撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

PCの処分

2005年07月20日 | Weblog
今日は、不燃物のゴミの日だったので、解体したハードディスクを出した。
このPCは、どこも悪くはなかったのだが、今の時代に合わなくなった容量の少なさのため
お払い箱になったという気の毒なPCだった。
持ち運びに便利なノートパソコンじゃないため、処分のため店に持ち込むのは面倒だと、
そのままになっていたが、近頃、近所をいらなくなった家電製品を引き取ってくれる業者が、
スピーカーを鳴らしながら回っている。
聞いてみると、電気屋さんに持ち込むより安い値段で引き取ってくれるというので、この業者に
処分してもらう事に決めた。

ところで、PCの処分の時、一番やっかいなのがハードディスクの消去。
数年前の話なのだが、データーの消去には、ハードディスクを取り出して壊してしまうのが
一番確実と聞いていた。
今は、ハードディスクの完全消去のCDが売っているというが、捨てるPCのために買うのも
もったいないので、ここは原始的にハードディスクを取り出して壊す事に決めた。

連休、久し振りに若い衆がやって来ていたので、取り出してもらうよう頼むと、快く引き受けて
くれ、まるで工作をしているかのように、嬉しそうに解体してくれた。
以前、説明書を見ながらメモリーを増やした時、メモリーはポンと簡単に取り外せたが、さすがに
ハードディスクは心臓部だけあって、ガッチリ取り付けてあった。

厚さ1cm縦横5×10cm程の取り出したハードディスクを
「こんな小さなものの中に、すべてのデーターが入っているのか~」と、しみじみ眺めていたら、
「メモリーを包むものを出して」という声。
見ると、外したメモリーを手にして、「256MBあるから、いいかも…」と。
聞けば、アキバに行った時に、このメモリーを売ってくると言う。

ゴミのために、お金を払わなきゃいけない厄介者って思っていたけど、
  <ほう~、虎は死して皮を残す…てか。>

ふと、そう思ってしまった撫子でしたが…、ちょっと違うか……



アフターケアー

2005年07月16日 | Weblog
一昨日、いつもの行きつけの美容院に行ってカットしてきた。
前回に行った時、店長兼アートディレクターに昇進した、いつも指名する美容師さんが、
「夏は背中が大きく開いた服を着る事が多いから、襟足は長めにした方がカッコいいですよ。」
って、言ってたのを思い出し、髪の長さは余り切らず量だけは少なくし、全体的に若い子っぽい
スタイルにまとめてもらった。
途中、やっぱり、ちょっと襟足が長いかな~と思い、美容師さんに相談したが、
「この長さでなければ、このスタイルのバランスが崩れますよ」と、自信をもって言われると、
そうか~と納得。

ところが、ここ2・3日急に暑くなった事も手伝い、美容室から帰る途中にして、首周りが、
うっとうしい事この上ない。
家に帰るなり、髪をゴムで縛りつけてしまった。
そして、いつもの美容院から帰った後の、幸せな気分は皆無。

夜になって、あれこれ悩んだ末、やっぱり襟足は切った方がいいと思い、美容室に電話をして
切ってもらう事にした。
こんな風に、その場で納得しておきながら、もう一度切りなおして貰うなんて体験は、初めてだっ
たから、今日、再度美容室に行った時は緊張した。

嫌な顔をされるのではないかとビクビクしていたが、逆にめちゃ親切で、対応もすこぶる良く、
マッサージも丁寧にしてくれ、カットの後のトリートメントもサービスでしてくれた。
美容師さんも、気合を入れてカットしてくれる。
襟足はバッサリ切り、格好良さより、実用第一を優先するあたりは、やっぱりオバサンだな~、
と我ながらしみじみ思うが、暑さには勝てない。

気持ちよく治して貰ったのに、ただと言われた。
でも、こんなに良くして貰ったのに、ただでは悪いので、スプレーのワックスを買ったら、
ネイル用のやすりを貰ってしまった。

う~ん、この店が、こんなにアフターケアーのいい店だとは思わなかったな。



ばつが悪い?

