キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

メンテ・番外編!

2006-03-08 15:47:33 | バイク・車(トランポ)・トレーラー整備

夕方、FFFにライダー1号・2号ファミリーが到着。

パパは、早々に2号が乗っているQRの整備を開始します。

以前の練習で、1号のKTMが転倒した際に、フロントブレーキホースのバンジョウ部分を折ってしまい、FFFにパーツを注文し、その間に直人のバイクのブレーキ周りを使って練習していたました。
今回部品が入ったとのことで、直人のパーツをもどしてもらい、新しいホースを取り付けようとしたら・・・・
なな何とホースが短い?
KTMには、ジュニアとシニアが有り、ジュニアはフロントフォークが短い分、ホースが短いようで付きません。
さ~困りました。
明日は、八瀬塾のみんなで、モトクロスビレッジにて練習をする事になっています。
当然これから注文し直しても1週間以上かかるでしょう。
そこで、考えました。
無理やりですが、アールズのパーツでホースを作ってしまおうと!
材料は、全てそろっておますが、KTMに合うかがわかりません。
そこで、まずマスター側のフィッティングを取り付けるために、ユニオンを加工します。

アールズの45°のフィッティングを付けるユニオンの片側を8mm×P1.25のダイスで加工します。
これでマスター側の準備はOKです。
さ~ここからが問題です。
ブレーキキャリパー側は専用のバンジョウボルトを使用しているので、これに合わせないと、取り付けができません。

スタンダードの物より、さらに1mm薄く仕上げるために、上下をフライス盤で加工しました。
スタンダードの物では、専用のバンジョウボルトが短すぎて使えませんので。

Oリングも、在庫の物(カッパー)で流用します。
この厚み分1mm余分に削ったわけです。
閉めすぎて折れない程度に取り付けます。
この時、カッパーのOリングが、キャリパーの一部に感触してしまうので、キャリパーの面も少々フライス盤で加工してます。
スタンダード使用時も、問題無いように加工してます。
さ~これでホースの出来上がり!

しかしここで思いもよらないハプニングです・・・オイルを入れてエアー抜きをするのですが、エアーが、抜けません?
いくらやっても駄目なんです。
色々と考えた結果、スタンダードよりアールズのホースの方が、内径が太いので、マスターのピストンが小さくて、押し切れていないようです。
さ~正直、まいりました。
ここまで来て・・・これかよ~!

そこで、一か八かの賭けに出ました。
それは、原付のブレーキマスターを流用する事です。
幸いにも、黛さんの在庫で11パイのマスターが有り、これをサクットO/Hして、使います。
マスター側のフィッティングが、異なりますのでホースの仕様(ストレートタイプに)を変更します。
ま~幸いなことに、アールズ・グッドリッチ関係のパーツの在庫は豊富ですので心配無しです。
しかし心配は、マスターのピストンが大きすぎて、キャリパーの方がパンクするのでは・・・

簡単にエアーが抜けてくれて、想像以上に握った感じもいけてます。
レバーの角度、握り具合を1号に合わせるために、レバーを加工します。
位置に関しては、レバーの先端に鉄板ビスを付けて、1号の希望場所に合わせて、ビスの先端を削って出来上がり!
思ったよりは、キャリパーのOリングも丈夫なようですね。
1号からも握った感じはOKとのことで、何とか明日の練習も出来そうです。

こんなムリクリ加工するのは、私たちだけでしょ~ね!
でも、自分はこんな作業が大好きです。
出来上がった時・・・どーだ!ざまーみろって感じです。