わが母の記 井上靖著

　映画化された原作です。80歳を超え、痴ほう症の母親。作者である井上靖さんは、母親の身になって、母親の目線で見つめ続ける。記憶が消されていき、最後には誰のことも分からなくなる。身内がこうなったとき、自分はどんな対応をするのだろう？また、どんな対応をすべきなんだろう？