以前、ここにも書いたラジエターの問題。
YZは、左転けするとラジエターが、そこそこの確率でひし形になってしまい、その後は漏れ出す・・・1年で2個のラジエターを交換しています。
車輌購入後、先輩方からも色んな補強を教えていただいたのですが、正直、”ん~これだったら完璧だな!”的な話は聞けませんでした。
そこで、FFFエンデューロ大人組AAライダーの車輌を参考に、黛さんと・・・考えました。
で、これが最初のラジエターカバーの外プレート。
材質はステンレスの2mm。
FFF大人組の方に、お願いして!レーザーカットしてもらった物です。
これをラジエターの外側にあてて、ロングのカラーを制作。
1本目を現車合わせして・・・・?
ラジエターが、最初、路面に当たる部分は、外側の下部分の角。
ここの一発目の衝撃を何処までうまく逃がすか?しっかりと吸収させるか?
強度的にかなりしっかりとさせることで、ラジエターに影響を与えない?
で、基本的に上側にプレートを入れても意味がないかも?
そんなことを考えて、レーザーカットしてもらったプレートを加工することにしました。
路面に直接当たるだろう?部分は、アルゴン溶接で2重に加工。
ラジエター下にも、フレームからステーを出して直接プレートを固定することで、強度を上げることに変更しました。
カラーは、ラジエターの寸法より3mm長く作りました。
3点で、プレートを固定してますから、かなりしっかりした作りになったと思います。
下からの突き上げにも絶えられるように、カラーも当初より太めのアルミ材料で制作。
ボルトは、ステンレスの140mm。
フレームからの固定は、当初、エンジンマウントからを考えていたんですが!
い~材料を見つけたんですよね~
エンデューロで使う、ハンドルのガードのステーです。
これをフレームに付けて、プレートをボルトオン。
脱着が楽になるし、ステーの距離がかなり短くなることで、強度も上がります。
ラジエター前方のカラーは、カバーの加工をしないといけませんから、後方のような太い材料が使えません。
そこで、リッターバイクのカスタム用に在庫している、6角のアルミ材料を使用します。
これは主に、リヤのブレーキキャリパーのフローティング加工をする時に使う、トルクロッドを作る材料です。
丸棒と、比べればね~同じ経でもこちらの方が強度が強いですからね!
1部先端が、ラジエターに感触するんで、寸法を見ながら旋盤で、逃がしを入れて完成です。
ラジエターの前に付くガードは、カラーの寸法を移してリューターで削り、こちらもうまく合わせて終了。
後は、タンク&シュラウドが無事に付くか?
シュラウドと、ラジエターを止めるボルトの間にプレートが当たり4mmほどの透き間が空きました。
そこで、プレートの当たっている部分をリューターで加工。
こちらも1発で成功。
綺麗に付けることが出来ました。
カラーは、やっぱアルマイトかな~?
プレートの再加工でアルゴン溶接&旋盤でのカラー製作等・・・約2時間の作業でした。
プレートの切り出しからやったら、倍の時間がかかるかも?
加工機材が有るって、最高に楽しいです!