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撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

ウィーンから関空

2012年12月10日 | ミュンヘン&オーストリアの旅
今日は帰国の日。
昨夜は遅くホテルへ帰って来たので、朝はゆっくり起き遅めの朝食でした。
ここのモーニングも美味しかったです。


ホテル前の地下鉄Uilgramgasse駅にはエレベーターがあったので、地下鉄でウィーン国際空港へ行く事にした。
駅からU4線でシティエアターミナルに隣接するMitt駅へ行き、そこからCTAで空港へ行く。

Mitt駅でシティエアターミナルへ行くのだが、Mitt駅は工事中で分かりずらかったです。
地下道で繋がっていると思っていたら、地上に出て道路を渡って行くようになっていました。
建物の壁に矢印が書いてあり、それに従って行くと何とか着きました。

シティエアターミナルでは、オーストリア航空を利用する人は、そこで荷物を受け付けていました。
我々はカタール航空なので、スーツケースを持ってCTAに乗り込まなくてはいけません。
ホームに降りるのに階段しかなく(見つけられなかったのかもしれないけど)大変でした。
日本ではたいていの駅にエレベーターがあるのに、こちらではエレベーターやエスカレーターが
あったりなかったりするので、列車の旅にはバックパックの方がいいのかなと思いました。
しかし、列車の旅はとても楽しかったです。



   CTA車内

CTAはスーツケース置き場もたっぷりあるし快適でした。



ドーハで乗り換え関空へ。
関空に着いたら、暖かくて(向こうでは10度以下の日もあったので)帰って来たんだな~としみじみ思いました。

ウィーン ”クリムト生誕150周年展” ”国立オペラ座”

2012年12月09日 | ミュンヘン&オーストリアの旅

朝、ホテル前の地下鉄Uilgramgasse駅からU4に乗り2駅先のオペラ座前のカールスプラッツ駅でU2に乗り換え
1駅目の美術史博物館前で降りる。


【美術史美術館】

絵画は二階に展示してありました。



 正面




















   マリーアントワネットとルイ16世の肖像画












    ブリューゲルの「雪中の狩人」を模写している人もいました




   「雪中の狩人」





    「バベルの塔」 ブリューゲル

「バベルの塔」は、とても観たかった絵画です。
これをを観ると、大好きな映画「天空の城ラピュタ」を思い出します。




  「農民の婚礼」 ブリューゲル 








   「草原の聖母」 ラファエロ






   幼いマルガリータ王女の肖像画は、こんな風に並んで展示してありました





                                           3歳の王女 ベラスケス




   5歳の王女 ベラスケス                             8歳の王女 ベラスケス


5歳の王女は、プラド美術館で観た「女官たち」に描かれた王女と同じドレスを着ています。

















以前神戸博物館で観た、フェルメールの「絵画芸術」はイスに座って観られるようになっていました。





   「絵画芸術」












 美術館内の豪華なレストラン





  天井


天井近くに足場が設置してあり、向かい合った壁に画いてあるクリムトの壁画が観られるようになっていました。
しかしこれだけ撮影禁止。



 


  望遠で一階から撮った片側だけのクリムトの壁画












美術史美術館前の路面電車乗り場で、D線に乗る。
ここには、1、2、Dと3つの路線がありました。


 路面電車乗り場には、後何分で電車が到着するか表示があります。





 路面電車の中






 この通りの先の左側がベルべデーレ宮殿





  正面



上宮では、楽しみにしていた「クリムト150周年特別展」が開催されていました。
撮影は禁止。

今までクリムトには、金箔・官能的な女性の描き方が凄いってくらいの印象した持っていなかったのですが、
今回、多くの作品を観て、初期の頃から接吻等に至るまでの経過が分かり興味深かったです。
とても写実的な作品も多くあり、ピカソを思い出しました。



以下カタログから


  クリムト「接吻(恋人たち)」 




  クリムト 「ひまわりの咲く農家の庭」 





  クリムト作



上宮には、その他モネ、ルノワール、ドガなどもありました。
しかし、やはり多くの作品が一か所に集められているクリムトのコーナーは圧巻でした。
とても素晴らしかったです。

多くの小学生たちが先生に引率されて沢山鑑賞に来ており、あちこちの作品の前で美術館員から説明を受けていました。
クリムトはオーストリアが誇る天才画家なんだと、再認識。



