京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

怠らずに咲いて

2024年06月18日 | こんな本も読んでみた
マッシュルームとプチトマトとをオリーブオイルで炒め、希釈していない麵つゆで味付けする。
茹でて冷水でしめたうどんの上にそれをのせ、ルッコラやサラダ用ほうれん草など緑の葉を周りに散らす。上から黒コショウをがりがりっとかけ、最後に、リンゴ酢を回しかけていただく。
ー 彬子さまの食欲がないときのオリジナル料理〈サラダうどん〉のできあがり。


試してみたいと気持ちはそそられるのですが彬子さま、丼ご飯に野菜炒めをのせて、さらにそこに納豆まで乗せて食べていたという。
「意外に美味しい」と言われるお方のオリジナル…、お味はいかに?

楽しい話は相手を楽しませることができる。辛かった話はいたずらに相手を心配させる。だから苦労話はしないで来たという。でもこの留学記ではどちらの体験も綴られ、生まれて初めて猛抗議したという話も知れる。

出会われた人たちが魅力的だ。人は人との出会いが自分を成長させるものだとつくづく思ったし、多事多難、何をやってもうまくいかない日はあるものだ。
それでも苦労を重ねても己の道を進もうと学問を続ける。「一念通天」、固い決意を抱いて一心に取り組めば、誠意は天に届き、物事を成し遂げることができる。
そんなお姿を拝見させていただいた。

X(旧ツイッター)で「プリンセスの日常が面白すぎる」と投稿した人がいて、反響をよんでいると。きっかけを作ってくれた読者に彬子さま直筆のメッセージ入りの本が届けられたそうな。そんな書評の一面にも誘われて手に取った。とても面白く気持ちよく読み終えた。


怠らで咲いて上りしあふいかな   才麿


下から一つ一つ咲きあがっていくタチアオイの花に重ねてみる…。
雨風に横倒れしたけれど、華やかに美しい花を咲かせている

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 早いが取柄手抜き風 | トップ | 求めれば »

コメントを投稿

こんな本も読んでみた」カテゴリの最新記事