撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

ロンドン&パリの旅 最終日

2011年12月21日 | ロンドン&パリの旅
7日目。  この日、午後2時半にはパリを発つ。

ホテルに帰るたびに笑顔で迎えてくれたフロントの女性や、モーニングやルームクリーニングをしてくれた女性ともお別れだ。

「ドゥーヌ オペラ」は、オペラ駅のすぐ側で何をするにも便利であったし、朝食も美味しいし家族的なホントに居心地のよいホテルだった。
もし、次回来る事があったら、ぜひまたここに宿泊したいと思う。


     
         朝食はここで。



     



     
        どのパンも美味しかったです。




オペラ座近くのバス停より、空港直通のロワッシーバスが出ている。所要時間は1時間ほど。
空港バスは、オペラ座向かって左のAuber通りとScribe通りの角から15分おきに出ており、料金は10ユーロだった。
ホテルからスーツケースを引っ張って行ったのだが、近くて助かった。

バスに乗り込みパリの街を眺めながら郊外へ。
我々のターミナルは2Cだ。 思ったより地味な待合だった。



ドバイまで5時間ほど。行きより早く感じる。
ドバイ空港で乗り換え。乗り換え時間は3時間。


    
      ドバイ空港  


疲れて眠かったので空港に設置してある、足も伸ばせるイスで一眠り。
とても楽チン。こんなイスのある空港は初めてだ。

エミレーツ航空は今回初めて乗ったのだが、さすが5つ星を貰っているだけあって、とても良かった。
パーソナルTVで日本語字幕映画のみならず、邦画も観られる。
食事も充実していたし、エコノミーなのに「アイマスク・洗面用具・靴下」のセットも貰え、CAさんも親切で日本人のCAさんが行きも帰りもいた。

ドバイからは、ずっと寝て過ごした。
私は今回のフライトスケジュールは気に入っていた。
行きも夜出発だったのでドバイまでぐっすり寝て過ごした。そして、ドバイからロンドンまではすっきり起き、ロンドンに着いた時は時差を感じなかった。
これが、朝出発のフライトだと寝る時間がいつもと違うせいか、到着してからがしんどいのだ。
帰りも関空に夕方5時に着いたが、時差もなくすっきりしていた。
 

今回の旅は、スケジュールはキツかったが満足のいく旅だった。
前回は観光地が主だったので、訪れられなかった美術館・寺院に今回は全部行けた。
そして、それらは予想以上にどこも良かった。

また、10年前に感動して観た絵画が(ホントにそれはオーラーを放っているように見えた)、今回はビックリするくらい普通に感じたのは意外だった。
いつかまた、時間を経てからこれらの美術館を訪れてみたい。
また印象が変わるかもしれない。


 

ロンドン&パリの旅 ”サント・シャペル教会・クリュニー中世美術館”

2011年12月19日 | ロンドン&パリの旅
6日目。今日は、シテ島周辺のノートルダム大聖堂を初め、ステンドグラスが美しい事で有名なサント・シャペル教会と、「貴婦人と一角獣のタペストリー」が展示されているクリュニー中世美術館に行く。


この日も、通勤客に混じってオペラ駅から出発。
オペラ駅からメトロ7番線でシャトレ駅へ行き、そこから4番線に乗り換えてシテ駅へ。
シテ駅は、ノートルダム大聖堂と、サント・シャペル教会の中ほどにある。
サント・シャペル教会の方がやや近いが、開館時間がサント・シャペルは9:30amからなので、8時から開館しているノートルダムの方に先に行った。

 
   ノートルダム大聖堂

朝一番なせいか、10年前はたくさんいた売り子等は一人もいなかった。


     
          内部



  
  教会内の自動販売機で記念のコインが2ユーロで売っていました。



ノートルダム広場前のパリ警視庁横の道を抜けると、サント・シャペル教会があります。10分ほどで着きます。


                   
             正面はパリ警視庁




【サント・シャペル教会】
パリ最古のステンドグラスのある教会。
聖書の場面が描かれたステンド グラスが本当に美しい。


         
               サント・シャペル教会 1階



        
             狭い階段を2階へ上がると





        



