伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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水道 なぜ施設の統廃合が切り札なのか

2023-02-02 12:04:40 | 水道

昨日のブログで水道事業を取り上げました。

長期的な人口減少や施設の老朽化の中で、

なぜ施設の統廃合が切り札なのか、解説したいと思います。

 

 

まずは全国最優秀の事例を見てみましょう。

岩手中部水道企業団の取り組みです。

それまで2市、1町がばらばらに行っていた水道事業を統合。

最適な水源と必要十分な施設を存続させ、

過剰な施設は廃止。

バラバラで行っていた時よりも大幅なコストダウンを実現。

こちらに2019年のわかりやすい記事がありますので

ぜひリンク先をお読みください。

     (上掲資料:リンク先の記事から引用)

 

 

 

次は、岩手中部水道企業団作成の「水道ビジョン」です。

資料は100ページありますので、

施設統廃合に関する部分を抜粋します。

 

 

施設の数や規模が違いますので同列には扱えませんが、

岩手中央水道企業団は4ページにわたり

施設の統廃合等を具体的に記述しているのに対し、

伊勢崎市の「水道事業ビジョン」における統廃合の記述は下記のとおり

非常に抽象的で、分量も8行。

 

 

これでは施設統廃合に対する認識や取り組みが弱いと感じました。

これから先長期間にわたって人口と水需要が減っていく中で、

料金収入が減る中でいかに健全経営を維持するかが課題。

使っている世帯があれば水道管はむやみに廃止できません。

だとすれば、

過剰となっていく水源や配水場などを建て替える際に

統廃合を進めることが一番効果的と考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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