日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

アイドル今昔

2005年12月23日 23時22分16秒 | 残日録
劇画家で日本画家の植木金矢さん(84)が”伝説の女優”原節子さんを描く「心象・そして映画の中の原節子展」が、鎌倉市雪ノ下のギャラリー・ユーで開催されている。二十六日まで。入場無料。(神奈川新聞、Dec,22,2005 7:53:06PM)

先日、写真誌の「フラッシュ」が、三浦百恵(旧姓山口)さんの近況を写したとかの雑誌広告があった。激太りとかのスクープらしい。

「原節子」さん(残念ながら、映画を見ていない世代だ)も「山口百恵」さんも、頂点にいる時に、引退の道を選んだ伝説の人だ。一方は、独身のまま、一方は結婚を機会に引退した。原さんは社会との接触を断ったようにも思うが、百恵さんは、子供も大きくなったようだし、一般市民として普通に暮らしている。今更スクープとやらで取り上げる神経は貧しい。ファンであったなら、心の中に生き続けるもので、植木画伯のように、遠い記憶を生き生きと呼び覚ます、自分の中のスターであらねばならない。
その点、絶頂期で死を迎えた「ジェームス・ディーン」や「赤木圭一郎」(共に事故死)は永遠に時間が止まったまま心の中にいる。自ら引退を選んだスターを引っ張り出すことは止めて欲しいものだ。ちなみに、百恵さんのコレクションはないが、赤木圭一郎さんの映画(ビデオ)は持っている。