        



         


全面ステンドグラスで、息をのむような美しさでした。




          
            ここでも記念コイン(2ユーロ)が販売していました。
            各国の文字と一緒に日本語の「フランス」も書いてあります。   





教会からすぐ側のサンミッシェル橋を渡り、まっすぐ南下し、サンジェルマン大通りに行くと中世美術館の庭が見えて来ます。

   
        





【クリュニー中世美術館】

5世紀から15世紀までの中世時代の美術作品が展示してあります。




      
          クリュニー中世美術館
          



        
             タペストリーの展示 

        


                 
            タペストリーの下には聖歌隊席(15世紀初頭)



有名な「貴婦人と一角獣のタペストリー」は、二階の円形の薄暗い特別展示室に飾ってあります。



       
          5枚の貴婦人と一角獣のタペストリー


「味覚」・「聴覚」・「視覚」・「嗅覚」・「触覚」を表した5枚のタペストリーが並んで飾ってあります。



      
            「私の唯一の望みに」

反対側に一枚だけ飾ってあるタペストリー「 私の唯一の望みに」。
貴婦人は、前5枚のタペストリーで身に付けていた宝石を宝石箱に戻しています。
美しいだけでなく、何か哲学を感じさせるタペストリーで、真ん中に置いてあるイスに暫く座ってしばらく見学しました。



               
                   館内礼拝堂



              
                ステンドグラスの展示室。12~13世紀の作品
              
                
ステンドグラスは、いつも遠くから見上げて見るものだったので、こんな近くで見られて嬉しかった。




      
        パリ・ノートル・ダム大聖堂の彫刻展示室



      
         パリ・ノートル・ダム大聖堂の彫刻


       
            歴代王の頭部

王家の彫像のほとんどがフランス革命の時に破壊されました。
頭部が並んでいるのを見た時は、ちょっと怖かったです。


      

       
          リュクサンプール公園

花壇の花が綺麗なので見ながら公園を歩いていたら、女性が「ユニセフだ。」と言いいながらパンフレットを見せ募金を求めて来た。
他の場所でも同じように署名を求められたが、ユニセフが路上募金や署名を求めないのは知っているので、そのつど「ノー!」と、きつく言って無視。
新手の手口が流行っているようだ。




        
             オデオンシアター        



この後メトロでオペラ駅に帰り、ラファイエット百貨店でショッピングに時間を費やして終了しました。  



ロンドン&パリの旅”美術館巡りと奇跡のメダイ教会”

2011年12月16日 | ロンドン&パリの旅

5日目。今日は、「オランジュリー」・「オルセー」・「ルーブル」と3つの美術館巡りの日。

水曜日はルーブル美術館が夜9:00まで開いているので、ルーブルは一番最後にゆっくりと見学する事になった。


           
 ホテルから大通りへ出てオペラ座の反対方向を見ると、向こうにヴァンドーム広場にある記念柱が見える。


             
              ディオール等の店があるヴァンドーム広場

朝早いので、もちろん店は閉まっております。



ヴァンドーム広場を抜け、その先のチュイルリー公園を抜け、コンコルド広場に沿って歩いて行くとセーヌ川の側にオランジュリー美術館がある。


        
          チュイルリー公園  ワンコの散歩

            


       
           公園の中を騎乗したおまわりさん?



       
              コンコルド広場



        
             並んでいる鳩と観覧車

 
 【オランジュリー美術館】

10年前にパリを訪問した時は改修中で入館出来なかったので、今回訪れる事が出来て感激だった。
撮影は禁止で、荷物は預けるようになっていた。

セザンヌ、ルノアール、ユトリロ、マティス、ルソー、モディリアーニと、印象派から20世紀初頭の画家の絵画が揃っている。

お目当ての1階のモネの”睡蓮”は、丸い天井から差し込む自然の柔らかな光が睡蓮の連作に注ぐ、二つのホールにあった。
真ん中に設置してあるイスに座ると、どこを向いても8枚の大きな”睡蓮”がある。
それが、時間と共に変化する天井からの光によって、”睡蓮”の色彩も微妙に変わる。
二つのホールを行ったり来たりして、ゆっくり変化を鑑賞し至福の時を過ごした。
モネは日本人に人気があるのか、朝一番にもかかわらず日本人が多く、いつの間にか東京から来た人と”睡蓮”を観ながら、お互いに話が弾んでしまった。



