暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

大切に

2018年06月09日 | 古民家

 安くて丈夫で長持ちするものであれば、買った満足度は満点になると思います・・・

でも長持ちすると、次に買ってもらえるまでに時間がかかって・・・

商売にならなくなるかもしれません・・・でも・・・

いくら長持ちするものでも、メンテナンスはしないといけませんので・・・

その修理依頼を受ければ、使い続けてもらえる上に・・・その良さを広めてもらったり・・・

新製品が発売されれば、気に入って購入してくれるかもしれません・・・

高級ブランドといわれる品物は・・・使う人に喜んで頂ける気持ちを持って品物を作って・・・

丁寧に仕事に取り組んでいます・・・そんな作り手の気持ちを理解して商品は選ばれていると思います。

(高級銘柄で選ぶ人も一部いるかもしれませんが・・・)

職人さんは、次に施工する人の事を考えて、仕事の収まりや・・・仕上げをくふうしたり・・・

使う方の気持ちを考えて仕事に取り組んでいます・・・職人さんとして当たり前の事でした・・・

それが、時間に追われ・・・・・お金に追われ・・・心の余裕が無くなって・・・・

自分だけで精一杯の建物作りになってしまったような気がします・・・

良い物で・・・丈夫で・・・次の世代まで使い続けられる物は、いろんな人の心が込められています・・・

手間を掛けた分だけ、末永く使い続けてもらえます・・・

今で言う「リフォーム」が、建物でも・洋服でも・鞄でも・・・自然に出来ていた時代・・・

物を大切に・・・そんな気持ちが、すごく薄れて来ているようです・・・。

 

コメント
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