暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

生命

2018年06月28日 | 古民家

 真の闇を体験した事はあるでしょうか・・・・?

以前もそんな問いかけをしました・・・光が少しでも無いと、人の目に情報は入ってきません・・・

闇が深い時代に、お化けや妖怪類の話が多くあったり・・・迷信的な言い伝えが残るのも・・・

そんな真の闇が日常の生活にあったからなのだと思います。

蝋燭の光や行灯しかない・・・囲炉裏での生活を思えば・・・夜中に用を足しに行く時・・・

少しの物音や動きに、子供が恐れをおぼえるのも致し方ないのでしょう・・・

すべて物には魂が宿ると言います・・・・動物に命があるのも・・・草木に命があるのも同じ・・・

山や川・・・そう言ったすべてのものに命が宿っている考え方があります・・・

八百万神・・・いろんな神様がいるのと一緒にしてはいけないのかもしれませんが・・・

人はよりどころを求めて、いろんなものを崇拝してきた習慣もあります・・・

命をいただくとは・・・・動物や植物を食べると言うことです・・・

一昔前のように、ニワトリを家で絞めて食べる事は無いと思いますが・・・

そのやり取りがあるので・・・命の大切さを意識して・・・

残酷だと思う行為は、人が生きる為に必要な行為だと感じる事が出来ます・・・

住まい造りで大切な材料の柱や粱も・・・そんな命をいただいて建てられていきます・・・

木材としての材料と考える人がほとんどだと思います・・・それでも・・・

森に入り・・・育った環境を肌で感じて・・・伐採されるまでの管理や手入れの大切さを知って・・・

木が伐採される現場を見て、体験して頂ければ・・・その壮厳さや厳かな空気が感じられると思います・・・

50年~100年と森を守って来た命を頂いているのだと思う事が出来ます。

身近にあったもので、幼い頃からの習慣だったものが当たり前では無くなってきています・・・

住まい造りを通じて、そんな習慣造り・・・環境造りのお手伝いが出来ればと想います。

 

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