       
            オランジュリー美術館




オランジュリー美術館から、コンコルド橋を渡ってセーヌ川沿いに少し歩くと、オルセー美術館が見えて来る。


       
            セーヌ川から見えるオルセー美術館

  


  【オルセー美術館】
       

       
             オルセー美術館



美術館入り口には、多くの人が並んでいた。
でも、我々はミュージアムパスを持っていたので、すぐ入る事が出来た。

ルノアール、モネ、マネ、ミレー、ゴッホ、ゴーギャン、ドガ、セザンヌ、ルソー等、知っている絵画がいっぱい。でも、ここも撮影は禁止。


前回来た時、モネの”傘をさす女”の左向き・右向きの壁一面の大きな絵画を観た時、不思議な体験をした。
風がサーっと、吹いてきたのを感じたのだ。


                  


それまでルノアールが好きだったが、それ以来モネが大好きになってしまった。
今回、あの2枚の絵画に会えると、楽しみにしていたのだが、くまなく館内を探したが見あたらなかった。どこに行ってしまったのだろう。



       
             美術館内のレストラン


美術館内のレストランの前では多くのが順番を待っていた。我々も並び店内へ。
メニューはいろいろあったが、”Todays メニュー”にした。
ランチの撮影をするには、周りの目が気になったので画像は無いのですが。

バスケットに入ったパンと、鮭に野菜のソースがかかったメインと、プリン風メレンゲのデザートというものだった。
どれも美味しかった。食後のコーヒーを追加したら、ここもエスプレッソが来た。
パリではコーヒーを注文すると、どこも最初からミルクがたっぷりのコーヒーが来る。

パンも個々のパン皿ではなく、二人分がバスケットにまとめて来る。
デンバーの友達がニースの人から聞いた話では、フランスではパンはお皿には置かず、ナプキンの上に直接置くのが普通なのだそうだ。
お皿に置かないのは、少し抵抗があったが、パンはどこで食べても美味しかった。

             

予定が思ったより進んだので、明日の予定にしていた”奇跡のメダイ教会に行く事にした。
オルセー美術館から東側のパック通りを、南にずっと歩いて行くと道沿いにある。
小さな教会で、入り口も分かりにくいです。
そのまま行くとパリの老舗デパート、”ル ボン マルシェ”が左側にあります。


  【奇跡のメダイ教会】
教会正式名はサンヴァンサン・ド・ポール愛徳修道女会礼拝堂教会です。


   

1830年12月、聖堂の修道女カタリナの前に聖母マリアが現れ、おつげをされたそうで、聖カタリナ・ラブレの遺体(不朽体)が置いてありました。
キリスト教徒の有無に関係なく、奇跡のメダイを身につける人は幸せになれる言われている。



  
           道路から見た教会



       


白と淡いブルーの清楚で美しい教会でした。教会内は撮影禁止。
信者の方が真剣に祈ってらして、厳かな雰囲気でした。



        
              教会入り口



        
         ポストカードから教会内部



 
  売っている”奇跡のメダイ” ブルーの分はペアで入っていた。カップル用?



