安全と安心(前)
東京都の豊洲新市場移転における土壌汚染の問題で、専門者会議が「きちんと遮断できれば安全性は問題ない。あとは安心が確保できるかという問題だけで、これについては行政が担うべき」という見解を出した、というのがニュースに出ていました。
まさしく云い得て妙の実態なのでしょう。もともとその土地の土壌汚染が甚大であることはわかっていること。だからいかに施設に影響を与 . . . 本文を読む
炭水化物と腸内細菌
先日参加した第45回日本総合健診医学会総会は、うちの若いスタッフの発表の付き添いと単位をもらうための特別企画に参加するのが目的でしたので聴く内容も限られていましたが、そんな中で、シンポジウム「加齢リスクとサプリメント」での日経BPヒット総合研究所の西沢邦浩氏の講演『個別化医療時代の機能性食品利用と検査』はとても勉強になりました。
中でも印象的だったの . . . 本文を読む
「他人と過去は変えられない」
「他人と過去は変えられない」
ある人が、賢人の格言を引用してよくこのコトバを使います。わたしもとても気に入っているコトバです。いろいろなヒトのいろいろなことにイラッときたりしたら、このコトバを思い出しましょう。なぜだかスッとわだかまりが消えます。グチは何の得にも徳にもならないし、グチから得られるものは何もない。そして、グチを吐いても何もすっ . . . 本文を読む
現役の医師ですら、こんな風ですから、一般人は押して知るべし。予防の意識はホトンド、ゼロに近いはず。痛みを感じないからでは。歯周病、物が見えている、担当医に行きませんね。悪くなってから、手遅れになってから後悔する。70歳過ぎていればあきらめる、でも現役の方は少しは自分の体をいたわるべし。
正直言って面倒くさい?
<糖尿病患者の10人に6人が眼科検診を受診 . . . 本文を読む
Cadetto通信JTに異例の反論を出した国がんが抱く危機感(2016/12/07)
うこの手のデータは無駄
<少量の長期喫煙で死亡リスク上昇>
「たとえ1日1本未満という少量の喫煙でも長期間継続することで全死亡リスクが1.64倍に高まり、肺がんリスクは9.12倍になる」という米国の大規模前向きコホート研究(JAMA Internal Medicine(2016年 . . . 本文を読む
57歳の健康
依頼されていた2回の講話も無事に終わりました。1日目は前日からぎっくり腰に見舞われ、2日目は前日からの風邪で咽頭痛に悩まされながらの1時間でしたが、何とか切り抜けました。
今回の対象になる皆さんは退職前(57歳)の年齢で、退職後のライフプランを考えるための研修会の一環として講師を頼まれました。ここ、4、5年はこの世代を対象に話していますが、2010年までは . . . 本文を読む
人工甘味料
定期配信されている情報紙の10月号のテーマは『人工甘味料』。今や、人工甘味料の含まれていない加工食品なんてないのではないかと思われる現在ですが、実はまだ人体への影響はあまり解明されていません。
人工甘味料と聞いてわたしが知ってるのは、アスパルテームとサッカリンくらいでしょうか。15年近く前から、アスパルテームの悪名(発がん性物質など)は聞いていました。それで . . . 本文を読む
何が起きるかわからないからこそ
来週、退職前の企業職員夫婦を対象に講話を依頼されています。毎年のことなのにとうとう自分より年下の世代に話す年回りになりました。何度もここでも書いてきましたが、話のトーンが年々変わってきているのがわかります。「生活習慣病の予防と対策」がテーマなので病気のはなしをしなければならないのは確かですが、『病気』の姿をどうとらえるのか、自分の実際の人生 . . . 本文を読む
すること、しないこと
今年も恒例のカラダのリセット時期がきました。今年の冬で3回目。1回目に10キロ以上の減量で”じじい体型”になってしまったことを反省し、2回目には筋トレを導入したもののやっぱり7キロほど減量。今年はそのままの体型が維持できそうだったけれど4月の被災で一気に体重が減り、何をしても太らなくなったと思ったら8月の盆明けから突如蓄積に転 . . . 本文を読む
2つのこと
「一度に2つのことをする」というのは実はとても高度なことなのだそうです。小学校高学年になってからやっとできるようになるのが普通だとか。
私たち夫婦が通っている少林拳教室には、最近小学生の兄弟がくるようになりました。たしかに小学校1年生の弟くんは、号令を掛けながら型をするのが苦手です。基本功をやっていると号令を忘れ、号令をしていると手足が動かない・・・「こんな . . . 本文を読む