暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

人形

2018年06月03日 | 古民家

 端午の節句・雛祭り・・・子供の成長を願っての行事でしたが・・・

住宅事情・・・価格・・・風習の変化で・・

立派な鯉のぼりや、お雛様を飾る習慣は少なくなってきました・・・サイズを小さくしたり・・・

形を変えて工夫して・・・・七色のこいのぼりや、変わり雛など見た事があります・・・

ある地域では、子供が生まれると親戚一同からお祝いとして人形が送られ・・・・

女の子でしたら・・・当然雛人形も7段飾りのような立派なものを用意されたそうです。

男の子も兜を着た人形が贈られて・・・その親も、子供の頃には同じように贈られていたので・・・

家族の多いお宅では、大変な数の人形になります・・・・今では、そんな人形が・・・

市や地域に寄贈され、雛祭りの時期に大量に飾るイベントもあって・・・そこそこ話題になります・・・

昔からの風習や習慣で受け継がれてきたモノには、歴史があって・・・それが生まれた意味や理由があります・・・

大抵は五穀豊穣や無病息災など、子供の成長・家内の安全などが元だと思いますが・・・

お願いするにも、地方によって・・・形があって・・・他から見れば滑稽に見える場合もあると思いますが・・・

南北に長い、気候も違い・・・祖先も北と南で違う方面から入って来たとなると・・・その違いは大きいと思います。

古民家にもその違いはあって・・・蔵などの壁の仕上げには、白漆喰・黒漆喰・群青漆喰(ぐんじょう)・・・

海鼠壁・杉板など地域に合わせた仕上げ方法がありました・・・(用途でも違っていました)

建築で使われる材料は基本・・・近くにある物で作ったので・・・使われる土や石・・・木材など・・

職人が素材の性質を見極めて、最適な造りを考えて造り上げていきます。

生活習慣も変わり、食生活も変わり・・・社会の情勢が変わってきています・・・

その社会の動きを受けて・・・これからどのように変化するか・・・?変わらなくて良い所をどう残せるか・・・

多くの人の力を借りながらジタバタしていきたいと想います。

 

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