撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

ロンドン&パリの旅 ”ロンドン美術館巡り”

2011年11月28日 | ロンドン&パリの旅
2日目。今日は、ナショナルギャラリーの”レオナルド ダビンチ展”とコートールド美術館に行く予定。
ナショナルギャラリーは朝10時から開館なので、10時20分頃に到着。


常設のナショナルギャラリー前は、まだ閑散としているのに、



”レオナルド ダビンチ展”のセインズベリ棟の方には、もうこんなに人の列が!

しかもこの列は、常設絵画の本館との間の通路を折れ曲がって続いていた為、見ためよりもっと多くの人々が並んでいた。


ダビンチ展は11月の9日から始まったので、この日はまだ5日目だった。
旅に出る前、ミュージカルのチケットを予約した時、ナショナルギャラリーのHPにもアクセスしたら、この時はまだダビンチ展の予約チケットは購入出来た。
でも、座席がある訳でもないし、3日間のうち、どの日にナショナルギャラリーに行くか、その時の都合でスケジュールを決めたいので、日にち指定の予約チケットではあったし、まあ大丈夫だろうと購入しなかった。

それがあだとなり3時間近く並ぶはめになった。
でも我々はまだ幸運だった。それでも4時30分からの入場券が取れたのだから。
私達より30分遅れて来た人達は、もうこの日の入場券はソウルアウトで並ぶ事も出来なかった。
先頭辺りの人は、何時から並んでいたんだろう。
予定通り前日の午後なんかに行っていたら、入場券は手に入れられなかったので昨日の変更はラッキーだったのだ。



ナショナルギャラリー前でのパフォーマンス


チケットが取れたのは1時前。
4時半まで時間があるので、昨年、方向音痴ゆえ道に迷い(泣)行き着けなかった”コートールド美術館”へ、家人先導で行く事にした。




チャリングクロス駅前



スムーズに着きました。


サマセットハウスの庭 大きなクリスマスツリーがありました。
美術館の入り口を探し、ここをしばしウロウロ。
コートールド美術館は、この中庭の手前にありました。



  美術館入り口


  内部


  ゴッホ「耳を切った自画像」


 マネ「草上の昼食」


マネ 『フォリー=ベルジェールの酒場』



その他、ルノワール、セザンヌ、モディリアーニ、ロートレック、ゴーギャンetc…、余り人もいなくて、静かな雰囲気でゆっくり心おきなく有名な絵画が観られました。
印象派好きにはたまりません。思っていた以上に、とても良かったです。




 長持ちのような綺麗な置物

  
                   らせん階段を登って行く。




カタログを買っていたら、浮世絵の広重のカレンダーを発見。




帰り道、ロンドン名物の電話ボックスがあちこちに。



ほとんどの人は携帯の時代だし、これらのボックスは今後どーなるんだろう等と、いらぬお節介を抱きながら、
ナショナルギャラリーに帰ってみると、



トラファルガー広場には多くの人が。


【レオナルド ダビンチ展】
レオナルド ダビンチの絵画8点を1箇所でこんなに沢山観るのは初めてだ。
お目当ての「救世主キリスト」も良かったが、何よりルーブル美術館とナショナルギャラリー所蔵の「岩窟の聖母」が向かい合って展示されているのは圧巻だった。
構図はほとんど同じだが、色彩の違い、頭部のリングの有無等、二つを同時に比べて観られるなんて! ホントに素晴らしい企画だと思った。
エルミタージュ美術館で見た「聖母子」や京都市立美術館で見た「白貂を抱く貴婦人」などもあって、なんか知ってる人に会ったようで嬉しかった。

     
 エルミタージュで観た「聖母子」撮影OKだった。

もちろん、去年に続きナショナルギャラリーも鑑賞。
ナショナルギャラリーは撮影は禁止なので画像はありません。




その後、紅茶を買いに「フォートナム メイソン」へ。
お土産や家用に買い、紙袋代わりに麻生地のエコバックを買ったら去年とは違うデザインだった。

毎年変わるのかな?


    
 「F & M」のウインドーの飾り



夜のピカデリーサーカス前の”エロスの像”



多くの人で賑わっている。


ロンドン・パリの旅

2011年11月27日 | ロンドン&パリの旅

11月11日~19日まで絵画好き家人と二人で、ロンドン・パリを旅して来ました。
私は両都市とも2度目の訪問です。
今回の旅は、以前の旅で訪れなかったパリとロンドンの美術館に行く事と、
ナショナル・ギャラリーで11月から来年の2月までレオナルド・ダビンチの作品が集合し、中に今世紀の大発見と言われている”救世主キリスト”が展示されているので観たい!
そして、”レ・ミゼラブル”の25周年記念のDVDを観て感動し、どうしてもロンドンでミュージカルを観たかったので、昨年に続き今年も行く事に決めました。

