サプリメントで炎天下のスポーツ対策 ②
- カテゴリ:健康
- 2011.07.26
人類の祖先をたどると塩分を含む海から誕生しており、魚や海藻が塩分を含むように人体も塩分を
含んでいます。
人体の塩分濃度は体の水分量の約0.9%と言われ、みそ汁の塩分濃度は1%前後ですからそれ
より少し塩分が薄い程度です。
汗の塩分濃度は血液の塩分濃度より低いのですが汗をなめるとしょっぱいことからわかるように
汗で水分と共に塩分も失われてしまうのです。
塩分の成分であるナトリウムは筋肉の収縮に深い関係があり、汗で塩分が失われたり、水分で
体内の塩分濃度が薄まると筋肉が正常に収縮できず、筋肉がけいれんを起こしパフォーマンスが
低下してしまいます。
汗をかいたとき水分だけを補給した場合、体内の塩分濃度が薄まりそれ以上水がほしくなくなります。
人間は体内の塩分を一定に保とうとするため、水分のみ補給して体内の塩分濃度が薄まってしまう
と余分な水分を体外へ出そうとします。
スナック菓子やラーメンなど塩分が多いものを美味しく感じるのは体が塩分を必要としているからです。
汗をかいていないときは塩分の摂り過ぎに注意が必要ですがスポーツや労働で汗をかき塩分を
失った場合は水分の補給と共に塩分の補給をしてパフォーマンスを低下させない心がけが大切です。
健康と長寿を約束する食事法 「心臓病にならない食事法」③
- カテゴリ:健康
- 2011.08.04
■この食事法が心臓病を防ぐ
Mさんはふだんから健康に注意し、適度に身体を使い、肥満しないよう心がけていました。
腹囲も75センチでスマートな体形です。
タバコは吸わず、飲酒量も普通程度。
それなのに心臓がパンクしたのは、不自然な早起きと力仕事のせい(ストレス)と思われます。
一般的には、次のような食事法が心臓病を少なくするといわれます。
①肉食を少なくし、植物性タンパクを重視する。豆腐・納豆・厚揚げ・納豆・枝豆・えんどう豆・落花生、
ゴマなど豆類やナッツ類を増やす。これらに含まれる油脂はコレステロール低減に効果がある。
②サバ、イワシ、アジなどの魚は含まれるDHAやEPAがコレステロール低減によい。また、イカ、タコ、
カキ、ホタテなどは含まれるタウリンが血圧やコレステロール低下に役立つ。
③野菜・果物・海藻類・きのこ類はビタミンやミネラルに富み、心臓の強化に良い。とくに、タマネギ、
ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウなどは硫化アリルが多く、心臓を強くする。
④ラーメン、みそ汁、漬物(とくにザーサイやキムチ)などに塩分が多いので減らす努力をする。
しょうゆやソース類も少なめにする。
⑤外食やコンビニの食事は油物と塩分の両方が多いので、なるべく家庭で食べる。
⑥アルコール、タバコ、コーヒーは心臓の負担を高めるのでほどほどに。
⑦サプリメントのCoQ10は心臓病の医薬品に使用されるほど、大きな効果が承認されている。
心臓が心配な人は予防に用いると良い。
野沢秀雄 Kentaiニュース196号(2011年7月発行)より転載
http://www.kentai.co.jp/blog/cat6/
塩が血圧を上げる原因ですが全員が上がるわけではない。人間の身体は精巧にできている。