「クリムト特別展」は、2013年1月27日まで開催しています。






 庭側から見た上宮








 庭の向こうに見える上宮









 庭の向こうに見える下宮






夏には噴水の水が満ちているのだろう








 下宮



下宮では、現代的な作品の企画展をしておりました。
撮影は禁止。
こちらはサッと観て後にする。




 街にあったオブジェ












 ”SPAR”で売っているジュース

自分でペットボトルをセットし、オレンジを絞ります。
あちこちの”SPAR"でありました。
値段は3ユーロほどでとても美味しかったです。

ハルシュタットで買えなかった”ハーブ入り塩”もスーパーで売っていました。








 【国立オペラ座】

この日の演目は、ドニゼッティ作「愛の妙薬」です。
愛の妙薬をめぐって、コメディっぽいオペラです。
チケットはオンラインで購入。

オペラ座チケットはこちらです。

フォルクスオーパーのチケットを取る時と違い、こちらは良い席はすでに売れていました。
座席表を見ながら注文している間にも、次々と座席が埋まっていき焦りました。






























 舞台  カタログから








 ワインやシャンパン、カナッペなどを売っています


休憩時間は1回。
白ワインをロビーで頂きました。

観客の方の服装はラフな人も見かけましたが、おしゃれな方が圧倒的でした。
特に思ったのは、男性の服装がキチンとしている事。
蝶ネクタイの方も結構いましたし、多くの方がスーツにネクタイでした。
女性はおしゃれな黒い服装の方が多いようでした。そして小さなバッグ。








東洋人の方も多く見かけました。
着物は私だけのようでしたが、日本人だし持って行って良かったと思いました。
タクシーを頼んだフロントの方の対応も、チェックインした時と全然違いました。
タクシーの運転手さんもオペラ坐のスタッフの方も、対応が良かったです。


ワインのお代を払う時、帯からお財布を出したらびっくりされました。
その後、お財布を帯にしまう時も周りの人にジーと見られて恥ずかしかったです。
夜なので、光沢のある綸子の小紋でもよかったかなと思いました。







伝統的なオペラを観ているという気がして満足しました。
内容は事前にチェックしていたのとほとんど変わらなかったので、言葉が分からなくても楽しめました。
愛の妙薬をめぐって、地主の娘の愛を得ようとする若い農夫と軍曹、いかさまの薬売り等がおりなす
たわいもないコメディなのですが、期待どおり最後はハッピーエンドになり、こちらも幸せな気持ちに
なりました。
歌手の方のとても声量のある歌も素晴らしく、総勢60人ほどの出演者にも豪華さを感じました。
舞台全体がゆったりとしていて、とても心地よい時間でした。











ボックス席の一列目は舞台が見えますが、二列目三列目はほとんど見えません。
我々のボックスの二列目のツーリストのドイツ人の夫婦は、オペラ座の前でダフ屋さんからチケットを買ったそうです。
私が小さいので舞台が見えて良かったと喜んでらっしゃいました。

ハルシュタット ~ ウィーン  ”フォルクスオーパー”

2012年12月06日 | ミュンヘン&オーストリアの旅

朝の景色
空気が澄んでいて静寂の中、とても気持ちが良かった。





朝、一番早い出航の船



ハルシュタットからウィーンまで4時間はかかりそうなので、予定より1つ早い8:15分の船で出発する事にした。
ホテルのモーニングは8時~10時までと、前日に言われていたので朝食は要らないと言ったら、
ウェイターさんが時計を見て、まだ出航まで時間はあるから食べて行きなさいと、急いで暖かいコーヒーや紅茶
をテーブルにセットしてくれた。
レストランでの朝食は豪華なバイキングが用意してあり、急ぎながら頂いてホテルを後にした。


船着き場近くの小さなスーパーもちょうど開いた所だったので、水などを購入して船着き場に向かった。
昨日、クリスマス菓子のシュトーレンなどを買ったが、ここのおばちゃんも親切な良い人だった。




船着き場





さようなら、ハルシュタット






Attnang-Puchheim駅でウィーン行きQBBに乗り換える。
ホームで待っている人の少ない一番前の車両に乗った。
その方がスーツケースを置くのに余裕があると思ったから。
予想どおり、乗った先頭車両には乗客が少なく、スーツケースを置くスペースは充分あった。



