熊野三山詣の前書です。
参詣したのは3/17なので結構前なのですが、
公共機関での熊野日帰り旅のさわりを少しご紹介します。
(熊野本宮大社で、御朱印をお願いしたときに頂いた本宮祭の絵ハガキ)
まず初めに、
名古屋あたりから日帰りする場合、
公共機関で熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3社)を
一日で参拝するのは極めて難しい・・というか、おそらく不可能です。
なので日帰りよりも泊まりを断然おすすめします。
金銭的にも効率的にも、一泊したほうがはるかに有意義です。
って、自分で日帰りしといて何ですが。(笑)
(熊野速玉大社)
それでも日帰りを・・という方、
私の場合、こんな感じに↓二回に分けて参詣しました。
一回目
・熊野速玉大社(新宮市)
・熊野那智大社および飛瀧神社・那智の滝・青岸渡寺(東牟婁郡那智勝浦町)
新宮市の熊野速玉大社へは、JR新宮駅から徒歩で片道20分ほどです。
その後、ふたたびJRを利用し紀伊勝浦駅で下車。
そこから熊野交通バスに乗り、熊野那智大社がある那智山まで片道30分ほど。
二回目
・熊野本宮大社(田辺市)
・阿須賀神社(新宮市)
田辺市の熊野本宮大社へは、JR新宮駅から熊野交通バスで片道1時間20分ほど。
(便によっては1時間前後。)
新宮市の阿須賀神社は、新宮駅から徒歩で片道10分の距離です。
当初は新宮市の神倉神社へ参拝しようと思っていましたが、
残された時間内に、あの崖のような急な石段を登り降りして参拝するのは
到底無理だろうと判断し、今回は泣く泣く断念。(ノ_-。)
(熊野速玉大社)
(熊野速玉大社)
名古屋からの日帰り旅を基準に書きますと、
和歌山までの交通手段は、名古屋⇔新宮(または紀伊勝浦)をダイレクトに移動できる
JRの特急ワイドビュー南紀となります。
名古屋駅からの始発が、8:05の南紀1号。
帰りは、紀伊勝浦17:11発(新宮なら17:30)の8号が最終となるので、
日帰りで熊野旅を満喫しようと思ったら、1号(始発)で行って8号(最終)で帰ってくる
ことになります。
(ちなみに名古屋⇔紀伊勝浦(新宮)間のワイドビュー南紀は、
行き帰りもA席が海側の窓側席です。ただ行きは太陽が眩しいですけれど。)
※記事中の発着時刻などについては、2016年4月11日現在迄のものとなります。
(名古屋発のワイドビュー南紀の車窓から。)
(名古屋発のワイドビュー南紀の車窓から。)
具体的には、
いき -------------------------------------------
●(08:05)名古屋発 ワイドビュー南紀1号・紀伊勝浦いき
↓
●(11:34)新宮着
●(11:56)紀伊勝浦着
かえり -----------------------------------------
●(17:11)紀伊勝浦発 ワイドビュー南紀8号・名古屋いき
●(17:30)新宮発
↓
●(20:49)名古屋着
となります。
名古屋発着のワイドビュー南紀を使わずに移動することも勿論できますが、
乗換えがあるし時間は余計にかかるしで、結構面倒です。
悲惨なのは帰りで、
もし最終のワイドビュー南紀8号・名古屋いきを逃してしまうと、
18:10 紀伊勝浦(JR特急くろしお)
↓
乗り換え 新大阪(JR新幹線のぞみ)
↓
23:20 名古屋
と、5時間以上かかります。
さらにこれを逃すと、その日のうちにはもう帰れません。(;ω;*)
乗換え地の和歌山や大阪あたりで泊まって、翌朝の電車に乗るハメになります。
なので日帰り旅の場合は、
帰りのワイドビュー南紀8号に絶対乗るという信念のもと、行動すべし!!です。(笑)
(熊野那智大社)
(熊野那智大社)
(那智山マップ)
・・・旅程・・・・・・・・・・・・・
【一回目】 2016/3/17(木)
08:05発 JR名古屋 [特急ワイドビュー南紀1号・紀伊勝浦いき]
↓
11:34着 JR新宮
:
(徒歩20分)
:
12:00着 熊野速玉大社 (滞在 1時間15分)
13:15まで
:
(徒歩20分)
:
13:39発 JR新宮 [特急ワイドビュー南紀3号・紀伊勝浦いき]
