撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

ザルツブルグ

2012年11月19日 | ミュンヘン&オーストリアの旅
朝、ミュンヘン中央駅からQBBの特急列車に乗ってザルツブルグへ移動。 


ザルツブルグ行きのホーム

駅には改札口などなく、乗っていると車掌さんが切符の確認に来るだけです。
列車には、スーツケース置き場も自転車置き場もありました。
1時間ほどでザルツブルグに到着。

まずは、駅で観光に便利なザルツブルグカードを購入。
ザルツブルグには1日しかいないので、24時間用(25ユーロ)を購入。
これでほとんどの主要観光スポットが入場無料、バスも乗り放題でホーエンザルツブルグ城塞へのケーブルカーなども
利用できる。



ザルツブルグカード


宿泊のメルキュール・シティホテルは駅の南側の新市街地にあり、歩いていけない事もないが駅の南側は全面工事を
していて出入り出来なくなっていた。
北側からタクシーでホテルまで行く。
南側に通じる道路のトンネルも工事していて遠回りになるが料金は7.5ユーロ。チップを入れても日本より安い。


ホテルに着き、チェックインをすると「ザルツブルグカードは要りますか?」と言われた。
ホテルでもカードは買えるようでした。

フロントで近くのバス停場所を聞くと、ドイツ語の観光マップとバスの路線表を貰えました。
旧市街地のモーツワルトの生家に近い下車バス停を教えて貰い、バス停へ。
ホテルからバス停乗り場は、すぐ近くでした。。



バス内


教えて貰ったバス停で降り、地図で道順を調べていたら、バスを待っている女性が親切に近道を教えてくれました。
「モーツワルトの生家だけでなく、住んでいた家が川の向こうにあるから、ぜひ行った方がいいですよ」と、その道順も。
朝のタクシーの運転手さんといい、この女性といい、こちらの人はとても親切。



 旧市街の街並み



【モーツアルトの生家】 







  入口  



各国での料金表示の中に、日本語もありました


室内は撮影禁止でしたが、モーツワルトが使用した楽器や自筆の楽譜や手紙などが展示してありました。


中にショップがあったので、ほっそりしたテディベアを記念に買う。







モーツワルトの生家からレジデンツの方へ歩いて行くと、モーツワルトも通ったというカフェ「トマッセリ」があります。



「トマッセリ」1705年創業


ケーキセットを注文すると、ウェイトレスさんが大きなトレーに十数種類のケーキを乗せて来てくれました。
その中から好きなものをもらうようになっていました。
ケーキも日本のように甘くなく、フレッシュで美味しかったです。


飾りのト音記号が音楽の街ザルツブルグらしい






  レジデンツ広場



  観光馬車が待機しています






【大司教のレジデンツ】

平時に大司教が住居し執務していた宮殿。




  
中庭を通って正面の建物の左階段を登った所が見学の入口


日本語のガイダンスを貸してもらえます。


若き日のモーツァルトも演奏した「騎士の間」





6歳のモーツァルトが大司教の前で初めて演奏した「会議の間」







謁見の前に待機する「控えの間」







  壁に掛ったタペストリーが豪華な「謁見の間」






  「王座の間」





   代々の大司教のコレクションが展示してある「ギャラリー」





    隣のフランツィスカナー教会と繋がっている通路





向こうの正面に新レジデンツ(ザルツブルグ博物館)が見えます
中央の噴水には被いがしてありました。









メンヒスベルクの丘の上に建つ「ホーエンザルツブルグ城塞」が見えます。




ケーブルカー乗り場






【ホーエンザルツブルグ城塞】
ザルツブルクのシンボル的な城塞。
1077年に着工し、その後約700年間の間増築を重ねて現在の形になりました。






















   入口 




  城塞内の庭 教会もあります





  大砲






  「黄金の広間」
大司教が祝祭典や饗宴を催した広間で、現在では城塞コンサートが開催されている




  「黄金の小部屋」
大司教の居間だった部屋




後期ゴシック様式のタイル張りの暖炉 1501年に制作





城塞博物館の展示






アルプス方面の景色



ロープウェイで降りてから、フロリアン広噴水近くのお店でモーツァルトのチョコをお土産に買う。



「フロリアンの噴水」




【大聖堂】
774年に建てられ、12世紀に後期ロマネスク様式に改築、その後17世紀にバロック様式に建て直された。
主祭壇上の巨大な円天井が美しい。



3つの入口は信仰・愛・希望を表しているそうです。
 












  ヨーロッパ最大級のパイプオルガン(6000本のパイプ使用)




