京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

食うほどに食い気が増し

2016年04月13日 | こんな本も読んでみた

無類の本好きの勝海舟は立ち読み派、「ただ読み先生」と言われたという。龍馬もどうもそのよう。暗殺される直前、軍鶏肉を買いに行かせた峰吉という少年は土佐藩御用達の書店のせがれで、龍馬になついていた。龍馬はこの本屋に入り浸って立ち読みしていたのだろうか。無類の本好きという共通項が二人を近づけ、龍馬は弟子入りしたと思われてならない――などと、龍馬ファンの出久根達郎さんは綴っている(『本と暮らせば』)。

図書館で借りて、いわば「ただ読み」を2回目。その返却に当たって、どうしても手元に置きたい一冊になった『本と暮らせば』。こう言うことは時々あって、新刊や古書を利用して手に入れる。今回、こちらは新刊で注文した。そしてもう一冊、これは京都の古書店に注文した。少々前後しての注文だったが、今日相次いで届いた。嬉しや嬉しや! 
古書店からの封を開けると、チラシが同封されていた。そうだった、と思い出させてくれた五月の古書市。楽しみ楽しみ~。

午後2時、歩きに出ようと着替えて外に出たのにポツポツと降り出してきて、中止した。書きものの続きを少し頑張ってみた。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春昼 | トップ | 「熊本地震」 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
古書市は~ (Rei)
2016-04-13 20:42:24
情報もなく積極的に探しもしませんが
古書市は名古屋でもあるのでしょう。
日々の暮らしで精一杯とは言い訳です。。
勝海舟が「立ち読み派」とは楽しいエピソードですね。

↓春本番、車で遠出され行動も活発になられましたね。
石山寺>私は観音様と言えばいつも
「星と祭り」が思い出されます。
印象深い本でした。
返信する
ただ読み~ (ryo)
2016-04-14 15:31:18
こんにちは!
面白い逸話を勝海舟や龍馬の顔を
思い巡りつ、読みました。
無類の本好きだったのですね。
どうしても手元に置きたい本、ありますね。
届いた包みを開くときは感無量ですか…。

山吹の楚々と風に揺れる風情~良いですね~
返信する
立ち読みも、Reiさん (kei)
2016-04-14 20:52:54
立ち読みを店員さんがはたきをかけて迷惑そうにしていた頃がありましたね。
今は椅子が置いてありますよね。
古書市は毎回のぞいていますが、買っても数冊です。
ただ、見歩く楽しさがあってやめられません。
著者は龍馬の大ファンの一人のようですよ。「漱石いのち」だとも。

小説にも出て来る石道寺に、赤い唇の観音像がたたずんでおられました。思い出します。
返信する
手元に…、ryoさん (kei)
2016-04-14 21:05:04
半藤一利さんが、「滅多矢鱈に読んだ人は吉田松陰」と挙げていtるのを読んだことがあります。
著者自身がまた本好き、本をめぐるエピソードも楽しく読めます。
なでなで、自分のモノ~って感じで、うれしいです。

黄色い花が目立ちますね。 
八重も好きです。
返信する

コメントを投稿

こんな本も読んでみた」カテゴリの最新記事