事故防止の具体的な対策など興味深いお話が伺えました。

とくに誤嚥について、子どもの発達に合わせた形やかたさの選定も大事ですが、咀嚼によって口の機能が育つ視点に立って、かむ力をどうつけるかが、現代の課題であることも学びました。
食べやすい柔らかい食事だけでは、誤嚥予防につながらないんですね。多くの方に知っていただきたい内容でした。


2つ目の講座は、
「産前・産後訪問支援員の活動の実際」
まいづるファミリーサポートセンターアドバイザー 上野和美さまと小野範子さまのお話でした。

ファミリー・サポートセンターの概要から、支援員としての活動内容や体験談、大切にしていること、関わりのポイントなど詳しく知ることができました。講座後の質問も多く、どのような活動をしていくのか想像することができ、充実した時間となりました。


続いて、
「今と昔の妊娠・出産・子育て事情の違いを知る」
~今どきの子育て世代の心強い支援者になるために パート2

京都府助産師会による 沐浴の実習と、実際の対応コミュニケーションについてロールプレイ演習をしました。

沐浴実習では、和気あいあいと和やかな雰囲気の中、皆さん熱心に取り組まれていました。


ロールプレイ演習では、産後のママと支援員という配役で、様々な場面設定を提示し、各々の感じ方や、コミュニケーションの工夫を学びました。

傾聴のために、何が必要だろう。
共感とは、具体的にどういうことだろう。
産前・産後のママに寄り添うために、どのようなコミュニケーションスキルがいるのだろう。

このような学びを重ねた皆様が、産前・産後のママの味方になって寄り添えることは、ママたちにとって、どんなに大きい力になるだろうと思います。



最後に、修了証の授与が行われました。
受講者の皆様、大変お疲れさまでした。

これからも学び続けることを、支援員の皆様にも、助産師の私たちにも求められています。
このプログラムでの学びを新たな出発点として、産前・産後を支える人同士がつながって歩んでいけることを願っております。


講座終了後のアンケートを一部抜粋させていただきます。
・現支援員さんのお話は、とても勉強になりました。また、実際にロールプレイングを行うことでコミュニケーションスキルが重要だと感じました。沐浴の実技も分かりやすく注意点を教えていただけたので良かったです。
・参加した方との意見を交換する場面が多くあり、自分以外の人の考えを知るきっかけとなりとても勉強になりました。
・具体的に安全と危険のリスクマネジメントが学べ、勉強になりすぐにママたちにも発信したいと思いました。どのように活動していけばいいか、実際に活動されている支援員さんの話は参考になり活動のスタートが見え良かったです。

※掲載している写真は参加者の了承を得ています。
文責 丹後支部 谷垣律子


12月3日 産前産後訪問支援員養成講座 南部会場3回目開催されました

2023年12月03日 | 会館管理
12月3日、京都アスニー(南部会場)で第3回目となる産前産後支援員養成講座が開催されました。この日は様々な講師による5つのテーマの講義という大変な1日となりました。


まず最初は、「市町村子育て世代包括支援センターと支援プランについて」というテーマで、四天王寺大学看護学部・看護研究科教授 上野昌江先生にご講義いただきました。

母子保健法や児童福祉法を踏まえつつ、私たちの生活に密着する地域での課題について講義いただきました。また、新設されたこども家庭センターについてもご説明いただき、産前産後訪問支援員の支援における視点の持ち方について教えていただきました。

次に、「妊産褥のメンタルヘルスとケア、子どもへの影響」というテーマで、京都府立洛南病院副院長 精神科医 山崎信幸先生にご講義いただきました。
妊娠中、産後に起こりうる精神疾患の定義や事例についてご説明いただき、注意点などをご講義いただきました。また、発達障害を持つ母親への支援のポイントや虐待予防の支援のポイントについて教えていただきました。
限られた時間の中でしたが質疑応答もあり、テーマへの関心の高さが伺えました。

お昼休憩の後は「子どもの発育・発達、育てにくさへの対応などを学ぶ〜赤ちゃんの視点から子育てを考える〜」
というテーマで、くわはらこどもクリニック 院長 桑原勲先生にご講義いただきました。

『赤ちゃんの視点』という他とは違う捉え方で周産期メンタルヘルスや、子育てについてご講義いただきました。また、日本の伝統的な文化習慣を基礎とした子育て環境のあり方を教えていただき、現代における産前産後訪問指導員の重要性を再考することができました。
その後の活発な質疑応答において講義の内容を超えたやりとりがあり、充実した時間となりました。

「児童館、子育て広場など、地域でつながる楽しさを学ぶ〜どのような形で一歩外へ踏み出せるか?〜」というテーマで京都市修徳児童館 館長 木戸玲子先生にご講義いただきました。