  













大聖堂を出てから、最初は行く予定は無かったけど、道順を教えて貰った女性が薦めてくれたモーツワルトの住んでた家に
行く事にした。




途中の橋の上からの景色










【モーツァルトの住居】


角のピンクの家が住居です



 
   入口

モーツァルトが使ったピアノなどが展示してあります。
内部は撮影禁止。
ここでも日本語のオーデオガイドが借りられます。
説明の後にモーツァルトの曲が流れ、部屋に置いてある椅子に座って聞く。
とてもゆったりした時間が過ごせて素晴らしかった。


モーツァルトの住居を出てからホテルに帰るバスの路線を見ていたら、今度はバスを待っていたオジサンが、
どれどれと我々の路線表を見て乗り場の番号を教えてくれた。
ホントに次々と皆さんに親切にして貰い、オーストリアが好きになりました。




メルキュール・シティホテル



ビジネス向け4星ホテル。
日本人は見かけなかったけど、食事も美味しく快適なホテルでした。
フロントの女性も親切。タクシーも5分で来てくれました。



 ”ミュンヘン ” ピナコテーク周辺

2012年11月15日 | ミュンヘン&オーストリアの旅
今日は日曜日。美術館巡りの日。
ミュンヘンでは、日曜日の美術館入場料は1ユーロ。名画を1ユーロで観られるなんて何というラッキーな。
日本では考えられません。

ホテルから中央駅(Hauptbahnhof)まで歩き、地下鉄U2線に乗り2駅先のTheresienstr駅を目指す。







車内




3つの美術館を観てまわる予定ですが、時代の古い順番から観ようと言う事になり、まずはアルテ・ピナコテークを目指します。

Theresienstr駅を降りて少し歩くと、アルテ・ピナコテークが見えて来ました。


【アルテ(古い)・ピナコテーク】








入口


ほとんど開館時間に入ったので、見学者が非常に少なかったです。
アルテ・ピナコテークには14~18世紀のヨーロッパ絵画が展示され、ルーベンスの部屋もあります。









ポンパドゥール夫人の肖像画 (1758年)




           





ルーベンスの間にルーベンスの「最後の審判が見えます。










アルトドルファー『イッソスの戦い(アレクサンドロス大王の戦い)』(1529年)




デューラー『自画像』
去年、ロンドンのナショナルギャラリーの”レオナルド・ダビンチ展”で観た『救世主キリスト』と、とても良く似ていた。
ダビンチの『救世主キリスト』より、ずっと小さかったけど。



カニジャーニの聖家族






アルテ・ピナコテークとノイエ・ピナコテークの間にある公園。
この公園を抜けた向こうに見えるのがノイエ・ピナコテークです。







【ノイエ(新しい)・ピナコテーク】



 正面



















「マルガレーテ・ストンボロー=ウィトゲンシュタインの肖像」 クリムト



 
  「アトリエでの昼食」  マネ















 



 









     ひまわり ゴッホ



「すいれん」 モネ

 
 
     「アルジャントゥイユの橋」 モネ            

  








ノイエ・ピナコテークの絵画は好きなものが多く、ゆっくり観てまわりました。




ランチは美術館内のレストランで。 とても美味しかったです。




レストランの前の庭




ノイエ・ピナコテークからデアモデルネに向かって歩いていくと、大きな茶色のオブジェが見えて来ました。
その前にピナコテーク・デア・モデルネがあります。





ピナコテーク・デア・モデルネの前の庭にある鉄のオブジェ
おじさんが三脚のカメラで撮影していたので私も。




【ピナコテーク・デア・モデルネ】
ここは現代美術・グラフィックアート・建築・デザインの4分野が集合した美術館だそうで白の建物自体がアートのようです。







下に見えるフロアはエントランス






少ないですが、マティス・ピカソ・ダリもありました。


 
マティス

 

