水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

瀧原宮-1 <三重県度会郡大紀町滝原>

2020-03-10 | ├ 三重(ひとり旅)

 

久々の、三重県再訪。

旅のはじまりは、
度会郡大紀町に鎮座する瀧原宮から。

(2017年6月参拝)

 

 

 

 

 

 

瀧原宮は、
伊勢市西部を流れる宮川の河口から、
およそ40km上流に位置しています。

瀧原宮の最寄り駅はJR滝原駅ですが、
その1つ手前のJR三瀬谷駅で下車します。

 

 

 

うーん、いい眺め。

このまま近辺を散歩したい気持ちを抑えて場所移動。

 

 

 

 

乗換までの束の間、駅舎を堪能。

 

 

 

10:18発の新宮行きに乗ります。

 

 

 

だれもいない車内って、なんかいいよね。

 

 

5分少々で、滝原駅とうちゃく。

 

 

 

 

こちらも素敵な光景。

 

 

JR滝原駅

 

 

では、ここから徒歩で移動します。

 

 

駅舎を背にして撮ったところ。

滝原宮はここから約1.5kmの場所に鎮座しておりまして、
まずは前
方の道を進みます。

 

 

徒歩20分程度なので、
ほかの交通手段を探すより歩いたほうが早い。

 

 

ほどなくして、橋が見えてきました。

 

 

宮川支流、一級河川大内山川にかかる瀧原大橋。

 

 

 

水面に映る太陽と雲。

きれいな川ですねー

 

 

それもそのはず、
本流の宮川は、国交省が行う一級河川の水質調査で、
水質が最も良好な河川として、幾度も1位を獲得している清流なのです。

その最大の支流であるこの川が美しいのも当然。

 

 

ほんとなら川辺に降りてのんびりしたいけど、
そうも言ってられないんで、さらに先を目指します。

ちなみに写真は国道42号ですが、
この一本東側の道を歩きます。

 

 

道を変えたのは、
整備された国道よりこういった景色のほうが好きなのと、
瀧原宮へと続くこの道が、
熊野古道 伊勢路 の一部だから。

 

 

熊野古道は、
熊野三山熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社)へと通じる、
いにしえの参詣道の総称で、
伊勢・吉野・高野山・京都など、何通りかのルートがありました。

 

 

そのうち、
紀伊半島西回りの「紀伊路」は、法皇や上皇ら、貴族の御幸ルート(平安中期~鎌倉期)。
東回りの「伊勢路」は、伊勢参拝後の旅人や巡礼者の庶民ルート(江戸時代~)。

熊野古道伊勢路は、
伊勢神宮と熊野三山を結ぶ、「伊勢へ七度、熊野へ三度」と呼ばれる祈りの路でした。

 

 

江戸時代の人々が、
ここを行き来していたんですねえ・・

 

 

何を思い、何を感じながら
みんな歩いていたんだろう。

 

 

お伊勢さんから、元伊勢・瀧原宮へは約50キロ。

今みたいに、十数回に分けて伊勢路を踏破するツアーみたいなのがある訳でもなく、
巡拝者たちは熊野を目指し、宿に泊まり、
ひたすら信仰の路を歩いていたんだろうな。

 

 

以前、熊野三山詣でをしたときは、
日帰り×2で、時間の余裕もなかったんですが、
次は泊まりを考えているんで、
私もせめて、中辺路の那智大社付近だけでも歩きたいです。

本格的に遭難してしまう大峯奥駈道 (吉野~熊野三山)や
小辺路(高野山~熊野三山)は、さすがにムリだけど、
自分の足で神仏に会いに行くという気持ちは、
いにしえ人ときっと同じ。

 

 

 

途中、立派な倉だなぁと思って見上げていたら、

 

 

こんなところに龍さんが。

かわいい。

 

 

 

 

 

 

さっきの祝詞橋といい、
神社好きにはたまらないネーミングなんですが。

 

 

うぐいすの声に癒されながら歩くこと20分。

どうやら社頭に着いたようです。

 

 

その2へつづく・・。

 

 

 

 


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