暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

盆栽

2018年06月01日 | 古民家

 建物に付属するもので・・・外構があります・・・・カーポートや庭ですね・・・

先日書いた「坪庭」も庭ですが・・・古民家で外構はイメージ出来ないので・・・

庭の方がしっくりきますが・・・そもそも農家さんの住まいにある庭とはどんなものだったのでしょうか?

裕福な住まいでは、枯山水とまでは言いませんが・・・松や紅葉・大きな庭石などを使って・・・

広縁などから眺めて、庭を楽しんだのでしょう・・・

盆栽があります・・・1200年ほど前に中国から入って来たようですが・・・

日本独自の文化が入って・・・繊細で細かな描写やその美しさに欧米はもとより・・・

中国の方々も深い関心を持って日本の盆栽を見に来ています。

最初は富裕層の趣味や道楽だったものが、庶民の趣味へと移っていくのは、どの時代も・・・

他のものも同じように思いますが・・・

古い蒔絵や当時の生活を写した絵画などにも盆栽が描かれているのを見ると・・・

日本人が盆栽や・庭木を愛している様子が良く解ります・・・

樹齢1000年もの盆栽・・・100年・200年は当たり前の世界・・・時の権力者が愛した盆栽も残っています。

そんなに長い間誰が管理してきたの・・・?

疑問に思う事もありますが・・・・日本の森林で育つ木も・・・50年・60年は育てられて来て・・・

今、伐採時期を迎えています・・・伐採した後に植林して育てる木は・・・・

自分たちの子や孫に向けて使ってもらえるように育てます・・・

未来の子供達に向けて日本の木の良さを知ってもらい、また次の世代に繋げる為の文化とも言えます。

海や森があって自然が守られている・・・自然を人工的に表すものが、庭園でもあり・・・盆栽でもあります・・・

自然の雄大さや繊細な部分を生活や暮らしの中に取り入れて、その豊かさに感謝する意味もあったのだと思います・・・

自分も詳しくはありませんが・・・そんな先人たちが残した物を少しでも勉強する機会を持ちたいと想います。

コメント
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