  【ルーブル美術館】


   


   
  

  
      ピラミッドが見えてきました


前回は、ほとんど2階の絵画に時間を費やしたが、今回は、くまなく見て回った。



   
     ニケの像              ミロのビーナス     



  
   聖母子と聖ヨハネ            トルコ風呂


  
        夏                     真珠の女

      
      
         ガブリエル・デストレとその妹


       
        「レースを編む女」は貸し出されていました。

     
      ハムラビ法典            マグダラのマリア像


             




       
             ピラミッドの中より 



      
                

すっかり暗くなり、この日は終了。
ホテルまで歩いて帰りました。普段は車の生活なので足はパンパン。
こんなに歩いたのは久しぶりでした。


  
    

ロンドン&パリの旅 ”マルモッタン美術館とオペラ座”

2011年12月14日 | ロンドン&パリの旅
4日目。
今日は、米国デンバー在住の友達夫婦と待ち合わせて「マルモッタン美術館」へ行く。
彼女達との再会は、今回の旅の中でも我々にとって大きなイベントであり、出発前からとても楽しみにしていた。


    
          朝のオペラ座前を通勤する人々 



ちょうど2年前、私はデンバーの彼らの家でステイさせてもらった。
その様子は、こちら。

今回、旅の1ヶ月ほど前のメールで、偶然にも同時期お互いがパリに滞在する事が分かった時は驚いた。 
もちろん、パリで会おうという事になった。
2年振りの再会だ。家人は10年振りの再会。楽しみだ。

彼女達は、ニースの知り合いの別荘で10日間ゆったりとした休暇を過ごし、それからパリを観光してから帰国する。
我々のように短期間にひたすら美術館を巡る、あわただしい旅とは大違いだ。



       
         シャン・ドウ・マルス公園前からエッフェル塔



彼女達は7区のエコール・ミテール駅近くのホテルなので、オペラ座からメトロ8番線で乗り換えなしで13分ほどで行ける。
パリも「ヤフーの路線」のようなHPがあり、ここで 調べれば所要時間も乗り換えも分かる。
カルネという10枚セットのチケットを買えば、メトロもRERもバスにも使え便利なのでオペラ駅で買った。

彼女達のホテルから、RERのC線Pont de I'Alma駅まではそう遠くなく、そこからBoulainvilliers駅で下車しマルモッタン美術館に行く予定。

それにパリ市立近代美術館も近いので、マティスの”ダンス”も見たい。


待ち合わせ時間より早く着いたので、公園を散歩する事にした。
「よく写真で見かける公園からのエッフェル塔はここなのか~」と、ちょっと嬉しい。


        
          公園で熱心に腕立て伏せをしている人々           


                  
                      ワンコの散歩もあちこちで見かけた




散歩が終わりホテルに行き、彼女達と再会。
ご夫婦共全然変わっていなかった。若々しく仲の良い素敵な夫婦だ。
なぜか久しぶりに会ったという感じがしなかった。


  
       ドゥビリー橋から見たエッフェル塔




近代美術館に行きたかったのだが改装の為、休館中でした。
ニューヨークのMOMAで観た”ダンス”、エルミタージュで観た”ダンス”との違い、ここの”ダンス”はモノトーンで描かれているとか。  非常に残念!


     
          MOMAの”ダンス”                エルミタージュの”ダンス”

    



    
           休館中の市立近代美術館





【マルモッタン美術館】

モネの印象派 ”日の出”を所蔵している事で有名。
パリの16区の高級住宅街の中にある。
モネが大好きなので、ずーっと行きたいと思っていた美術館だ。


  
        住宅街を抜けると美術館の入り口が


  
           裏側から見た美術館


マルモッタン美術館への行きかたを調べると、ほとんどメトロのラ・ミュエット駅から三角公園を抜けた所にあると書いてある。
でも、我々はRERのBoulainvilliers駅で下車したので、戸惑ってしまった。
駅付近にいたおじさんに道を聞くと、親切に英語で道順を教えてくれた。

彼女のご主人が米国人なので、仔細に分かり有り難かった。
RERに乗る前、Pont de I'Alma駅ですぐ来た電車に乗ろうとした時も、慎重な彼が駅にいた女性に確認をしてくれたお陰で、あやうく途中から別方向に行ってしまう電車に乗る所を免れた。

教えてくれた女性も英語が流暢だった。
フランス人は英語を話さないとか聞いていたが、その後も中年以上の人は英語で応対してくれ、中には日本語で”こんにちは””ありがとう”等、わざわざ話してくれる人もいて嬉しかった。
ロンドンでも日本語で話かけられたり、あちこちで親切にして貰ったが、パリの人々も親切だった。
私も日本に来ている外国の人達に親切にしなければと、しみじみ思った。

