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名所江戸百景209 東京港野鳥公園 秋の一日(1)

2014-12-02 12:25:51 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、大田区・東京港野鳥公園に、先週行った時の写真からです。東京港野鳥公園も葛西臨海公園と同じく開園25年を迎え、11/24(月・祝)に「第3回里地里山フェスティバル・・・」が行われていたそうです。「くまドン」は当日、他の用事があったので、その一日前に撮影に行きました。(久々に休日が休暇日になりました。)
 下の写真は、東京港野鳥公園の西エリアで前回撮影時は、他の場所も撮影が必要だったので、省略した場所です。写真の右外には、自然学習センターがあります。当日は日曜日でしたので、子供をつれた家族づれが多くいました。
 東京湾岸エリアは暖かいので、11月下旬になっても、あまり紅葉が進みません。
(絵画調)

 東京港野鳥公園に行く途中の東京ゲートブリッジを走行中に、晴れた青い空に富士山が霞んで見えていました。
 (この日は車で行きました。橋の上は停止禁止なので、今回の富士山の写真は無しです。)
 11月も下旬で、朝夕は寒さを感じるようになりましたが、自然学習センター前の説明板に赤とんぼがいました。
 かなり弱っているらしく、たまに少し飛びますが、しばらくすると、元の位置に戻り、じっとしています。
 この日、最初に撮影した生き物ですが、正直、野鳥にも食べられず、よく、ここまで生きていたものです!

 (今回もトンボや鳥のアップは、少しトリミング(画像の切り取り)しています。画面率25%~100%ぐらいです)

 最初に向かったのは4号観察小屋です。ここの1号~4号観察小屋はイスがあって、休憩しながら野鳥を待てるので、助かります。

 後方は、西淡水池です。池を見ると、カモとオオバンが少数、アオサギ1羽しかいませんでしたが、他の撮影者に聞いた所、カワセミがエサを採りに来る所が見れるとのこと。それから、朝はノスリも観察できたそうです。

 午後にも、この場所に行きました。ちょうど、カワセミが来ていましたが、観察窓の座った途端に池の水面を水平に飛び去って行くカワセミの姿が見えました。当然、撮影は間に合いませんでした。仕方が無いので、水門の所にいたアオサギの写真です。
 観察小屋から、下の写真の田んぼと池のある所まで戻ると、「くまドン」の頭上を飛んで、再び、池の方へエサ取りに行くカワセミの姿を見る事ができました。あまりにも突然なので、また撮影できませんでしたが、カワセミの姿は二度も見る事ができましたので、満足してしまいました。あきらめが早いです・・・
(絵画調)

 田んぼの近くには、炭焼窯があり、ボランティアの方が、翌日の準備をしていました。

 窯を燃やす燃料は竹のようです。

 続いて、3号観察小屋に向かいます。東京港野鳥公園は埋立地であった現在の西淡水池の場所に、雨が降り、水がたまり、水鳥が集まるようになった為、バードウォチャーの間で有名になり、この池を野鳥観察の公園として残そうとした運動が、この公園を生み出す大きな流れを生み出すことになりました。(元は築地市場の移転予定地でした)

 3号観察小屋の真下に池があります。他の池が複数種類カモの昆群になるのに対し、西淡水池は、不思議な事にマガモを中心とした群れです。しかも、手前に集まっているので、結構、楽しく撮影できます。

 暗くて分かり難いですが、奥にいるマガモ(冬鳥)のオス(♂)の頭は緑色です。手前のカモはクチバシの先端だけが黄色なのでカルガモ(留鳥)かな?
 ところで、朝、この3号観察小屋に入ると、野鳥撮影ベテランのような格好をした撮影者が沢山いたのです・・・!!
 座席が足りず、立ち見で撮影待ちしている人が何人もおります。
 何か珍しい野鳥いるのか・・・・???・・・・

