伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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香川県 水道の次は下水道の広域化

2023-04-06 17:19:22 | 水道

香川県は全国一の水道事業の広域化を進めています。

なんと県内すべての自治体の水道事業を一つに統合し、

香川県広域水道企業団」という一部事務組合で運営しています。

 

水道事業は代表的な装置産業であり、

ダムなどの水源の確保から浄水場、配水場、水道管の埋設等

巨大な設備と初期投資が必要な事業です。

会計的には、巨額の固定費が必要で、

その上にポンプを動かす電気代等の変動費が乗っかります。

 

各自治とも以前建設した施設の老朽化が進むとともに、

人口減少に伴う水需要の減少と料金収入の減少、

ベテラン水道技術職員の退職等の共通課題を抱えています。

 

それぞれの自治体が、

水源から住宅に給水するまでの施設をフルセットで所有し

稼働させているのは、水需要の減少に伴い

ますますロスが大きくなります。

できるだけ経費を削減し、効率的に水道事業を行うには

事業を統合する広域化が必須です。

 

香川県はすでに全県で水道事業を一本化している

水道事業先進県ですが、このたび

下水道事業についても広域化を検討している報道がありました。

 

香川県汚水処理事業広域化・共同化計画 概要版』によれば、

 「本県の汚水処理事業の「広域化・共同化」については、

  全県的な組織や経営の統合をめざすものではなく、

  共通の課題を抱える事業者が一体となり、

  より効率的な汚水処理事業の事業経営をめざすものであり、

  実施可能な範囲で広域化・共同化を進めるもの」

とのことです。

 

県に期待される役割として、

市町村の範囲を超える広域行政の旗振り役として、

香川県は非常に優れていると思います。

 

 

 

(参考)

群馬県汚水処理事業広域化・共同化計画の概要

市原市 市民による事務事業総点検 見学レポート(水道の広報事業)2016-08-09

市原市、水道事業で数値改竄 組織ぐるみ40年以上か 2017/11/8 

 

 

 

 

 

 

 

 

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