グルコースを摂取しなくても脳の働きに支障はない
糖質を減らすように説明したとき、最も多い反論は「糖がなければ脳が働かなくなるのではないか?」というものです。確かに、脳のエネルギー源はグルコースが主であり、脂肪酸は血液脳関門(神経細胞への物質供給を制限している仕組み)を通れないので脂肪酸は脳のエネルギー源にはなれません。
しかし、例えば山で遭難して10日間以上飢餓状態になっても、何らかの目的(修行や難病治療など)で長期間絶食しても、思考力や記憶力には全く障害はないはずです。その理由は、糖質や食事を全く摂取できなくても、体に蓄えた脂肪やタンパク質から肝臓でグルコースを生成できることと、グルコースが枯渇した状況で脂肪酸が燃焼するとケトン体(アセト酢酸とβ-ヒドロキシ酪酸)という物質ができ、このケトン体は脳のエネルギー源となるからです。
ケトン体は細胞膜や血液脳関門を容易に通過し、骨格筋や心臓、腎臓、脳など多くの臓器に運ばれ、これらの細胞のミトコンドリアで代謝されてグルコースに代わるエネルギー源として利用されます。特に脳にとってはグルコースが枯渇したときの唯一のエネルギー源となります。つまり、グルコースを摂取しなくても、脳の働きは正常に維持されるのです。 . . . 本文を読む
毎日一ミリg服用して睡眠してます。コロナに効くなんてラッキーです。10年服用、実験体のこの身体、まだ死んでないから大丈夫でしょう。後10年後の認知症が出るかどうか、興味あるところ。 . . . 本文を読む
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2019年8月12日のブログ記事一覧-「漢方がん治療」を考える
がんの予防や治療における漢方治療の存在意義を考察しています。がん治療…
がんの予防や治療にお . . . 本文を読む
581)抗がん剤依存症:なぜ死の間際まで抗がん剤治療を受けるのか
2018年02月14日 / Weblog
図:終末期に抗がん剤治療を受けた患者は、受けなかった患者よりも、集中治療室(ICU)で亡くなる頻度が高く、死亡時に心肺蘇生や人工呼吸器の装着を受けることが多い。末期がんで抗がん剤治療を受けた患者は自宅で看取られる率が低く、ホスピスや自宅など自分が希望した場所で亡く . . . 本文を読む