 他の方の話を聞こえてくると、原因が大分判明してきました。東京野鳥公園に行く前日にインターネット上で検索していると、7年ぶりにトモエガモ(巴鴨、冬鳥)が観察されたという情報を見かけました。その場所が3号観察小屋だったのです。ちょうど、3号観察小屋に入った時は、トモエガモは観察窓の死角になる木の陰にいましたので、撮影者が小屋の左側に集まるようにカメラで待ちかまえています。
 結果として、真ん中の席が空いていたので、イスに座ります。ほとんど素人の「くまドン」ですから、真面目な野鳥撮影の邪魔になりたくなかったので、のん気にもマガモやオオバンの撮影をしていました。
 しばらくすると、トモエガモが出てきたらしく、カメラの音の嵐でした。「くまドン」は、どこにいるのか分からないまま撮影チャンスは終了となりました・・・・。ベテランの撮影陣は、しっかりと撮影できたらしく、午後は別の場所で撮影している人が多かったようです。
 午後も4号観察小屋から帰りの途中に3号観察小屋によると、トモエガモが、ちょうど撮影可能な所にいたようでした。午後は場所も空いていたので、撮影することにしました。他の撮影者にトモエガモの親切に位置を教えてもらったのですが、「くまドン」は今一つ良く分からないでいました。その方も撮影中だったので、邪魔しないように、なんとなく、わかったような感じでいました(ありがとうございました)。途中から、トモエガモが移動し始めたらしく、他の撮影者と同じ方向を何枚か撮影してみた所、一枚だけ、まぐれで写っていました。(ボケ・ブレひどいですが)
 まさに、野鳥は素人・丸出しの写真です・・・・・
 下の写真の真中のカモがトモエガモです。両端に写っているマガモより小型です。

 下は、上の写真のトモエガモのみ拡大した写真(一応、撮影した証拠ということで)です。ボケ・ブレでどうにもなりませんが、オスの顔の緑色が巴(ともえ)形している為、トモエガモの名がつきました。日本海側で越冬するカモで、関東地方まで飛来する数が少ないカモです。古くはアジガモ(味鴨、アジ)と呼ばれ、古来から食糧用とされた為、乱獲による激減と生息地の減少により、絶滅危惧Ⅱ類(VUⅡ):絶滅の危険が増大している種類です。

 (※)平成26年11月28日の東京野鳥公園のWebにある自然情報には、トモエガモが観察されています。今冬はトモエガモが引き続き観察できるかもしれません。
 夕方近くなると、池の手前にいたマガモが群れで移動し始め、池の奥(カモのねぐらか?)の方へ移動して行きます。アオサギが中の島に降りたので、後方にねぐらに帰るカモを入れて構図をとりました。


 次は前回も撮影した汐入の池です。カワウ、シラサギ、アオサギが多くいます。

 なぜか池の中心付近に、カモとカイツブリの小群がいるのです。
 ネイチャーセンターは休憩にはもってこいの場所ですが、下は干潟(ひがた)の生物観察場所となっています。
 トビハゼです。

 鳥のエサになるカニいます。

 カワウは特に多く、150羽もいるそうです。下の写真の後方にいる頭の白い個体が繁殖羽の個体です。秋から冬が繁殖期らしいです。

 天然記念物にまで指定されたカワウですが、関東地方だけでも2万羽も増えてしまい、体重2kgに対して、一日500gもの魚を食べる為、アユなどの漁業被害が大きくなってしまい、問題化してしまいました。この問題に対応する為、山梨県水産技術センターでは、本物の卵を偽物の卵に置き換える作戦に出て効果を上げているらしいです。(カワウを追い払っても分散するだけ、卵が無くなると、また産卵するそうです。)もっとも、巣も楽な場所ではないと思いますので、卵を取り替える職員も大変だったと思いますが・・・・
 前回、東京港野鳥公園に行った時にボランティアの方に聞いたのですが、オオタカが潜水が得意なカイツブリを捕らえようとすると、水に飛び込むと溺れて(おぼれて)命を落とすこともあるそうです。獲物を捕らえるオオタカにとっても命がけ行為といえそうです。さらに、潜水が得意で、ほとんど水の中にいるカワウがオオタカに捕食された話は、ほとんど見かけません。ある意味、カワウの増加を抑えて、数を安定させる機能が自然界には弱いのかもしれません。
 夕方近くなると、カワウが寝床の木に戻ってきますが、さすがに増え過ぎて、写真がカワウの集まる木の下が、フン害で白く枯れてしまっています。

 同じくコロニーを作ってフン害を発生させるアオサギやシラサギを捕らえるオオタカの話は、ブログでも時々見かけますが、これが自然界のバランスなのかもしれません・・・・。
 近くに羽田空港があるので、上の写真のように飛行機も入れて撮影できます。
 最後の一枚は、飛行機を超望遠アップで撮影してみました。


 過去に作成したブログは、
 「名所江戸百景144 第26景 八景坂鐙掛松(1) 東京港野鳥公園」
 「名所江戸百景145 第26景 八景坂鐙掛松(2) 大森 品川神社」

 長くなりましたので、続きは次回とさせていただきます。
 今回は、これで終了とさせていただきます。
 「くまドン旅日記」のブログを見ていただきありがとうございました。

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