  ピカソ                                                      




   ダリ



















館内は非常に広く地下から2階までありました。美術部門は2階です。
我々は2階を主にサッと観ましたが、現代アートの好きな方にはたまらないんだろうな~と思いました。




デア・モデルネからマリエン広場まで行く途中にオデオン広場があり、その前にバイエルン王国宮殿の『レジデンツ』があるので行く事にする。



途中の景色






10分ほど歩くとオデオン広場に着きました。




  オデオン広場





  将軍堂



  レジデンツ前の「テアティーナー教会」






レジデンツに入る前に、テアティーナー教会隣りのカフェで休憩。
ここまで3つの美術館内を歩きまわったので、かなり疲れた。


【レジデンツ】
5世紀に渡りバイエルンを統治したヴィッテルスバッハ家の本宮殿。
想像以上に宮殿内は豪華絢爛でした。





     アンティクヴァリウム (考古館) 











 



 
      王室礼拝堂


  


















      先祖画ギャラリー






レジデンツからマリエン広場に行く途中にバイエルン州立歌劇場がありました。


    バイエルン州立歌劇場




買い物をしようとマリエン広場に行くが、昨日はあれほど賑わっていたデパートも他の店もみごとに閉まっていました。
日本と違い日曜日にはお店が閉まるのをすっかり忘れていた。
昨日、お土産のサッカーグッズを買っておいて良かったとホッとする。






周辺の多くのレストランも閉まっている中、白ソーセージ発祥で有名な「ツム・シュペックマイヤー」は開いていたので入る。


  「Zum Spockmeier」



 
  ここのビールも美味でした。



昨夜、「ホーフブロイハウス」で同席したリンツの青年が食べていた”壺の容器にお湯と共に入った白ソーセージ”が食べたくて
メニューを見ながら、たぶんこれだろうと注文したらこんなのがきてしまった……
                               

           でも、ディップを付けて食べたソーセージは美味しかったです。
ドイツのソーセージは、昨日のビアホールといい、ソーセージの種類豊富なホテルの朝食といい、ホントにどこも美味しかったです。


このお店のウェイターのおじさんは楽しい人でした。
我々を席に案内するなり、「日本人?」と聞き「日本語は分からないよ。」な~んて英語で言いながら、結構日本語が話せた。
日本人が多く訪れているみたいでした。





お店を出ると辺りはすっかり暗くなっていた。












マリエン広場にあるデパートの前で数名のミュージシャンがバイオリン等で演奏し、それを多くの人が取り巻いて聞いていた。
曲に合わせて、路上で社交ダンスを踊る若いカップルが映画のシーンのようで素敵でした。



”ミュンヘン&オーストリアの旅”  ミュンヘン マリエン広場

2012年11月12日 | ミュンヘン&オーストリアの旅
ユーロスターを利用して、ミュンヘン・ザルツブルグ・ハルシュタット・ウィーンと11月2日~10日まで駆け足の旅をして来ました。
今年も美術館訪問が主な目的の旅でしたが、ウィーンでは美術館だけでなくオペラを初鑑賞して来ました。
フォルクスオーパーとシュタッツオーパー(ウィーン国立歌劇場)と2箇所鑑賞しましたが、それぞれに持ち味がありとても良い体験でした。
今まで海外ではミュージカルばかり観て来ましたが、今回でオペラの素晴らしさに魅せられました。




 マリエン広場の新市庁舎  in ミュンヘン




ミュンヘンでは日曜日の美術館は1ユーロで入場出来るので、日曜日にミュンヘン滞在になるよう日程を組み、カタール航空でドーハを乗り継ぎ
土曜日お昼にミュンヘンへ到着。

空港から宿のある中央駅までSバーンとシャトルバスの移動方法があるが、スーツケースを置ける場所のあるシャトルバスの方が良いだろうと
ルフトハンザエアーポートバスを選択。
   

