雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

悔しいから、しつこく木星・火星。

2014年03月30日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
28日夜はまたまた中途半端な雲行きでした。
夜半過ぎにどん曇りになるのはわかっているのですが・・
GPV予報では雲の通過はあるものの夜半前は晴れ間もありそう。
こんな時こそ短時間で撮影できる木星をリベンジ。
透明度は平均以下だったのですが、風が無いので前回以上の木星像を期待しました。
20時過ぎ ふたご座の木星はまだ高く、オリオン座は西に傾いています。

撮影に使用したビデオカメラSONY HDR-CX170は4年前に”裏面照射型CMOS”で感度が高いという事で、
天体撮影用に購入しました。(ズームを最大にしても明るさは十分でした。)

ビデオモニターでは風が無い分、あきらかに前回より像が安定していたので期待したのですが。
左が動画を1200フレームスタックしたもの。右がRegiStax6でWavelet処理したものです。
完成画像と同時刻のステラナビ9の画像です。
( 完成画像はステラナビに合わせて180°回転移動しています。)
撮影DATA: 2014/ 3/28 19:08’頃 VixenR200SS(f=800mm F4) NLV 9mm接眼鏡
録画 約2分(3537フレーム) SONY HDR-CX170 EM-200USD赤道儀 RegiStax6 CanonDPP
約1時間後(20時12分頃)に再び撮影した画像です。
木星は巨大な割に自転周期が短く(約10時間)、大赤斑がもう隠れようとしています。

期待していただけにがっかりの完成画像でした。
がっかりついでに、夜半過ぎに撮った火星も見てやってください。
下は同時刻(29日0時20分頃)のステラナビ9のもの

今回はRegisTax6の処理も試行錯誤を繰り返したのですが、
わたしの天体写真再チャレンジのきっかけとなったさん のブログをみると、
処理前のスタック画像で、すでにわたしの完成画像よりはるかにいい。・・ どゅぅこと!
したがってWavelet処理もいたってシンプル。(わたしみたいにこねくり回していません。)
いくらシィーングが悪かったといっても、ちがい過ぎです。
( もっとも撮影専門で、まじめに望遠鏡を覗いたことは無いので、
良いシィーングの時の見え方がどれほどのものかわからないけど・・)

きっと機材のせいなんだ。(・・技術のちがいじゃないの?)
思い切り短焦点化したR200SS反射鏡を、接眼鏡(NLV9mm)と
ビデオズームMax(光学25倍)で無理やり拡大してるんだもの。

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もういちどチャレンジするとしたら、
シィーングが明らかに良い夜か、
ビデオでは無く、EOS CMRによる動画撮影に
なるでしょう。

雲上くもがみ
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2 コメント

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Unknown (おりおん)
2014-03-31 08:55:44
晴れ間を狙って、アクティブに撮影されてますね~。
がっかりとおっしゃってますが、いい画像だと思いますよぉ。
惑星撮影って、シーイングの影響が大きいんですねぇ。
それにしても、星雲、銀河、惑星、月・・・ほんと、いろんな対象を撮られますね。
私も見習って月、惑星撮ろうかな・・・。
いや、やっぱ私には無理だな(笑)
返信する
無理じゃないですよ。 (雲上(くもがみ))
2014-03-31 09:24:14
おりおんさん 無理ではありませんよ。
FSQではちょっと焦点距離が足らないので、
Canonの中古で安いエクステンダー(x1.4orx2.0)を探して
純正のエクステンダーに組み合わせれば静止画でもいけますよ。
枚数を16枚くらい撮れば、あとはAviStackかRegistackで処理。
他にはEOSのx5クロップで動画処理という手も。
撮影時間が短い割には結構おもしろいですよ。

それにしても、もう二皮くらいむけた惑星写真が撮りたいなぁ。
返信する

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