暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

職人

2018年06月05日 | 古民家

 職人さん不足の建築業界です・・・

農業・畜産・林業・漁業関係も深刻な後継者不足で悩んでいるかと思いますが・・・

そんなに遅くない将来・・・職人さんの取り合いになってしまうような気がします・・・

特殊な仕事・・・伝統的な仕事を請け負う方々は、ある程度、この地域だったら「この人」・・・

と、固定されてしまいます・・・紹介されたり・・・たまたま仕事お願いしたら丁寧に施工してもらった・・・

そんな、安心な部分が無いと仕事をお願いするにも、心配が付いてまわります・・・

リフォームや新築をお願いするにも、雑誌やネット・・・口コミなど・・・情報は大切ですが・・・

そもそもの職人さんが減ってきたのでは、建てたくても順番待ちで数年先まで予約待ちなんて事があるかも・・・

かかり付け医を作りましょう・・・医療の中ではそんな取り組みを推奨しています・・・

ハウスメーカーは、お客様の囲い込みの為に、定期点検・アフターの充実・・・・

末永く安心安全でいてもらうように保障の充実を図っています・・・

30年ほどしか耐久性の無い材料で建てた家を長持ちさせる工夫に、すばらしいメンテナンス仕組みを作って・・・

いずれ建て替えるであろう、顧客の満足度を上げていく・・・そんな、かかりつけ医システムです。

悪いと言っているのではありません・・・お寺には出入りの大工さん・・・植木屋さん・・・和菓子屋さん・・

お抱えの業者さんは今でもいるようです・・・

頼まなくても時期になればやってきて、庭木の手入れをしていく・・・裕福な時代・・・

それだけ大らかな時代にはそんなやり取りもあったようです・・・

生活のためにはある程度納得いかない仕事でもこなしていかないといけない・・・

それは誰しもそう思うかもしれませんが・・・こだわり・丁寧・信頼・安心・・・どこを向いて仕事をするか・・・

かっこいい言葉が言いたい訳でも・・・建前を言いたいのでもありません・・・

そんな粋な部分で仕事をする人達を知っています・・・当然アクも強い人達です・・・

でも、心意気・何が正しいのか厳しい事も言われます・・・でも仕事は楽しんでやっています・・・

ただこなすだけでなく・・・想いの伝わる仕事が出来れば、おのずとお声が掛かって・・・

地域で・・・その業界では「この人」と、言われる人になるはずです。

 

 

 

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