2005年07月11日 | Weblog
今日、ブッチとの散歩の途中、はるか向うから友達のSさんがやって来るのが見えた。
思わず、親しみを込めて、大きく手を振る。
Sさんも、片手にバック、もう一方の手にスーパーの袋を提げながらも、
手を振って答えてくれた。
そのまま満面の笑みを浮かべながら、ズンズンと二人の距離が縮まって行ったが、
しばらく行くと、ちょっと???。
Sさんの方も、様子がなんか変。

近づいてみたら、知らない人だった…

そのまま、あわてる事もなく、照れ笑いをしながら、
お互いに、「どーも、どーも…」と頭を下げながらすれ違う所が、やっぱオバサン同士。

でも、心の中は、何ともばつが悪いというか親しみが湧いたというか、不思議な気持ちだった。

おっちょこちょいな私につられて手を振った、相手の人って、ちょっと好き…

☆☆☆ 七夕 ☆☆☆

2005年07月07日 | Weblog
今日は、7月7日の七夕。
最近は、街を歩いても七夕を飾っているのを見かけなくなった。
昔は、家でも笹の木を取ってきて、折り紙で飾りを作り、願い事を書いて飾ったし、
商店街等でもよく見かけたものだった。
今は、店のクリスマスの飾りつけはどんどん盛大になっていくが、七夕の方は衰退して行く一方だ。
やっぱりあの、の~んびりした「ささのは~、さ~らさら~♪」という音楽は、購買意欲を
駆り立てないのかな。

近年、クリスマスイブに恋人同士が愛を確かめる行事が流行っているが、ホントは、七夕の方が、
美しくせつない愛に満ちている恋人達の日のように思うんだけど…
織姫と彦星が一年に一度しか会えない日というのは、現代で言う長距離恋愛の最たるものかもしれない。
久し振りに逢った恋人同士が、夜空を見上げて愛を語るなんて、ロマンチックだと思うんだけど。

七夕は“長距離恋愛の日”、もう少し範囲を広げて、“単身赴任の家族の日”、ますます広げて、
普段は会う事のない“ネットのオフ会の日”とか、とにかく離れている人達の再会の日としたら
どーかなあ。
皆が逢いやすいように、七夕の日として、国民の休日にしてね。
そうしたら、日本中の織姫、彦星達が移動するから、経済効果も大だったりして…
な~んてね。

身近な七夕は少なくなっていくが、豪華な七夕祭りは盛んになっていく。
でも、わざわざ出掛けなくても、一番かなえて欲しい願いを一つだけ書き、家や学校で笹の木に飾り、
雨が降らないように願った、あの日本的な素朴な七夕は、すたれて欲しくないって思うな。

今日は、夕方雨が降ったし、夜は曇りになりそう。
天の川も、星も見えそうにないなあ。



宇宙戦争

2005年07月06日 | Weblog
今日は、レディスディなので、スピルバーグ監督とトム・ジョーンズのタッグの
「宇宙戦争」を見に行った。
昨日の、デイープインパクトが水星に衝突した映像の後とは、なんというグッドタイミングだろう。
宇宙の中では田舎の銀河系に、我々、生命体が生きているのだから、この広い全ての
宇宙の中には、我々以外の生命体がいても、不思議はないと思っているので、
水星に生命がいたら、衝突の後はこんな風に大騒ぎ?なんて思ったりもしながら見た。

映画は、親子愛を織り交ぜ、時には、宇宙人が地下室に隠れているレイ(トム・クルーズ)と
子供のレイチェルを探す場面は、ジェラシックパークの恐竜を思いださせたり
逆襲に転じたレイ達の、
「大阪では、宇宙人を2つもやっつけたんだから、我々にも出来ない事はない!」
(なんで東京じゃなくて、大阪なんだろう。大阪人の方が強い??)
な~んて、ちょっと嬉しいセリフも入っていたり、TV朝日が出てきたりとか、
なかなか面白かった。

ストーリーは単純明快で、人間が殺戮された気持ち悪い場面はあるが、音響効果も手伝い
ハラハラした映画は、うっとうしい暑さを忘れさせてくれてスカッとした。
終わりの方は、ちょっと雑なくらい早い展開で、あんなに強かった宇宙人の変化に???
だったが、結末を見て納得。
「う~ん、なるほど~。」と、思ったのでした。
結末を言ったら、これから見る人が、面白くないので言えませんけど…



