和歌山その2。
熊野那智大社へ。
新宮から再びJRで移動です。
車窓からの眺めがまた素敵。
青い空と海がきれいです。
紀伊勝浦駅に到着!!
駅前には足湯なんかもある。
いいわね~
ここからは、バスで那智山へ向かいます。
勝浦駅前から、目指す那智山バス停(終点)までは片道620円ですが、
駅の前にあるバスターミナルで、勝浦駅―那智山の往復チケット(1000円)を購入できます。
メイン区間は乗り降り自由だし、小銭の用意も不要なので、
チケット買ったほうが断然お得ですよねー。
ちなみに、私は終点まで行きましたが、大門坂のバス停で降りる人が多かったです。
日本三大古道のひとつである熊野古道。
その中でも大門坂(世界文化遺産)は、熊野詣で栄えた当時の面影を色濃く残す場所であり、
全長640メートルに渡って石段と杉並木が続いています。
かつて坂の到着地点に大きな門があったことから、大門坂と呼ばれているのだそう。
よくパンフなんかで見る、この場所が大門坂です。
私ももちろん歩いてみたかったのですが、
何しろ那智山での滞在時間は約1時間30分・・。
この時間内に、熊野那智大社・青岸渡寺・飛瀧神社を廻らなければなりません。
が、観光案内マップによると、大門坂を含めた所要時間は、約2時間30分・・。
ということで、潔く大門坂をあきらめました。
30分ほどバスに揺られ、14:40頃に終点の那智山に到着。
バス停の目の前にある売店の北側から、参道へ向かいます。
前方には、467段もの石段がつづく表参道が・・。
暑いけど気合い入れて行くぞー。
老いも若きも頑張って上り下り。
なんか、思ったよりラクかもしんない。
ひたすら登っていくと、参道左手に実方院跡(県指定史跡)がありました。
熊野御幸(熊野行幸)の際に、上皇や法皇の御宿所となったところの跡地です。
上皇・法王・女院による熊野御幸は、
白河上皇(34回)や、後鳥羽上皇(28回)など、計百数十回にも及んでいます。
また、庶民による熊野詣は「蟻の熊野詣」と言われるほどの賑わいを見せたそうです。
そんな往時を思い浮かべつつ、
一息つきがてら景色を楽しみました。
お土産やさんがずらっと。
年配の方々がとても多いですが、ほんとみなさん健脚ですね。
参道右手にある観音堂。
はい、到着。
この石段を上がると、熊野那智大社(世界遺産)です。
って、時計を見ると、もう15:00じゃないかー( ̄□ ̄;)!!
しまった。参道入り口~一の鳥居までのんびりし過ぎて20分もかけてしまった・・。
(本来、移動だけなら5分かかりません。)
先を急ごう。
一の鳥居。
那智山熊野権現と書かれた扁額。
熊野は天台宗系修験道の霊山だったので、かなり習合色が濃いです。
兒宮
同じく修験道場(真言宗&天台宗)だった戸隠なんかもそうだけど、
やっぱ山岳系の神社って好きだわぁ・・。
古くからの自然崇拝の形である山岳信仰そのものが好きだし、
それをベースに発達した修験道にも、なにやら惹かれるし。
そういえば昔から、海より山が好きだった。
(※登山という行為が好きなのではなく、山の空気や景色や雰囲気が好き。)
その2へつづく・・。