クイズを交えながら児童館についてご紹介いただき、0歳から18歳という幅広い年齢の子どもたちとの関わり、その権利やあり方について教えていただきました。また、生活する地域で行う子育て、子どもの視点で捉えた子育てについて教えていただき、児童館としての産前産後支援をご紹介いただきました。

最後は「ハイリスク妊娠・出産・産褥期の疾患、合併症について」というテーマで南部産婦人科医院 産婦人科医 南部香成子先生にご講義いただきました。
「いろいろ怖い話をしますよ〜」という前置きのもと、症例を提示いただきながら、周産期における各種疾患や合併症について詳細にご講義いただきました。最後の締めとして、あの「A.R.E.」(Amazing Reproductive Event)をご提示いただき、和やかに本日の全講義日程を終了しました。

以下、本日のアンケート結果からの抜粋です。
「3日目は妊産婦のメンタル面の問題に関する講座が多く、お話しを伺い、かなり考えてしまいました。育児が孤独化すると、その矛先が子どもに向いてしまい、虐待に繋がること。データも混じえて教えて頂き、本当に良かったです。朝から、虐待や自殺など、重い題材でしたが、学びの多い1日でした。」
「ハイリスク妊娠について、無事に赤ちゃんが産まれてくるのは、奇跡なんだと知りました。ありがとうございました!」
「充実した内容の研修で、どれも今後役立てる事のできる学びが得られ、興味深く講義を受けることができました。」

次回の産前産後訪問支援員養成講座南部会場は
令和6年1月20日(土)10時から京都アスニーにて開催されます。
沐浴など実技が予定されており皆様にお会いできることが楽しみです。
来年もよろしくお願いいたします!

文責:那須

11月19日 令和5年度産前・産後訪問支援員養成講座(北部会場)が開催されました!

2023年11月23日 | 会館管理
11月19日日曜日、令和5年度産前・産後訪問支援員養成講座 北部会場(市民交流プラザふくちやま)が開催されました。この講座は、京都府健康福祉部こども・青少年総合対策室主催の「子育てピアサポーター養成事業」で、京都府助産師会が運営を行っています。

今年度の産前・産後訪問支援員養成講座 北部会場では、「会場対面式」と「オンデマンド配信によるビデオ視聴」を併せての受講形式となっており、今回は会場対面式での1日目の講座でした。



オリエンテーションの後、きょうと子育てピアサポートセンター桑本さんより、「産前・産後訪問支援員養成事業について」講座がありました。出生数などからみる子育ての現状と、行政のサポート体制、産前・産後支援員の支援内容や支援員養成のこれまでの実績など、概要を学びました。現在、府内15市町村で使用が開始されている親子健康手帳(京都版母子健康手帳)の見本を見ることもでき、京都府の新たな母子保健事業を知ることができました。



続いてアイスブレイクでは、参加者全員で誕生月ごと円になり、自己紹介を行いました。知識を深めたい、これから子育て支援に関わりたい、自分の子育て経験を活かしたいなど、参加した動機は皆さんそれぞれでした。参加者皆さんのお顔が笑顔になり、場の雰囲気が和みました。



お昼休憩後は、きょうと子育てピアサポートセンター桑本さんより、「協働・連携する行政施策、社会資源を知る」~必要なサービスが活用できるように~の講座がありました。母子保健事業に関する行政の仕組みやサービスについて詳しく知ることができました。



続いては「今と昔の妊娠・出産・子育て事情の違いを知る」~子育て世代の心強い支援者になるために~パート1と題して、グループワークの講座でした。テーマは、「妊娠・出産・産後間もない頃、記憶に残っている言動・経験」「最近の子育て世代の妊娠・出産・子育てに関する母親の悩み」をそれぞれ出し合ってまとめ、グループ毎に発表しました。世代や住んでいる地域、環境、仕事がちがう皆さんでグループワークを行い、それぞれちがった思いや経験を共有することができました。グループワークの途中で、ミニレクチャーを行い、知識を深めました。



講座終了後のアンケートを一部抜粋させていただきます。
・自分自身が出産したのは最近だと思っていたのですが、今と違うことが多いと感じました。様々な世代の方と語り合えて勉強になりました。
・色んな職種や色んな想いで参加されていることもしれて良かった。
・支援員がどのような繋がりで活動できるか実際の例を沢山知る機会になりました!皆さんとグループワークし自分も気持ちを思い出し、必要な支援も見えてきました。柔らかな雰囲気で分かりやすく学べました。



