日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

本日、棚田に雪なし

2005年12月27日 16時48分38秒 | 残日録
佐用郡乙大木谷の棚田に雪は降っていなかった。残雪はあったが、あたり一面というまでには至っていない。写真は撮らなかった。

「芦屋道満」と「安倍清明」の塚、宝篋印塔(ほうきょういんとう)を訪ねる。平安時代の「陰陽道」の勢力を二分する「陰陽師」二人が500mも離れずに祀られているかは謎ですが、地方信仰として、尊敬を集めていたんでしょう。
陰陽師(おんみょうじ)は、中国伝来の陰陽五行説(木火土金水(もっかどごんすい)と輪廻する「木は燃えて火となり、火は燃え尽きて土となり、土は固まって金属となり、金属はやがて水となり、そして、水は木となる。そして・・・・」という輪廻説と鬼神を操って、世の中を思うように操るという一面も持っていた。大阪阿倍野区の「清明神社」は今も信仰の対象だ。
輪廻すると言えば、古墳などに見られる「青龍」、「朱雀」、「白虎」、「玄武」もそうだ。それは、人生や東西南北や守り神でもあった。
「青龍」:東の守り神(龍)、春を表す。「朱雀」:南の守り神(鳳凰)、夏を表す。「白虎」:西の守り神(虎)、秋を表す。「玄武」:北の守り神(亀の甲に蛇)、冬を表す。それは、やがて、色をとって、「青春」、「朱夏」、「白秋」、「玄冬」として、親しまれるようになった。今、自分は人生のどの当たりか、真夏を過ぎているので白秋でしょう。、青春は東、夜明けなら、朱夏は南、日中なのだ。そして、白秋は西、たそがれが迫っている。玄冬は北、暗い部分になるでしょう。玄は赤又は黄色を含む黒色なんですから。
北原白秋は、不思議なことに中学校(旧制、伝習館、15~6歳から)の頃に、文学を志して、白秋を名乗っている。年老いた人の名乗る「号」なのに、九州が、遠い東京に対して、明治の初めでは、はるか西の方だったからでしょうか。

松井秀喜選手にお願い

2005年12月27日 09時52分52秒 | MLB
ヤンキースの松井秀喜選手が、WBC出場を辞退する便箋20枚にも及ぶ長い手紙を、王監督に送った。その結論については、賛成です。ヤンキースのために、ワールドシリーズを制するために、力一杯働いて下さい。それが私達ファンの望みなんですから。
しかし、長い理由にも関わらず、「結論(辞退)先にあり、(既に決めていた)」のような理由で、参加の意志が初めからなかったようだ。辞退表明はもっと早くして欲しかったです。
松井秀喜選手に対する不満は、その「ストイック(ストア学派の哲学者。ストア学派風の克己禁欲主義・厳粛主義を信奉する人)」な生き方にもあります。
帰国後、長島茂雄終身名誉監督が、早く結婚をと勧めていることもあって、戸田菜穂さんに関して、もちろん喜んで「どうなの?」と聞くと、「結婚は考えていない(まだ先だ)」との返事に、「あ~そうなの(がっかり)」だったことを思い出す。過去の偉大な打者、投手であっても、野球の求道者のような生き方をしていても、結婚とか子供とか、人間らしい部分を見せていたものです。松井秀喜選手にもそういう面を見せて欲しいものです。イチロー選手の生き方に共鳴できない部分もあったが、近年のインタビューに対するコメントやWBCに参加するコメントには人間的に尊敬できることが多くなった。
今や大リーグを代表する大打者に上り詰めた松井秀喜選手に求めるのは、ストイックな生き方ではなく、人間味のある、暖かさなのである。
そして、私達ファンの心を驚き(野球のプレー)と優しさ(普段の人間らしい優しさ)で満たして下さい。将来、名誉ある選手とあがめられますように!

【松井秀は27日、ヤンキース広報を通じてコメントを発表。「中途半端な気持ちのままで引き受けては、(何が何でもWBCを制するという)王監督の期待する役割を果たすことなどできないし、してはいけないと思った」と説明。】