↓
13:56着 JR紀伊勝浦
14:10発 勝浦駅(バス停) [熊野交通バス・那智山いき]
↓
14:40着 那智山(バス停)
:
(徒歩5分) ※ゆっくり撮影しつつ参道を登ったので4倍要しました。
:
15:00着 熊野那智大社・青岸渡寺・飛瀧神社 (滞在 1時間25分)
16:25まで
:
16:26発 那智の滝まえ(バス停)
↓
16:55着 勝浦駅(バス停)
17:11発 JR紀伊勝浦 [特急ワイドビュー南紀8号・名古屋いき]
↓
20:49着 JR名古屋
※熊野速玉大社で1時間15分も使ってますが、
一般的な所要時間はその半分ぐらいかと思います。
※紀伊勝浦の那智山(熊野那智大社、青岸渡寺、飛瀧神社)は、
1時間半ほどしかいられなかったのですが、
これは一般的な所要時間よりも少ないです。
少なくとも2時間以上は必要なようですし、
熊野古道の大門坂あたりから楽しみたければ、
3時間はみたほうがいいのではないかなと。
ただ、紀伊勝浦駅から那智大社へのバスは、
上記の14:10の前が13:10ですので、
それに乗ろうと思ったら熊野速玉大社でを10分ほどで切り上げなければなりません・・
(熊野那智大社)
(熊野那智大社)
【二回目】 2016/4/11(月)
08:05発 JR名古屋 [特急ワイドビュー南紀1号・紀伊勝浦いき]
↓
11:34着 JR新宮
12:15発 新宮駅(バス停) [熊野交通バス・本宮大社いき]
↓
13:34着 本宮大社まえ(バス停)
↓
13:34 熊野本宮大社・大斎原 (滞在 1時間40分)
15:20発 本宮大社まえ(バス停) [熊野交通バス・紀伊勝浦駅いき]
↓
16:12着 新宮駅(バス停)
:
(徒歩10分)
:
16:25着 阿須賀神社 (滞在 30分)
17:05発
:
(徒歩10分)
:
17:30発 JR新宮 [特急ワイドビュー南紀8号・名古屋いき]
↓
20:49着 JR名古屋
※新宮駅から本宮大社へ向かうバス会社は、4社ほどありますが、
11:34に新宮駅に着いた場合、
12:15発の熊野交通バスを利用することになります。
※バス停の本宮大社前は、本宮大社の目の前です。
※本宮大社から大斎原までは、徒歩で5分かかりません。
※本宮大社の一般的な所要時間は30~40分ほど、
大斎原も30分、阿須賀神社は15~20分あれば大丈夫かと。
(新宮駅⇔熊野本宮大社のバス時刻表。クリックで拡大します。)
(熊野本宮大社 旧社地 大斎原)
(熊野本宮大社)
(熊野本宮大社)
ちなみに大斎原と本宮大社の神門より奥(楼門をくぐると現れる御社殿↑)は、
原則撮影禁止で、あらかじめ社務所で許可を得る必要があります。
(撮っていいですかー?いいですよー^_^ 的なやり取りするだけですが。)
ただし「個人で楽しむ分にはOK」ということで、商用利用がダメっぽいですね。
と言っても、撮影OKの腕章みたいなのが与えられるわけでもないので、
ハタからみると、撮影してる人が許可を得ているかどうか区別はつきません。
団体さんを引き連れたバスガイドさんが大声で「皆さーんこの場所はカメラ禁止ですよー」と
言っている中で、写真撮るのはちょっと気が引けます。
許可を得ればOKということを知らない参拝者が多いと思うので、
「あの人、禁止なのに撮ってるわ」的な視線を感じつつの撮影となるでしょう・・。
(阿須賀神社)
(熊野那智大社 別宮 飛瀧神社 及び、ご神体の那智の滝)
熊野三山やその他の寺社、すべて本当に素晴らしいところで、
一泊してたら倍以上の時間ここにいられたのになーと何度思ったことか・・。
ほんと、泊まりでの参詣を心からおすすめします。(;^ω^)
個人的には、那智山(特に飛瀧神社と那智の滝)と大斎原に、
特に惹かれました。
京都の真名井神社、木嶋神社に引き続きの、神気の強さです。
ずーっとここに居たいと心底思いました。
(那智山 青岸渡寺)
(熊野那智大社)
こんなかんじで、2日あれば日帰りでも熊野三山を詣でるのは可能ですので、
同じく日帰り参詣を予定している方の参考になれば幸いです。
次はぜひとも一泊して、ゆっくりと熊野を巡りたいです。
(熊野那智大社)