今回の腰下オーバーホールでのピストン周りの部品を検品をしてみた。
まあ、私が見たのは間違った部品がないか調べただけなんですけどね。
それにしても驚いたわ。
10年前にメイト、15年前にTWをバラした時は、ほぼMade in Japanでした。
ピストンリングはタイ製だから、まだ安心?
おおぉ~やっと1個だけMade in Japanがありました。
これね、前回外した時に最初からネジ山がナメっててリコイルした、カムシャフトを押さえるただの6mmボルトです。
どうでも良い部品だけ日本製でした。
やはり需要の有る地域での製造となりますよね!
みんな大喜びしましたが、結局組み立てが良くても部品は相変わらずC国中心です。
オーバーホールしたら、返って屁臭くなるんじゃないかと思ったりもします(笑)
日本の四輪・二輪メーカーがほぼみんな(漢カワサキ以外)データ改ざん?とかでニュースになっていましたね。
こうなるとJapan madeの信頼性も揺らいでしまったりして。
ものづくり、精度、信頼性、なんだか悲しくなっています。(それでも他国よりはちゃんとしているとは思ってますけど)
過酷な国際競争力という荒波の中ではいろんなことが現場では起きているんでしょうけど、ここはひとつmade in Japanの真面目なものづくりの原点を忘れないで欲しいなぁとあらためて感じた次第です。
もっと製品を煮詰めれば良いけど、それには時間とお金がかかるので、そうなれば製品自体の価格も上がります。
それならバレなきゃいいべってんで改ざんしますわね。
メイトのピストンにはバリが殆どありませんでした。
でも、クロスカブのピストンにはバリがありました。
バリ取り分の人件費もかかるでしょうから、他国で作れば安上がりって方程式が成り立つんでしょう。
まあ、バリがあってもメーカーの想定してる走行距離は走るからOKね。