 乗り換えのAttnang-Puchheim駅ホーム



半分以上過ぎた頃、我々の車両にはほとんど人がいなくなっていた。
すると、一人の女性と二人の男性がやって来て、突然パスポートを見せるように言って来た。
三人共若く、Gパンをはいた私服で、どちらかと言うとチャライ服装に見えた。
ネットでは、ウィーンには私服警官を装ったスリがいると書いてあったので、とっさに「ニセ警官!」と思った。

で、「我々はツーリストですが何か? あなた方はポリスですか?」と聞いたら女性の方が「そうだ」と言う。
ネットで書いてあったスリの手口は、まずパスポートや財布を見せろと言って財布の中身の一部を抜き取ったり、
そのまま持ち去る場合もあると書いてあった。

初めはパスポートを出すのを渋っていたが、ここは列車内だし、ニセ警官だとしても列車内いる限り相手も持ち
去る事は出来ないだろうと思い、しぶしぶパスポートを渡した。

パソコンを持っている男性が、ニヤニヤしながら私のパスポートを見ながらパソコンを操作しているようだった。
(座っている私からは手元は見えなかった)
何かいちゃもんを言われたら、「日本大使館に一緒に行こう」と言おうと身構えていたら、急に三人共あっさりと
去っていった。
偶然、車内販売のお兄さんが向こうからやって来た。

あの三人の若者が本当の警官だったかどうか、今でも分からない。
でも、その後とても嫌な気分になったのは確かだ。
今まで、ズーっと親切な人々に出会い、オーストリアの人は良い人達ばかりだな~と、言っていた矢先の出来事だった。

ここまで治安の良いのに慣れ、日本にいるような気持でいたが、ここは海外なんだと改めて思い知らされた。、
これから気をつけようと、気を引き締めるきっかけになった。




ウィーン西駅に着き、ツーリストインフォメーションでウィーンカードを購入。(19.9ユーロ)



市内の交通機関が72時間乗り放題になり、宮殿や美術館などの割引もついている。



ウィーンカードはあるが、ここからホテルのある地下鉄Plgrimgasse駅に行くには、U6に乗ってU4に乗り換え
なければいけない。
スーツケースを持って駅の上がり降りは嫌だし、西駅からホテルまでは2Km程なので、タクシーで行く事にした。
タクシーの運転手さんは、「日本から来たの?」と聞き、「あのホテルの辺りはレストランやスーパーもあって
便利な所だよ」と教えてくれた。


着いたホテル・アナナスは駅の目の前だった。


ホテルに着き、少し休んでからジェーンブルン宮殿に行く。
ウィーンカードを最初に使うPlgrimgasse駅でカードに刻印する。





シェーンブルン宮殿
天気は良いが風が恐ろしくキツく、宮殿にたどり着くのが大変だった。


門を入って左側の建物で、カードの割引も使って入場券を購入。
宮殿内は撮影禁止。日本語のガイダンスも貸してもらえます。

宮殿内は照明が暗かったせいかもしれないが、思っていたより古く感じた。
ベルサイユ宮殿も、ミユンヘンのレジデンツも、ここも皆同じ文化なんだな~と、当たり前だが思う。
日本のお城や京都などの寺院仏閣は質素だが独特なんだな~と、日本文化を懐かしく思い出した。




ジェーンブルン宮殿の裏門




馬車






これから電車に乗るワンコ
口あてをしてもらっているところでした。
今回の旅で、電車に乗っているワンコはあちこちで見ました。



シェーンブルン宮殿から地下鉄U4に乗り、Langenfeldgasse駅でU6に乗り換え20分ほどでVolksoper駅に着いた。






駅から劇場までは近い。
多くの人がフォルクスオーパーに向かい歩いていた。


フォルクスオーパーの入口



チケットは、ネットで購入。
チケットは、公演の1か月前から買えます。
日本語表示してあります。


フォルクスオーパーHP


この日の演目、「ルサルカ」は魚姫のような物語なのだが、この日演じられたのは想像していたのと違った
斬新な「ルサルカ」で、ゴミを身にまとった妖精が出てきたりした。
オペラというと伝統的なスタイルと思っていたので、このまるでミュージカルのような舞台にびっくりした。
しかし、歌は声量のある素晴らしいオペラでした。
舞台も衣装も思ったより簡素だったが、フルオーケストラの人達もオペラ歌手の方もダンス専門の人も、皆さん、
オペラを愛しているという気持ちが端々から伝わって来て、とても好感が持てた。
肩をはらないでオペラを楽しめました。







