雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

空がひどけりゃ尻尾を巻いて退散の巻『IC1396・象の鼻』

2023年11月04日 | 天体写真(星雲・星団)
まだ月は下弦前で新月期ではないのですが、贅沢が言える状況でないので
2日夜のSCWの雲予報に期待して機材を設営しました。
太めの月が上ってくるのが20時過ぎ、予報で雲が無くなるのも同じような時間帯。
月が高くなるまでの早い時間帯に 1タイトルでも撮れれば
ブログ記事が書ける・・ という魂胆でした。

20時後半になってやっと雲が無くなったのですが、肉眼では北極星も見つけにくいような空。
21時過ぎの空  これでも30秒露光6枚コンポジットで画像処理しています

すでに機材を設営した以上は何か撮らねば、ということで
ASI533MCでケフェウス座のIC1396の通称『象の鼻』を狙いました。
総露光時間2時間をかけたのですが、
もっと明るい「北アメリカ星雲」にしとけばよかったと後悔。

 IC1396 象の鼻  (ケフェウス座) 
( 元画像の 30%に縮小 ほぼノートリミング )
(  上 が 北 になっています )
撮影DATA : 2023/ 11/ 2 20:54’~ Vixen R200SS(コレクターPH) (合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 20枚 (Gain150) ASI533MC Pro(冷却-10℃) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
*ダーク処理のみ行っています
今回は空の状態からユニティーゲイン(Gain100)はあきらめて、それに近いGain150に初挑戦。
それでも感度が低下するので、露光時間を6分に延ばしています。
本来ならば Gainを下げた事による諧調の拡がり等の効果の検証もやりたかったところですが、
空が悪すぎました。
空の悪さはどうしようもなく 更に月も高くなってきたので、早ばやと撤収しました。

これだけではさみしいので
自宅の”庭撮り”でも、空がよければもう少しまともな写真が撮れる証拠の過去画像。
( 黄色の枠内が今回の533MCの撮影範囲です )
2022年10月26日撮影 今回と同じR200SS鏡筒ですが、
カメラがフルサイズのEOS 6Dのためほぼ星雲全体が入っています
上の画像の撮影時のブログ記事および撮影データは ⇒ こちら

当初の目的であったブログ記事には、なったのですが ・・・・


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実はこの翌日3日夜も同じような雲予報だったので、
期待しないで設営したのですが、かなりいい空でした。
室内からリモートで撮影しながら、このブログ記事を書いていました。
一本どころか、4本分の記事になりそうです。

裏庭のリンドウ、夏の猛暑に焼かれて てっきり全滅かと思っていたのですが、
不思議な事に なぜかいつもの年より元気に咲いています


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