暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

断舎離

2018年06月07日 | 古民家

 家の中を片付けたいときは、引越しや新築をすると良い・・・そんな事を言われた事があります・・・

身近に片付けられない人がいたり・・・自分は多少の収集癖があったり・・・

子供がいくら言っても片付けや、物を増やしていく姿を見ていたりすると・・・

昨今の「断舎離」ではありませんが・・・整理したり、片付けたりが必要なのでは?

そう思うようになりました・・・

片付けができない人と・・・捨てられない人・・・同じ人種と思ってよいのでしょうか?

収集する人も同じなのかと思えば・・・物が多いから、増えるから片付けられない・・・

何か理由があって増えていくのだから、そう無闇には捨てられない・・・

そんな「負」の連鎖・・・?怒られるかもしれませんが、そう思うことにしました。

古民家が数世代引き継がれて、今の姿があることはすばらしいと思いますが・・・

多くは家族が引き継いできました・・・江戸時代にあった庶民の長屋は、賃貸物件が多く・・・

不特定多数が借りて住んでいましたし、その建物は残ってはいません・・・

家族以外が引き継ぐ例もあるのですが・・・その場合は移築されています・・・

何かの理由で手放された住まいを引き取り・・・茅葺を瓦屋根に変えたり・・

増築・減築していました・・・足りない材料なども、どこかの住まいを解体した材を一部使ったりと・・・

大き住まいでは、蔵や納戸があって収納には事足りていました・・・頂いたもの・・購入したもの・・・

世代を超えてあらゆるものを保管していたと思います・・・

お宝が見つかったりするのは、世代が変わって、そこを解体したり・保管してあるものを処分しようとした時でしょう・・・

引越しを一度も経験していないと、同じように仕舞われた数世代の物が残っていると言う状況になります。

転勤が多いお宅では、物を持たない・・・最小限のもので生活をするようになるそうです・・・

想い出や、大切なコレクション・・・捨ててしまう事はとても辛いと思います・・・

残す物・捨てるものを分ける事も出来ないと思います・・・

そんな時思うのが・・・手元にあるものは、自分が一旦預かっているだけ・・・

次に大切に思ってくれる人へ繋ぐ事が大切だと・・・

古民家も同じです・・・一人で歴史・文化を残す事はとても大変です・・・理解してくれる仲間・・・

同士を見つけ、多くの人が関わる暮らしが大切なんだと想います。

 

コメント
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