暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

もったいない

2018年06月12日 | 古民家

 幕末から明治~大正・昭和へと、時代は流れる中で・・・

どの時代も資金調達に頭を悩ませていたようです・・・

幕府の力が衰退して・・・大転換が行われた中で、資金調達は海外への輸出が大きな財源でした・・・

幕府は鎖国の縛りがあるので、大きな資金調達は出来ず・・・

江戸から遠く離れた、薩摩藩などが海外との密貿易などで資金を作り・・・

その後の活躍は皆さんもご存知の通りになりました・・・

第一次大戦の頃、日本の戦費長達も苦難を強いられていたようです・・・

国債を発行しても、国としてまだ若くて未熟な国の国債は価値が低く・・・

産業もまだまだ発展途上では、税収も見込めない・・そんな状況でした。

それを考えた人に、ノーベル賞を与えても良いくらいの仕組みだ・・・

と言っていた経済の仕組みの一つで・・・

「株」・「債権」があります・・・

株式は説明するまでもありませんが・・・世界の経済が大きく伸びて行ったのは・・・

そんな投資としてお金を動かす仕組み作りが出来たからだと言えます・・・

でも、その実体のない仕組みが社会に、大きな利益と同じだけ・・・

負の影響を与えたのは・・・この10年の経済を見ていれば解ると思います・・・

リスクは付き物ですが・・・それはどの社会・職業でも同じ事ですね。

国が税金をいかに簡単に、効率よく収集出来るかで生まれたものが「印紙税」・・・だと言われます・・・

建築に関わる事もそうですが、大きくお金が動く不動産や、趣味・趣向品の類も・・・

大きな税金が課せられています・・・金持ちからは大きく頂く・・・(言い方が汚いですが)

住宅業界が衰退すると、経済的損失も大きいと言う事で・・・毎年優遇税制・補助金など・・・

消費を促す仕組み作りがあります・・・以前は新築・リフォームが対象でしたが・・・

中古物件・・・いわゆる空き家にもその仕組みは目を向けられて来ています・・・

新築を建てて売ったほうが効率も、利益も大きいのは解りますが・・・

空家率・・・人口減少・・限界集落・・出生率の減少など・・・

既存建物が空き家になって、増えて行くのは目に見えています・・・

古民家に住んで下さいと・・・強要するのではありませんが・・・

長持ちしない新建材を使って手間隙掛けずに建てた家より・・・

手間隙掛けて造って頂いた・・・この先も住み継ぐことが出来る住まいには・・・

生活するだけでなく・・・暮らす喜びを与えてもらえると思います・・・

経済が発展して、豊かな暮らしが作られて来て・・・その恩恵はたくさんあります・・・

資金調達・・・税収の仕組み・・・得る事に頭を悩ませるのでは無くて・・・捨てる考えを持ちたいです・・・

すべてを捨てるのでは無く、暮らしに必要な部分を少し補える程度で日々を過ごし・・・

家族・地域が少しだけ豊かであるような仕組みが理想です・・・

ほどほど・・・・なかなか難しいバランスの言葉ですが・・・「もったいない」・・・・

訳されること無く表現される、美しい日本語がもっと増える事で・・・

これからの子供達にも解りやすく・・・日本の良さを知ってもらえるのかな・・・そう想います。

 

 

 

コメント
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