次回の会場対面式講座は、1月14日日曜日、会場は同じです。それまでに、オンデマンド配信プログラムを各自で受講いただきます。

※掲載している写真は参加者の了承を得ています。
文責 丹後支部 小室尚子




産前・産後訪問支援員養成講座①

2023年11月01日 | 会館管理

令和5年10月29日(日)に京都アスニーで産前・産後訪問支援員養成講座が開催されました。

この講座は京都府健康福祉部こども・青少年総合対策室主催の「子育てピアサポーター養成事業」で、運営を京都府助産師会が行っています。

全4日間の対面で行われる、第1日目の様子をご紹介します。(南部会場)

 

講座オリエンテーションの後、京都府助産師会副会長の中村助産師より開会の挨拶からスタート。

    

きょうと子育てピアサポートセンターの桑本美智代様より、産前・産後訪問支援員養成事業(講座1)について、続いて「協働・連携する

 行政施策、社会資源を知る~必要なサービスが活用できるように~」(講座2)ための情報を、スライドを用いて詳しく説明頂きました。 

 

続いて講座3は、京都福祉サービス協会 事業本部地域ケア部長の矢野大介様、伏見事業所 在宅相談員の池口恵理子様より「育児支援ヘルパーの視点から~お母さんの安心を明日につなげるために」 実際の活動を通してのお話を聞くことが出来ました。

   事例検討では、事例のお母さんの良い点が皆さんから次々と出てきました! 

 

次にアイスブレイクとして参加者の皆さんで自己紹介、ぐんと皆さんとの距離が近くなりました^^

A4用紙に自分を表す漢字1字を書き、お一人づつその理由を発表。和やかな雰囲気の中、前向きな参加者の皆さんの熱気が伝わってきました^。^

        

 

昼食休憩を挟んで、講座15「妊娠期からの母乳育児支援を学ぶ~楽しく自信を持って母乳育児を継続するために~」と言うテーマで

つぐみ助産院 国際認定ラクテーション・コンサルタントの越山茂代助産師より具体的な支援方法を織り込んでのお話。風船を使用しての赤ちゃんの哺乳を説明、みなさん熱心に聞き入っておられました。(講座4は都合により4日目に変更になりました)

                       

講座5は「今と昔の妊娠・出産・子育て事情の違いを知る~今どきの子育て世代の心強い支援者になるために~パート1」として味谷ゆかり助産師によるお話とグループワークが行われました。グループワークは2つのテーマを、グループ毎にブレインストーミング、その後発表。

テーマ1は「妊娠・出産・産後間もない頃、記憶に残っている言動、体験を書き出す」テーマ2は「最近の妊娠・出産・子育てで、お母さん、お父さんが不安に思っておられること、困っておられる事を考えましょう」         

                  

6グループに分かれてのワークは盛況で、会場内が温かい一体感に包まれた感じでした:) 

 

ご参加の皆様、お疲れ様でした。

次回2日目は11/5(日)京都アスニーで開催される予定です。(南部会場)

*写真はご参加の皆様の許可を得て掲載しています。

                                               中支部@上田晴美

 

                                               

 

 

 

 

 


⭐️パートナー講座 妊夫講座 2023年9月10日開催⭐️

2023年09月13日 | 会館管理

2023年9月10日 京都府助産師会館にて 

パートナー講座 妊夫講座 が開催されました
合計21名 ご夫婦10組 先輩パパさんがお一人での
参加もあり 盛り上がりましま
まだまだ暑い中 皆様汗をかきながら
助産師からの講義や 
パパとママに分かれてのグループディスカッション
お産の時のマッサージの実践など
和気あいあいと 進んでいきました
 




お待ちかねの沐浴体験では 助産師の説明の後
腕まくりをしたパパさん達が お人形の赤ちゃんを 
優しく、優しく沐浴してくれました
実際の赤ちゃんの重さを感じながら 沐浴体験をすることで 実感がわきました 
育児に興味が湧いてきました 
などの感想をいただきました
 
沐浴体験の終わった方から 
抱っこ紐やスリングなど育児グッズのお試しや 
妊婦ジャケットを装着して 
実際の妊婦さんの重たさを感じていただき 
こちらのコーナーも賑わっていました
 




最後に皆さん並んでいただき 記念撮影をしました もうすぐ、お父さんやお母さんになられる皆様の笑顔に
スタッフ一同、幸せのおすそ分けをいただきました
また今回は 同志社女子大学、大学院の助産学生4人が
見学に参加しました 将来の助産師たちも
たくさんの刺激と学びをいただくことができました
 
京都府助産師会では パパさんとお子さんだけで参加していただく パパプロ講座 も行っております
本日ご参加いただいた方は、もちろん
それ以外の方でも、ご興味があれば 
ぜひぜひこちらの ご参加も検討いただけたら嬉しいです!