劇場内

我々の二階のボックス席には、我々だけで、とても気楽だった。
フォルクスオーパーは、国立歌劇場ほどドレスアップする必要はないと書いてあったが。二階席から
平土間席を見てみると、男性はほとんどネクタイを付けており、女性もおしゃれな服装の人が多かった。




【ホテル】


アナナス

修学旅行の学生などの日本人が多く宿泊していました。
どこに行くにも便利で気に入りました。

”ハルシュタット”

2012年12月01日 | ミュンヘン&オーストリアの旅






今日は、ザルツブルグからハルシュタットへ移動。
ザルツブルグ駅に着くと出発まで時間があったので、駅にあるオーストリアのスーパー”SPAR”で昼食用の食べ物を買う。
ザルツブルグからハルシュタットまで、途中アットナング・プッハイム(Attnang-Puchheim)駅での乗り換えがあり、
3時間はかかる。





ザルツブルグ駅ホーム



今回の旅は、実は10月初旬に計画していてエアーもホテルの予約も取っていた。
しかし、よんどころない事情が出来、1か月ずらして取り直したという事情があった。

航空券は少し割高になったが何とかゲット。
ホテルもハルシュタット以外は全然OK。
問題はハルシュタット。
予約していた「ゼーホテル・グリュナーバウム」の営業は10月までと言う事でキャンセル。
ここは湖に面していて、あのエリザベートも泊まったホテルで、今回の旅で楽しみにしていた一つだった。
しかし、泊まれないなら仕方がない。

この時点で、ハルシュタットを止めてリンツにするという案も出てきて、どうするか迷ったが、
ハルシュタットの
「世界一美しい湖岸の町」。 映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台にもなった景勝の地。
というキャッチフレーズも魅力だったし、ネットでの口コミも好評だったし、
映画「サウンド・オブ・ミュージック」はずっと昔に観て、大好きだったという事も後押して、こちらに決行。








Attnang-Puchheimで乗り換えするのだが、乗り換え時間は10分ほどしかない。
おまけに、ハルシュタット行のホームは他の路線より離れたずっと前方にあった。
乗り換えホームもエスカレーターなどは無く、長いスロープをぐるぐる降り、また登る。
スーツケースを引っ張りながら、結構焦った。


ザルツブルグ~ハルシュタットの列車・バス時刻表


ハルシュタット行きの列車の乗車口は、ホームよりかなり高く、スーツケースを持ち上げるのが大変だった。
それでも、ローカル線らしくのんびりとした雰囲気で、ハルシュタットに近づくにつれ景色はだんだん美しくなり、
特に途中の湖の辺りは、「サウンド・オブ・ミュージック」の世界が広がり、窓に顔を寄せて見入ってしまった。





ハルシュタットの駅



船着き場は、駅から坂を下った所にあります。


  坂を下りた所が船着き場  対岸に見えるハルシュタットの町



我々はすぐに下りたので出航時間に間に合いましたが、同じ列車で降りた日本人の若いカップルは駅で
ゆっくり過ごしていた為、間に合いませんでした。
船はだいたい1時間に1本です。
あの何もない、建物にも入れない寒いホームで1時間どう過ごすんだろーと、他人事ながら気になってしまいました。




次の日の出発時間の為に撮っておいた、船にあった時刻表





この船に乗ってハルシュタットの町を訪れるのを楽しみにしていました。





反対側の景色







 町の船着き場が見えて来ました






【ハルシュタットの町】
紀元前1000年~500年頃、ハルシュタットの裏山の岩塩を求めて移住してきたケルト民族によってつくられ
悠久の歴史が残っている世界遺産の町。
世界最古の塩抗が残っており、現在も操業している。

小さな可愛い町でした。



「マルクト広場」




向こうには教会




教会





博物館

10月でハルシュタットの見どころ「塩抗」は閉まるとは知っていましたが、博物館も他の施設も休みでした。
それどころか、お土産やさんもほとんど閉まっていました。
ハルシュタットで塩の塊やハーブ入りの塩を買おうと思っていたので、あてが外れました。
ホテルも休業している所が多く、日帰りの観光バスでやってくる観光客がパラパラといるだけでした。
10月までは賑わい、11月からは閑散としますが、またクリスマスの頃には観光客が多く来るそうです。















