京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

病を得る

2020年11月07日 | 日々の暮らしの中で

平素は特別健康上に不安を抱えることもなく過ごせている。もちろん足や腰に痛みや不具合を感じることは年齢相応にあるが、我慢してやり過ごしている部分があっても受診にまで至らないでいられることはありがたいことだ。

この2週間…。のどの痛みが市販薬で改善したまでは良かったが、クスリが切れた翌日から鼻がグズグズ、頭は重い。頭痛で起きているのも辛くなって、ようやく4日に内科を受診した。いつ以来のことになるのかも思い浮かばない。熱は平熱より2,3度高い程度だったが、6度台後半から7度2分まで上がるだけで身体はガクガク、チクチクと夜間でも痛みが走る。

このご時世、症状があると思い立って病院へとはいかず、まずは新型コロナウイルスに関する相談窓口への相談を求められた。そして改めて診察をお願いすることになる。風邪を治すのではなく、初期の風邪の症状を抑えるためのものだという3日分の漢方薬を内服し、今日に至った。症状はかなり改善され、少し体を動かしたいという気分にもなれたが、しとしとと降り続いた雨が抑制剤となってくれたようだ。これでよかった。
6日の文章仲間との例会は欠席したし、今日はかつての文学仲間の友人と会う約束をしていたが、それも延期してもらうことにする。

今ここで私が風邪を引いたという出来事には意味があり、たいそうに考えずとも、これを機にもう少し細やかな注意深さをもって日々暮らそうと気づかされただけでも良しとしよう。
いつだったか、ある僧侶から、「病」を「得る」と言う言葉が意味する大切な教えについてお話を伺ったことがあったのだが…。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする