雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

二月のひまわり銀河M63

2024年02月25日 | 天体写真(系外銀河)
2月12日夜(正確には13日早朝)に撮った りょうけん座のM63 通称 ひまわり銀河です。

 M63 ひまわり銀河 NGC 5055 (りょうけん座) 
( 元画像の 50%に縮小 ほぼノートリミング )
(  上 が 北 になっています )
撮影DATA : 2024/ 2/13 03:44’~ Vixen VC200L(レデユーサーHD) (合成fl=1386㎜)
露出 6分 × 17枚 (Gain150  Offset1) LPS-D1フィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃)
 タカハシ EM-200 Temma2M  ステラショット3(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています

この夜はシンチレーション(大気の揺れ)が大きく 拡大撮影には向いてなかったのですが、
さらに早朝には靄(もや)も出てきたようで透明度も悪化。

もう少しキレの良い”ひまわり”画像がないか 過去に撮影したものを探してみました。
その結果2019年4月と2021年3月に撮影した画像が良さそうだったので、
保存してあった撮影画像データから画像処理をやり直してみたのが下の画像。↓

( 元画像の 35%に縮小 )
2019/4/12・2021/3/9 VC200L(fl 1800mm) 総露光時間294分 ISO6400 by EOS6D(HKIR改造)

長焦点のVC200L(レデユーサーなし)で撮っているのですが、フルサイズカメラでの撮影のため写野が広く
銀河が小さく写っています。
銀河部分を等倍(縮小なし)で切り出してみると ↓
ひまわり”に見えるかどうかは別にして、今回撮った画像より細部まで解像できているようです。


撮影時の空の状態もわかる恒例の「只今撮影中ショット」になります。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2024年 2月13日 04時41分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

北斗七星はもっと明るく元気よくあってほしいものです。


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今回 保存してある過去の撮影DATAから処理をやりなおしてみました。
実はCMOSカメラASI533MCを使い始めてから、
私の定番画像処理ソフトステライメージ9(未だPix Insightではない)
の処理方法が変わってきています。
どちらかと言えばナチュラルな方向に。
過去の撮影画像はすべて保存してあるので、いつかはPix Insightを使って
第二の天体写真生活を楽しむ時が来るかも。

昨日は上越市の山間の地区で幻想的な「灯の回廊」が開催されました
じぃじ・ばぁばも誘われたのですがコタツでぬくぬくの方が・・


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