宿泊した「Weisses lamm」ホテル



「Weisses lamm hotel」





ホテルのレストラン






3階の部屋。広くて快適でした。
しかし、湖畔に建っていないため部屋から湖を眺められなかったのが残念。

町を一巡りした後は、のんびり部屋で過ごしました。
これまでの旅の疲れがたまっていた私は、昼寝をしたりTVを観たりして良い休憩になった。

TVは日本ではまだ放送していないシーズン8の「デスパートな妻たち」をしていたり、日本では考えられない
リアルなシチュエーションの英語講座(銀行強盗にあった銀行員に、刑事が犯人の服装や状況などを聞くという)
があったりして面白かった。

夜のBBCでは、オバマ大統領とロムニーさんの各州の集計得票をリアルタイムでしており、途中ロムニーさんが
勝ったり、オバマ大統領が追い上げたりと緊迫していて、思わず夜中まで見てしまった。




バルコニー




廊下


二階にはトレーニングマシンとサウナもありました。
建物も設備も新しいホテルですが、エレベーターはありませんでした。
私の重いスーツケースは、チェックインした時、ホテルの方が持って上がってくれましたが、
チェックアウトで降ろす時は、我々で1階のフロアまで降ろしました。




夕食はホテルのレストランで。美味しかったです。
ウェイターの人も、とても感じが良かった。
食事だけの団体の観光客が次々とやって来ていました。






夜の広場












ザルツブルグ

2012年11月19日 | ミュンヘン&オーストリアの旅
朝、ミュンヘン中央駅からQBBの特急列車に乗ってザルツブルグへ移動。 


ザルツブルグ行きのホーム

駅には改札口などなく、乗っていると車掌さんが切符の確認に来るだけです。
列車には、スーツケース置き場も自転車置き場もありました。
1時間ほどでザルツブルグに到着。

まずは、駅で観光に便利なザルツブルグカードを購入。
ザルツブルグには1日しかいないので、24時間用(25ユーロ)を購入。
これでほとんどの主要観光スポットが入場無料、バスも乗り放題でホーエンザルツブルグ城塞へのケーブルカーなども
利用できる。



ザルツブルグカード


宿泊のメルキュール・シティホテルは駅の南側の新市街地にあり、歩いていけない事もないが駅の南側は全面工事を
していて出入り出来なくなっていた。
北側からタクシーでホテルまで行く。
南側に通じる道路のトンネルも工事していて遠回りになるが料金は7.5ユーロ。チップを入れても日本より安い。


ホテルに着き、チェックインをすると「ザルツブルグカードは要りますか?」と言われた。
ホテルでもカードは買えるようでした。

フロントで近くのバス停場所を聞くと、ドイツ語の観光マップとバスの路線表を貰えました。
旧市街地のモーツワルトの生家に近い下車バス停を教えて貰い、バス停へ。
ホテルからバス停乗り場は、すぐ近くでした。。



バス内


教えて貰ったバス停で降り、地図で道順を調べていたら、バスを待っている女性が親切に近道を教えてくれました。
「モーツワルトの生家だけでなく、住んでいた家が川の向こうにあるから、ぜひ行った方がいいですよ」と、その道順も。
朝のタクシーの運転手さんといい、この女性といい、こちらの人はとても親切。



 旧市街の街並み



【モーツアルトの生家】 







  入口  



各国での料金表示の中に、日本語もありました


室内は撮影禁止でしたが、モーツワルトが使用した楽器や自筆の楽譜や手紙などが展示してありました。


中にショップがあったので、ほっそりしたテディベアを記念に買う。







モーツワルトの生家からレジデンツの方へ歩いて行くと、モーツワルトも通ったというカフェ「トマッセリ」があります。



「トマッセリ」1705年創業


ケーキセットを注文すると、ウェイトレスさんが大きなトレーに十数種類のケーキを乗せて来てくれました。
その中から好きなものをもらうようになっていました。
ケーキも日本のように甘くなく、フレッシュで美味しかったです。