去年のイングランドの旅でも感じたが、日本人はこころよく思われているように思う。
これは、今まで旅をして来た日本人の人々が、礼儀正しくして来てくれたお陰なんだろうなと、感謝したい気持ちだった。




   
          美術館に行くまでの街並み 



   
            美術館側の公園



    
            有名な ”ラ ガール”


”ラ ガール”は、19世紀印象派の画家達が集っていた店なので、記念にここで食事をしようとしたが、予約が必要でした。




   
           ランチをした16区のお店

地元の人達で満員の店だった。
若い三人の東洋人のウエイターが、同じ東洋人故かえらく気に入ってくれ、私を「ママ ママ」と呼び ”焼き栗”を一袋くれたり、小さな”レモンタルト”を付けたりしてくれた。
お客さんとのやり取りを見ていると、地元の人達に愛されているのを感じた。


  





その後、メトロ線 ラ・ミュエット駅からオペラ駅へ。



         
                    オペラ座




          

                     内部
 
   


この日は、ちょうどバレッタのリハーサルをしていて客席には入れず、シャガールの天井は観れませんでした。



    
     オペラ座らしいグッズも売っていました。



          
                オペラ座のバルコニーから




この後はホテル近くのパリ観光局でミュージアムパスを購入し、買い物をして終了。


  
     ミュージアムパス。

ジャバラ状にたたんであるのを広げると、パスが使える所と説明が記載してあります。フランス語と英語で。
これで60箇所の美術館・博物館・史跡に入場できます。
私達は、2日間用(30ユーロ)を購入。何ヶ所も行ったので、かなりお得でした。






ロンドン&パリの旅 ”ウェストミンスターアビーとテートブリデン”

2011年12月01日 | ロンドン&パリの旅
3日目。この日はそれまでと違い霧に包まれた朝だった。
今日は、ウェストミンスターアビーと、その近くのテートブリデン美術館へ行く予定だ。

                  
                   
                    ウェストミンスターアビー


3時過ぎにはユーロスターでパリへ移動するので、ゆっくりしていられない。
ウェストミンスターアビー開館時間9:30分には入る予定で、朝早く起きた。
この日は初めて、ホテルで簡単な朝食を取った。
昨年は、5ポンド追加でベーコンや卵等が食べられる朝食付き宿泊だったが、5ポンド払う割りにはしょぼいメニューだったので、今回は飲み物とパン付きだけの宿泊。


さっと朝食を済まして、国会議事堂辺りも歩いてみたいので通勤客に混じり地下鉄へ。
去年は一日トラベルカードを使って移動したが、今回はオイスターカードを初日に買って移動している。




オイスターカードは駅で販売していて、日本のイコカやスイカと同じ。
切符だと初乗り4ポンドなのに、1.2ポンドで済む。
その上何回乗っても1日の料金の上限(5.6ポンド)規定があるので、イコカよりお得だ。
購入機では日本語表示も出るので、簡単に買えるのが嬉しい。
デポジット3ポンドいるが、使用不要になったら未使用分と共に返金してくれる。
私達はまた来るかもと、そのまま持ち帰った。


ラッセルスクエアからグリーンパークでジュピリー線に乗り換え、ウエストミンスター駅へ。

テムズ川の向こうにはロンドンアイが見える。






TVでよく見るテムズ川沿いからのビッグベンが見たいので、ウエストミンスター橋を渡ってみた。



 霧の中の国会議事堂。なかなか良い。


「これが名物の霧のロンドンか~」と、体験出来て何やら嬉しい。
行き交う人々を見ると、誰も傘なんて差していないのも日本と違う。


    
     
   ロンドンアイ側にある2頭馬車の像と広告旗。こんな所に日本語が。



たっぷり霧のロンドンを楽しんだ後、ウェストミンスター寺院へ。

  


昨夜のホテルのTVで、ウェストミンスター寺院でエリザベス女王や、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、キャサリン妃達が揃って第一次対戦での戦没者を追悼していたのを思い出した。

