http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/isoukai2015/topics/201410/539151.html
日本医学会総会2015関西プレビュー
【柱3】先制医療(個の視点からの予防医学)単なる予防を超えた「先制医療」の時代に京都大学大学院医学研究科、神経内科教授・高橋良輔氏に聞く
2014/10/30
―― 来るべき超高齢社会での先制医療の役割の大切さがよくわかりました。ではその先制医療を実行に移していくには。
もちろん超高齢社会の最前線におられる開業医の先生方への期待が大です。表面上、異常はない人でも将来、病気になる体質をご存じなのは、その人の一番身近におられる医師、かかりつけ医の先生方です。病気になった患者さんを治すばかりではなく、患者さんを病気にしないようケアすることがこれからは医療の重要な役割になります。先制医療は社会全体の利益に貢献するコンセプトです。そしてその普及の鍵を握っておられるのは開業医の先生方です。ぜひ多くの先生方をはじめ、メディカル・スタッフの皆さん、病院経営にかかわる方々に来春の医学会総会にお集まりいただいて、ご一緒に先制医療について議論を深めていただきたいと思います。
薬でしか対処治療できない、今の医療にどんな病気予防の期待が持てるのでしょうか。夢幻とおもつています。