飾りのト音記号が音楽の街ザルツブルグらしい






  レジデンツ広場



  観光馬車が待機しています






【大司教のレジデンツ】

平時に大司教が住居し執務していた宮殿。




  
中庭を通って正面の建物の左階段を登った所が見学の入口


日本語のガイダンスを貸してもらえます。


若き日のモーツァルトも演奏した「騎士の間」





6歳のモーツァルトが大司教の前で初めて演奏した「会議の間」







謁見の前に待機する「控えの間」







  壁に掛ったタペストリーが豪華な「謁見の間」






  「王座の間」





   代々の大司教のコレクションが展示してある「ギャラリー」





    隣のフランツィスカナー教会と繋がっている通路





向こうの正面に新レジデンツ(ザルツブルグ博物館)が見えます
中央の噴水には被いがしてありました。









メンヒスベルクの丘の上に建つ「ホーエンザルツブルグ城塞」が見えます。




ケーブルカー乗り場






【ホーエンザルツブルグ城塞】
ザルツブルクのシンボル的な城塞。
1077年に着工し、その後約700年間の間増築を重ねて現在の形になりました。






















   入口 




  城塞内の庭 教会もあります





  大砲






  「黄金の広間」
大司教が祝祭典や饗宴を催した広間で、現在では城塞コンサートが開催されている




  「黄金の小部屋」
大司教の居間だった部屋




後期ゴシック様式のタイル張りの暖炉 1501年に制作





城塞博物館の展示






アルプス方面の景色



ロープウェイで降りてから、フロリアン広噴水近くのお店でモーツァルトのチョコをお土産に買う。



「フロリアンの噴水」




【大聖堂】
774年に建てられ、12世紀に後期ロマネスク様式に改築、その後17世紀にバロック様式に建て直された。
主祭壇上の巨大な円天井が美しい。



3つの入口は信仰・愛・希望を表しているそうです。
 












  ヨーロッパ最大級のパイプオルガン(6000本のパイプ使用)




  













大聖堂を出てから、最初は行く予定は無かったけど、道順を教えて貰った女性が薦めてくれたモーツワルトの住んでた家に
行く事にした。




途中の橋の上からの景色










【モーツァルトの住居】


角のピンクの家が住居です



 
   入口

モーツァルトが使ったピアノなどが展示してあります。
内部は撮影禁止。
ここでも日本語のオーデオガイドが借りられます。
説明の後にモーツァルトの曲が流れ、部屋に置いてある椅子に座って聞く。
とてもゆったりした時間が過ごせて素晴らしかった。


モーツァルトの住居を出てからホテルに帰るバスの路線を見ていたら、今度はバスを待っていたオジサンが、
どれどれと我々の路線表を見て乗り場の番号を教えてくれた。
ホントに次々と皆さんに親切にして貰い、オーストリアが好きになりました。




メルキュール・シティホテル



ビジネス向け4星ホテル。
日本人は見かけなかったけど、食事も美味しく快適なホテルでした。
フロントの女性も親切。タクシーも5分で来てくれました。



 ”ミュンヘン ” ピナコテーク周辺

2012年11月15日 | ミュンヘン&オーストリアの旅
今日は日曜日。美術館巡りの日。
ミュンヘンでは、日曜日の美術館入場料は1ユーロ。名画を1ユーロで観られるなんて何というラッキーな。
日本では考えられません。

ホテルから中央駅(Hauptbahnhof)まで歩き、地下鉄U2線に乗り2駅先のTheresienstr駅を目指す。







車内




3つの美術館を観てまわる予定ですが、時代の古い順番から観ようと言う事になり、まずはアルテ・ピナコテークを目指します。

Theresienstr駅を降りて少し歩くと、アルテ・ピナコテークが見えて来ました。


【アルテ(古い)・ピナコテーク】








入口


ほとんど開館時間に入ったので、見学者が非常に少なかったです。
アルテ・ピナコテークには14~18世紀のヨーロッパ絵画が展示され、ルーベンスの部屋もあります。









ポンパドゥール夫人の肖像画 (1758年)




           





ルーベンスの間にルーベンスの「最後の審判が見えます。










アルトドルファー『イッソスの戦い(アレクサンドロス大王の戦い)』(1529年)




デューラー『自画像』
去年、ロンドンのナショナルギャラリーの”レオナルド・ダビンチ展”で観た『救世主キリスト』と、とても良く似ていた。
ダビンチの『救世主キリスト』より、ずっと小さかったけど。



カニジャーニの聖家族






アルテ・ピナコテークとノイエ・ピナコテークの間にある公園。
この公園を抜けた向こうに見えるのがノイエ・ピナコテークです。







【ノイエ(新しい)・ピナコテーク】



 正面



















「マルガレーテ・ストンボロー=ウィトゲンシュタインの肖像」 クリムト



 
  「アトリエでの昼食」  マネ















 



 









     ひまわり ゴッホ



「すいれん」 モネ

 
 