ディープ・インパクト

2005年07月05日 | Weblog
お馬さんの、ディープ・インパクトも夢を見させてくれて素晴らしいが、
今回のNASAの、“ディープ・インパクト”の偉業は、なんと夢の広がる事だろう。
水星(テンペル第一水星、と言っていたが、我々の習った水星とは違うのかな?)に
うまく衝突したが、その正確なNASAの技術にも驚く。
衝突する瞬間の映像まで見せてくれた。
探査機は、約46億年前の太陽系生成の元となる水星内部の構成物質を調べるらしいが
これによって、太陽系誕生の謎が解明されるかもしれないという。

思えば、アポロ12号が月に月面着陸してから、35年以上経っている。
20年程前には、2000年の頃には、「たくさんの技術者が宇宙ステーションに出張」、な~んて
時代になるかもしれないって思ってたけど、21世紀になったけど、まだそこまでは行かなかったな。

いつも不思議に思うのだが、これほど宇宙技術が発達して、あんな遠くの星まで、無人探索機
とはいえ、行くようになったのに、どうして月には、行かないのだろう。
アポロのように有人で。
一度行ったのなら、何度も行けると思うのだけど…
地球では、月の土地まで、売り出しているというのにね。

アポロと言えば、月の石を持って帰って来た。
その月の石が大阪万博の目玉で、あの時は、長時間並んで見たものだった。
今回の愛知万博は、マンモスが目玉。
でも、なぜか周りの人で、愛知万博に行った人は少ない。
TVでは、たくさんの入場者数を聞くが、私の周りでは、イマイチ盛り上がりに欠けている。
実際、撫子も、6月から「名古屋駅で落ち合って、愛知万博に行こうね。」と言いながら
毎週、どちらかが用事が出来たり、体調をくずしたりして、延期になり続けて、もう7月。
せっかくの万博だから行って見るか…と思うだけで、結局、本当に何かが見たいという、
熱意に欠けてるんだろーなあ。

ゴッホ展

2005年07月03日 | 絵画
新しく出来た、中ノ島にある国立國際美術館に「ゴッホ展」を見に行った。
雨だというのに、すごい人。
入場制限もあり、しばらく並んで待ってから入った。
いつも大きな美術展は京都市立美術館に見に行くのに、どうして今回は大阪なのだろうと
思っていたが、行って見て、なるほど~と思った。
外見も奇抜だが、中に入ってみても、広くてとても明るくて近代的。
美術展というと、歴史を感じさせる洋館建ての博物館・美術館でというのがお決まりだったが
エスカレーターで地下2階まで降り、展示場に行くようになっている。

今回のゴッホ展は、オランダのゴッホ美術館とミュラー美術館から、選りすぐった作品が来ていた。
ひしめきあうような人々の隙間からの鑑賞という態だったが、「糸杉と星の見える道」の作品を
見た時、絵に引き込まれるような体験をした。
その後、胸がいっぱいになり、息苦しいようなドキドキするような不思議な気分だった。
絵が生きているというか、魂が篭っているというような印象を受けた。
後で聞いたら、ゴッホが自殺する前の最後の作品だった。
精神を病みながら、最後に渾身の思いで全精力を傾けて画いたのだろうか。
今までゴッホは、モネや、ルノアールみたいに大好きという画家ではなかったが、ゴッホが天才と
言われ、世界中の人を魅了している訳がわかった気がした。

ゴッホも他の印象派の画家と同じように、ジャポニズムに魅せられていたのが、何だか嬉しい。
広重の五十三次などの浮世絵は、昔からマッチの箱などで見慣れているから、何とも思わずにいたが、
改めて、構図といい色彩といい、素晴らしいんだなあと、逆輸入?状態で思うようになった。

どうでもいいのだが、今までずっと「ヴィンセント・ファン・ゴッホ」って思っていたけど「フィンセント・ファン・ゴッホ」なのに、今日気がつきました。