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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

怠らで

2020年07月02日 | 今日も生かされて
見上げた東南の雑木林の上でトンビが輪を描いていた。ひんやりとした爽やかな朝の空気を吸って、一日が始まる。


              怠らで咲いて上りしあふひかな   才麿

昔、葵と呼んでいたのはこの立葵のことで、長い期間にわたり下から順番に花を咲かせ、花を咲かせながら丈を伸ばす。このスクッとした立ち姿がお見事で、美しい。散歩道で見かけたタチアオイだが、何かの折に知った才麿の句が思いうかぶ。

4月、5月、6月と自由な外出もままならず、こもりがちな数か月を過ごしてきた。ストレスだと思えばストレスだが、家にいる時間を工夫次第でどのようにも使えるとなれば、思いもまた少し異なるものがあった。だが、毎日繰り返されるコロナウイルス関連の報道に、不安や恐れまで感じながらの自粛生活で、辛抱もいった日々だった。
7月になったからと言って、何がどう変わるでもない。ただ、はや1年の半分が過ぎたなあと思いながら、抜け道などない現実の中で辛抱しつつも自分の花を咲かす努力をしないとなあ、と考えた。刺激に鈍感になってるかもしれない。
頑張ろうなどというのではない。自分のしたいことを己のスタイルで積み上げる。それしかないのだし…。

蝉が鳴いていた。


コメント (6)
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