エミレーツ航空でドバイ乗換えロンドン到着。そしてユーロスターでパリへ。
パリからドバイで乗り換え関空へ帰国という行程でした。


ドバイ空港のラクダ

11月のロンドンは街中が紅葉した落ち葉の絨毯であふれ、去年6月に訪れた新緑の季節とは、また違った趣がありとても素敵でした。
タクシーのおじさんにも「いい時期に来たね」と言われました。

ロンドンの宿はユーロスターに乗るのに便利な、去年泊まったラッセル・スクエア駅側のロイヤルナショナルにしました。

当初の予定では、初日はナショナル・ギャラリーに行く予定でしたが、急遽予定を変更して大英博物館に変更。
これが、とてもラッキーな結果になるとは、その日は思いもしませんでした。


11月のラッセルスクエア公園


昨年6月のラッセルスクエア公園


大英博物館

大英博物館では、入り口を入ってすぐ右に”葛飾北斎”のコーナーがありました。
日本の浮世絵が、こんな風に特別コーナーになっているのが嬉しかった。
売店でも葛飾北斎の浮世絵をプリントしたマグカップなどが売っていました。





今回私の一番の収穫は、
昨年、大英博物館を訪れた時、”ロゼッタストーン”と思って何度も触り画像を撮ってきた石は、実はフェィクだと分かった事。


これが本当のロゼッタストーン。触れないようにガラスのケースに入っています。


昨年の画像。本物と信じてた石。

だって、ガイドのお姉さんが子供達に熱心に説明していたので、てっきりロゼッタストーンだと…
こんな歴史的大遺跡に誰でも触らせるなんて、な~んて大英博物館は太っ腹なんだろう…なんて思ってましたわ(汗)


大英博物館を観てからホテルに帰り、洋服を着替えて”レ ミゼラブル”を観る為にクイーンズシアターへ。
ピカデリーサーカス駅へ着いが、まだ時間に余裕があったので、”クラークス”の店に寄ってみた。

街にはクリスマスの飾りが。

リージェント通りにある店は、ちょうどバーゲンをしていて多くの人で賑わっていた。
私はクラークスの靴は好きだが、日本でしか買った事がない。
今回の旅に履いて来た靴は別のブランドだが、びったりしていて窮屈だったので今回の旅用に楽なブーツ買う事にした。
店員さんがめちゃめちゃ親切だった。
クラークスの靴を買う時は、「3・2分の1」がぴったりなのだが、こちらでは小さ過ぎてなかなかサイズがない。
その上、その「3・2分の1」を伝えるのに、「three one 2nd」なんて言ってしまうし、ワイドはEEEなんで4サイズでも大丈夫かと聞くのだが、なかなか伝わらない。
ようやく店員さんが「3half?」と言ってくれ、ああhalfで良かったんだと気づく。
店員さんは、親切にも紙にEEEと普通サイズの違いを書いて説明してくれた。
そして、何が何でも買う気になっている私に、慎重に決めた方がいいとか、中敷を持って来てくれたりと、いろいろアドバイスをしてくれた。二人の店員さんが。
結局、「自分のサイズより大きいから止めたら」と、忠告してくれた4サイズのブーツを無理やり買ったのだが、これが予想に反してめちゃ履きやすく、そのままずっと履き続け旅を快適なものにしてくれた。
その上、日本ではありえない安さだった♪


向こうに”レミゼラブル”の看板。

その後、クイーンズシアターに行って、”レミゼラブル”を観た。
チケットは、昨年の「ビリーエリオット」同様、ネットで直接シアターのオフィスで購入。
座席は、1階席のスティール席、前から15列中央左側で73ポンド。
今年は去年よりポンドが安くなっていたの、この席ではありえんという価格だった。
DVDを観た時も涙を流して感動したが、やはり実際のミュージカルはまた違う感動がある。
この日は、「Alfie Boe」さんの出演日ではなくて残念だったが、皆さんの歌の上手さにびっくりした。層が厚いのだなあとしみじみ思う。
最後の”Do you hear the people sing?”は、私も小さな声で一緒に歌いました。
一体感が持て、感動しました。


終わった後のシアター内

クイーンズシアターの1階席には中央通路がなく、列が劇場の端から端まで繋がっている。
だから中央辺りの席の人は観る時は良いが、長い上演中にトイレに行く時などは大変。
一番端まで人々の席の前を移動しなくてはいけない。
しかし皆さん慣れたもので移動する人の為に皆一斉に立ち、歩きやすいようにしてあげる。
そうした光景がたびたび見られ微笑ましかった。
休憩時間にはお酒を飲み、座席に持ってきている人もいたりしてアットホームな雰囲気だった。


Tシャツと出演者のカタログ。