「ポピーディ」と言うらしい。





ナショナルギャラリーでも街中でも、日本の赤い羽根募金のように襟に赤い花を飾っている人達を見かけ、「何だろう?」と思っていたのだが、これだったのだ。

昨日見かけた人々の胸の赤いポピーの花が、寺院の庭のあちこちに並べて飾ってあった。


         






寺院に入ってみると荘厳な雰囲気だった。
ここで戴冠式が行われ、ダイアナさんの葬儀や、4月のウィリアム王子の結婚式もここだったんだなあと、思いながら見学。
入り口で「ウェストミンスター寺院へようこそ」と書かれた日本語の冊子を貰い、案内通りに回ってみる。
無料で日本語の音声ガイドも貸してもらえる。

歴代の王や女王と共に、廊は違うがシェークスピアや有名な詩人、チャーチル等の政治家などの墓もある。
戴冠式の椅子を見学し、後ろの方の廊に行くとヘンリー7世の墓があった。
総じて教会の中は暗いが、階段を上がってヘンリー7世の墓に行くと、ステンドグラスが美しく急に明るく華やかだった。

私にとって興味深かったのは、エリザベス1世と、エリザベスによって裁判にかけられ処刑されたスコットランド女王メアリー・ステュアートの墓が、向かい合って鎮座していた事だった。
正統なイングランド王位継承権者と言われながら幽閉され、陰謀事件によって処刑されたメアリーの生涯を少なからず気の毒と思っていたので、エリザベスと対峙した位置に美しい姿を彫刻した墓があるのを見た時は、何やら嬉しかった。

撮影許可がないので画像は無いが、私は好きな寺院でした。


ウェストミンスター寺院を後にして、テムズ川沿いを歩きながら「テートブリデン」を目指す。








 ビクトリアタワーガーデンを抜けて行く。



 
  テムズ川沿い




ロンドン市内自転車ツアー用の自転車なのだろうか


     

15分ほど歩くと「テートブリデン美術館」に着きました。



  テートブリデン美術館



  有名な   『オフィーリア』
 
怖いくらい写実的だった。
もう一つのお目当ての「シャーロットの女」は貸し出し中だった。



 
 あちこちの「ターナー」のコーナーでは、学生達が熱心に模写をしていました。

ターナーの初期から晩年までの作品が多く展示してあります。


   
         美術館内




テートブリデンを後にして地下鉄ピムリコ駅へ。すぐ近くです。
ビクトリア線でクリーンパークで乗り換えラッセルスクエアへ。


  

       
       地下鉄構内では演奏のパフォーマンス

 

ホテルに帰りチェックアウト後に預けていたスーツケースを受け取り、1駅先のキングスクロス駅へ。

ラッセルスクエアは便利な駅だった。
ユーロスターを利用するのにも1駅だし、駅の前にはスーパーのテスコがあり、食事の店も側にあり、ホテルからも歩いて5分もかからなかった。



   

ユーロスターはラッセルスクエア駅となりのセントパンクラス駅から出ている。



   
       構内


パリまで2時間ほどで着くが、1時間の時差があるのでパリ到着時間は6時17分着。
普通、ロンドン~パリ北駅間は、途中2駅停車するが、我々が乗ったユーロスターは直行便だった。
スーツケース置き場は、入り口すぐにあった。



パリ北駅に着いたら、もう辺りは暗かった。
タクシー乗り場にまっしぐらに行き、20分程並んでタクシーへ。


タクシーの若いお兄さんに行き先を言うが通じない。
メモっていたホテル名と住所を見せて、ようやくホテルに到着。
お兄さんには英語が全然通じなかった。改めてフランスに来たのだと認識。


 
   ホテル 「ドゥヌー オペラ」


ホテルはオペラ駅前南側、駅まで3分程で、百貨店「ラファイエット」や、スーパーの「モノプリ」も近く、ルーブル等の美術館にも徒歩圏内という抜群の立地条件だった。
受付の美しい女性が、英語で応対してくれたのでホッとした。