伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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「水道を救え」加藤崇 

2023-09-15 17:20:52 | 水道

コロナ療養中に読んでいる本の中で

この本は一番のお薦めです。

 「水道を救え」加藤崇2022.11 新潮新書

自治体職員、首長、議員の方はぜひ読んでください。

水道事業従事者の方は必読です。

 

この本をもとに

水道事業におけるAI技術の導入状況について

12月議会で質問をしたいと思います。

 

 

地方自治体が担っている業務の中で、

必須の仕事の一つが水道事業。

生活に欠かすことのできないライフライン。

 

この大切な水道は全国的に老朽化が進む一方で

人口減に伴う赤字拡大と、

老朽化した管路等の更新が滞っており、

じわじわと漏水事故が多発し、

非常に大きな時限爆弾となっているのです。

 

 

この本のポイントは4つ、

1 水道の歴史と現状の解説

2 耐用年数を超えた老朽管について

3 老朽管更新の財政的・技術的課題

4 AIを使った水道管の老朽度予測

  

 

(多田解説)

全国的に耐用年数を超えた老朽管が多数使われています。

しかし財政的、人手的な問題から更新は微々たる量。

水道管の寿命は置かれた環境や使用状況によりまちまち。

限られた予算でより効率的に交換していく必要がある。

設置年数の古い順ではなく、漏水危険度の高い順に

水道管を交換していくのが一番望ましい。

その劣化度判定のために開発されたソフトが

非常に有効で、豊田市や会津若松市で導入済み。

 

 

地中にある水道管の「見える化」に取り組むのは、

著者の加藤崇さんが設立したフラクタ社。

AIを活用した水道管劣化状況を診断するソフトウエア

全米82,国内34事業者が採用。

その精度は世界一。

 

 

ベンチャー企業を興した加藤さんの信念と行動力は、

とても尊敬できますので、

他の分野の経営者の方にも強くお薦めします。

 

 

 

 

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