     「アルジャントゥイユの橋」 モネ            

  








ノイエ・ピナコテークの絵画は好きなものが多く、ゆっくり観てまわりました。




ランチは美術館内のレストランで。 とても美味しかったです。




レストランの前の庭




ノイエ・ピナコテークからデアモデルネに向かって歩いていくと、大きな茶色のオブジェが見えて来ました。
その前にピナコテーク・デア・モデルネがあります。





ピナコテーク・デア・モデルネの前の庭にある鉄のオブジェ
おじさんが三脚のカメラで撮影していたので私も。




【ピナコテーク・デア・モデルネ】
ここは現代美術・グラフィックアート・建築・デザインの4分野が集合した美術館だそうで白の建物自体がアートのようです。







下に見えるフロアはエントランス






少ないですが、マティス・ピカソ・ダリもありました。


 
マティス

 

  ピカソ                                                      




   ダリ



















館内は非常に広く地下から2階までありました。美術部門は2階です。
我々は2階を主にサッと観ましたが、現代アートの好きな方にはたまらないんだろうな~と思いました。




デア・モデルネからマリエン広場まで行く途中にオデオン広場があり、その前にバイエルン王国宮殿の『レジデンツ』があるので行く事にする。



途中の景色






10分ほど歩くとオデオン広場に着きました。




  オデオン広場





  将軍堂



  レジデンツ前の「テアティーナー教会」






レジデンツに入る前に、テアティーナー教会隣りのカフェで休憩。
ここまで3つの美術館内を歩きまわったので、かなり疲れた。


【レジデンツ】
5世紀に渡りバイエルンを統治したヴィッテルスバッハ家の本宮殿。
想像以上に宮殿内は豪華絢爛でした。





     アンティクヴァリウム (考古館) 











 



 
      王室礼拝堂


  


















      先祖画ギャラリー






レジデンツからマリエン広場に行く途中にバイエルン州立歌劇場がありました。


    バイエルン州立歌劇場




買い物をしようとマリエン広場に行くが、昨日はあれほど賑わっていたデパートも他の店もみごとに閉まっていました。
日本と違い日曜日にはお店が閉まるのをすっかり忘れていた。
昨日、お土産のサッカーグッズを買っておいて良かったとホッとする。






周辺の多くのレストランも閉まっている中、白ソーセージ発祥で有名な「ツム・シュペックマイヤー」は開いていたので入る。


  「Zum Spockmeier」



 
  ここのビールも美味でした。



昨夜、「ホーフブロイハウス」で同席したリンツの青年が食べていた”壺の容器にお湯と共に入った白ソーセージ”が食べたくて
メニューを見ながら、たぶんこれだろうと注文したらこんなのがきてしまった……
                               

           でも、ディップを付けて食べたソーセージは美味しかったです。
ドイツのソーセージは、昨日のビアホールといい、ソーセージの種類豊富なホテルの朝食といい、ホントにどこも美味しかったです。


このお店のウェイターのおじさんは楽しい人でした。
我々を席に案内するなり、「日本人?」と聞き「日本語は分からないよ。」な~んて英語で言いながら、結構日本語が話せた。
日本人が多く訪れているみたいでした。





お店を出ると辺りはすっかり暗くなっていた。












マリエン広場にあるデパートの前で数名のミュージシャンがバイオリン等で演奏し、それを多くの人が取り巻いて聞いていた。
曲に合わせて、路上で社交ダンスを踊る若いカップルが映画のシーンのようで素敵でした。



”ミュンヘン&オーストリアの旅”  ミュンヘン マリエン広場

2012年11月12日 | ミュンヘン&オーストリアの旅
ユーロスターを利用して、ミュンヘン・ザルツブルグ・ハルシュタット・ウィーンと11月2日~10日まで駆け足の旅をして来ました。
今年も美術館訪問が主な目的の旅でしたが、ウィーンでは美術館だけでなくオペラを初鑑賞して来ました。
フォルクスオーパーとシュタッツオーパー(ウィーン国立歌劇場)と2箇所鑑賞しましたが、それぞれに持ち味がありとても良い体験でした。
今まで海外ではミュージカルばかり観て来ましたが、今回でオペラの素晴らしさに魅せられました。




 マリエン広場の新市庁舎  in ミュンヘン




ミュンヘンでは日曜日の美術館は1ユーロで入場出来るので、日曜日にミュンヘン滞在になるよう日程を組み、カタール航空でドーハを乗り継ぎ
土曜日お昼にミュンヘンへ到着。

