健保のつぶやき

食事、トイレと他人様に頼る必要はないが、薬に頼る生活がソロソロ始まりました。当面は「親鸞さん」に照準。

体に聴いてみる

2014-03-29 06:50:57 | 屁理屈医師

http://satoritorinita.cocolog-nifty.com/satoritorinita/2014/03/post-eae2.html

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試してみればいい

 

「いつも夕食の後だけお腹が苦しくなって気持ち悪くなる。胃の辺りをマッサージしていると良くなるのだけれど、これはなぜでしょうか?」

という質問を受けました。朝食や昼食の後には起きないけれど、夕食の後だけ起きるのだと。聞けば、朝昼に対して夕食は若干多めに食べてしまうことを除けば特に特殊なことはしていないとのこと。やせ型の女性の方ですし、これまでの胃カメラの歴史をみても軽い萎縮性胃炎を指摘されている程度なので、可能性があるならば胃下垂などによる機能的な問題なのかな、と思います。

で、どうするか? 一応、消化器クリニック受診をお勧めしましたが、どうせ消化剤を処方される程度ではないかと想像がつきます。器質性の病気でない以上、そして胃下垂などの構造的な問題であるならば、食事のとり方を変えてみるしかないでしょう。クスリをしばらく飲んでおけば完治するというものでもありますまい。夕食の量を半分にしてみるとか、内容を軽くしてみるとか、いつもより噛んでみるとか、よくなるならその方法を続けることでしょうし、よくならないなら違う方法を試してみることでしょうし、試行錯誤してみるのが一番いい方法なのだと思います。

生活習慣や食事習慣に関連するカラダの反応は千差万別ですが、少なくとも自分のカラダからのノー!の意思表示なのですから、これをマニュアル通りにというか、普遍的・教科書的な理屈に則って処理しようとしてもうまくいくとは限りません。

各人各様のカラダの主張がありましょう。自分のカラダがイエスと云ってくれるまで試してみればいいだけのことだと思います。

糖質制限をとやかく言う人がいるが、やっている本人は満足している。満足しているから、人にも紹介したいそんな気持ち。エビデンスが無いとか、茶々を入れるがそれはそれで仕方が無い。拡大するとこまる人がいるのは世の常。薬を飲まないで健康を取り戻す。これが医者の務めであったが、患者が薬を求めるのであればいたし方の無い話。自分が自分自身の名医になるために60歳の手習い。ドクターの資格は無いが、自分自身が患者であれば、無資格診療も許されるはずである。今日は、いつもの医師、週休でブログもオヤスミです。わたしは出勤。