富岡市 事業仕分け

群馬県富岡市では、昨年に引き続き構想日本に依頼して
事業仕分けを実施します。

　期日　８月２７日（土）午前９時から午後５時２５分まで（予定）
　会場　富岡市生涯学習センター３階　第１・第２会議室
　体制　６名（コーディネーター（進行役）１名、仕分け人５名）
　市民判定人　２０人、仕分け人と市職員の議論の様子を確認し、
　　　　　　　市民判定人としての立場で評価を下します。

昨年１１月６日、７日に富岡市で実施されたときは、
二日間とも傍聴してブログで報告しました。

今年は、構想日本から仕分け人として参加して欲しいと
依頼がありましたので、行って来ます。
仕分け人は、その場で初めて資料を読んだり
説明を聞くのではありません。

１週間以上前に資料が送付され、
相当の時間をかけて準備します。
基本的には資料そのものをよく読みます。
市のホームページもよく確認します。
その他、必要に応じて専門書を読んだり、
ニュースなどの資料を確認したり、
国や他の自治体の取り組みなども調べて比較します。

事業仕分けは民主党政権になってから
国の省庁を対象に実施され有名になりました。
けれどそれよりずっと前から、構想日本は
日本各地の自治体の事業仕分けを実施してきました。

私は以前、群馬県庁に勤務しているときから
ボランティアとして構想日本の仕分け人として
活動してきました。

これまで私が参加した自治体は、
２００７年の久喜市から始まり、
草加市、町田市、習志野市、小田原市、静岡県庁、沼津市、
そして、昨年の桐生市、龍ヶ崎市です。
今度の富岡市で１０団体目になります。

事業仕分けとともに、
事業仕分けのような取り組みも広がっています。
しかし、内部職員が非公開で行うような作業は、
単なる内部査定や職員会議です。

構想日本は事業仕分けと呼ぶための条件を示しています。
　1.予算項目（事務事業レベル）での議論
　2.「そもそも論」
　3.外部の視点
　4.全面公開
　5.「事業シート」の作成
　6.明確な結論
　7.第三者機関（事業仕分けの経験があり、利害関係を有しない機関）との共同準備

事業仕分けは万能ではなく、本来は個々の事業の事後評価です。
事業目標に対して、コストや手間に値する成果が出ているのかどうかを
確認する作業です。

自分の自治体以外の事業について、
効果やコスト、社会的背景などについて
真剣に調べて議論することは、
自分の自治体の政策を考える上でもとても勉強になります。

事業仕分けは、どなたでも傍聴できます。
富岡市周辺にお住まいの方は、ぜひお出かけ下さい。

Ｐ．Ｓ．
明日の夜は１９時から２０時まで
富塚町会館で多田稔市政報告会を開催します。
町内の皆様、ぜひお待ちしております。