空港から宿のある中央駅までSバーンとシャトルバスの移動方法があるが、スーツケースを置ける場所のあるシャトルバスの方が良いだろうと
ルフトハンザエアーポートバスを選択。
   

終点の中央駅まで約40分(10.5ユーロ)で行けます。



今回の旅は、ウイーンでオペラを観る時のために着物を持参しているのでスーツケースが重い。
オペラを観るのは初めてだ。
ウィーン国立歌劇場のドレスコードの有無を調べたら、ドレスコードは無いがそれなりの服装で(女性はイブニングドレスとまではいかないまでも
シックなワンピース、男性はダークスーツが適切)と、ネットに書いてあった。
それに、二年前にウィーンに行った友達が国立歌劇場でオペラを観た時、オペラ座の前で売っていた当日券を買って観たのだが、旅行着だった為
休憩時間の時、それぞれドレスアップした観客に混じってとても気まずい思いをしたと言っていた。
彼女からもドレスがないなら着物で行くべし!と、アドバイスを受けていた。

適切なワンピースは持ってなく、それじゃあと茶道のお茶会の時によく着た小紋でしのぐ事にした。
スーツケースに入れて何日も運ぶので皺が出来にくい縮緬の小紋(訪問着まで着なくてもいいかなと)にし、我々の滞在する日程のオーストリアの
天気予報を調べてみると最高気温5度~10度の日が続く。
これって日本の真冬。そんな寒さなら道行きと着物用ショールも必要。それに着物用バッグとぞうりを加えると、かなりな重量となった。

列車の旅なのに、いつもより重たいスーツケースを引っ張ってシャトルバス停に着くと、とても愛想の良い運転手さんが私の「ミュンヘンミドル」
のミドルの発音がちょっと違うな~と、英語で話しかけながら、スーツケースを運んでくれた。
ドイツとオーストリアはドイツ語なのに、出会った人、どの人も普通に英語が話せていた。それも発音がとても分かりやすい英語だった。

さて、バスの乗客は全部で4人という貸切状態で中央駅へ出発。



ミユンヘン駅を出るとすぐに 強豪「バイエルンミユンヘン」のホームスタジアムが見えて来ました。


  アリアンツ・アレナ
おー、ここに1シーズンだったけど宇佐美がいたんだなあ~と思いながら通過。



中央駅に着き、宿の「ゲルマニアホテル」を探す。
中央駅南側に位置し、駅から3分とあったがホントに近かった。
中央駅となりにはUバーンの地下鉄もあり、ホテルの前には激安スーパーもあり、近所にはレストランも多く、ロケーションはとても良い。
古いホテルだったが清潔で、受付の女性も日本語が少しわかり、対応もとても親切だった。



中央駅構内





なぜかライオンの像が


ホテルからブラブラ歩いて旧市街地の中心地マリエン広場に行く。
土曜日のせいか凄い人ごみで、ショッピングのお店の袋を持った人が多い。



マリエン広場




パフォーマンスをしている人があちこちに居た。





                                                   聖マリア像




   塔の仕掛け時計





   正面に見えるのは 「旧市庁舎」






しかし、1本横道に行くとこんなに静か





こんなお家も






  ヒットラーが集会を開いた事で有名なお店 「ホーフブロイハウス」





入るとすぐに看板が。
皆さんが写真を撮っていたので私も。






内部






店内にはステージも






天井の飾り




お店の中をうろうろするが、なかなか席が見つからない。
同じように席を探している人が二階に上って行ったので後に付いて我々も登る。
しかし、二階にはビアホールはなく、コンサート場のような広い部屋があった。



階段には写真が飾ってあった


入り組んだ店の奥の方へ進むと席が空いていたのでゲット。
我々が乾杯をし、おすすめメニューのソーセージを食べていると、席を探していたオーストリア人の親子に同席させて欲しいと言われ同席。
背中まで伸びたブラウンの長髪を束ねた息子さんは、見かけと違いシャイな人だった。
リンツから来たと言い、我々がこの後の訪問先をリンツかハルシュタットかで迷い、ハルシュタットを選択したと言ったら、とても残念そうだった。



ビールは好きではないが、ここのは美味しかったです。




  夜の新市庁舎



  暗くなっても沢山の人々が




  マリエン広場の入口 カールス門