終点の中央駅まで約40分(10.5ユーロ)で行けます。



今回の旅は、ウイーンでオペラを観る時のために着物を持参しているのでスーツケースが重い。
オペラを観るのは初めてだ。
ウィーン国立歌劇場のドレスコードの有無を調べたら、ドレスコードは無いがそれなりの服装で(女性はイブニングドレスとまではいかないまでも
シックなワンピース、男性はダークスーツが適切)と、ネットに書いてあった。
それに、二年前にウィーンに行った友達が国立歌劇場でオペラを観た時、オペラ座の前で売っていた当日券を買って観たのだが、旅行着だった為
休憩時間の時、それぞれドレスアップした観客に混じってとても気まずい思いをしたと言っていた。
彼女からもドレスがないなら着物で行くべし!と、アドバイスを受けていた。

適切なワンピースは持ってなく、それじゃあと茶道のお茶会の時によく着た小紋でしのぐ事にした。
スーツケースに入れて何日も運ぶので皺が出来にくい縮緬の小紋(訪問着まで着なくてもいいかなと)にし、我々の滞在する日程のオーストリアの
天気予報を調べてみると最高気温5度~10度の日が続く。
これって日本の真冬。そんな寒さなら道行きと着物用ショールも必要。それに着物用バッグとぞうりを加えると、かなりな重量となった。

列車の旅なのに、いつもより重たいスーツケースを引っ張ってシャトルバス停に着くと、とても愛想の良い運転手さんが私の「ミュンヘンミドル」
のミドルの発音がちょっと違うな~と、英語で話しかけながら、スーツケースを運んでくれた。
ドイツとオーストリアはドイツ語なのに、出会った人、どの人も普通に英語が話せていた。それも発音がとても分かりやすい英語だった。

さて、バスの乗客は全部で4人という貸切状態で中央駅へ出発。



ミユンヘン駅を出るとすぐに 強豪「バイエルンミユンヘン」のホームスタジアムが見えて来ました。


  アリアンツ・アレナ
おー、ここに1シーズンだったけど宇佐美がいたんだなあ~と思いながら通過。



中央駅に着き、宿の「ゲルマニアホテル」を探す。
中央駅南側に位置し、駅から3分とあったがホントに近かった。
中央駅となりにはUバーンの地下鉄もあり、ホテルの前には激安スーパーもあり、近所にはレストランも多く、ロケーションはとても良い。
古いホテルだったが清潔で、受付の女性も日本語が少しわかり、対応もとても親切だった。



中央駅構内





なぜかライオンの像が


ホテルからブラブラ歩いて旧市街地の中心地マリエン広場に行く。
土曜日のせいか凄い人ごみで、ショッピングのお店の袋を持った人が多い。



マリエン広場




パフォーマンスをしている人があちこちに居た。





                                                   聖マリア像




   塔の仕掛け時計





   正面に見えるのは 「旧市庁舎」






しかし、1本横道に行くとこんなに静か





こんなお家も






  ヒットラーが集会を開いた事で有名なお店 「ホーフブロイハウス」





入るとすぐに看板が。
皆さんが写真を撮っていたので私も。






内部






店内にはステージも






天井の飾り




お店の中をうろうろするが、なかなか席が見つからない。
同じように席を探している人が二階に上って行ったので後に付いて我々も登る。
しかし、二階にはビアホールはなく、コンサート場のような広い部屋があった。



階段には写真が飾ってあった


入り組んだ店の奥の方へ進むと席が空いていたのでゲット。
我々が乾杯をし、おすすめメニューのソーセージを食べていると、席を探していたオーストリア人の親子に同席させて欲しいと言われ同席。
背中まで伸びたブラウンの長髪を束ねた息子さんは、見かけと違いシャイな人だった。
リンツから来たと言い、我々がこの後の訪問先をリンツかハルシュタットかで迷い、ハルシュタットを選択したと言ったら、とても残念そうだった。



ビールは好きではないが、ここのは美味しかったです。




  夜の新市庁舎



  暗くなっても沢山の人々が




  マリエン広場の入口 カールス門